映画『こんにちは、母さん』では、なぜか、荻生直文(寺尾聰)が、神崎昭夫(大泉洋)に「あなたには牧師はムリ」と言ってしまいます。
なぜ、穏やかな牧師が、そんな事を言ったのか?詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。
映画『こんにちは、母さん』のキャスト
日本のファミリー映画『こんにちは、母さん』は、2023年9月1日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 神崎福江(演:吉永小百合)高齢になった時に恋をして、息子に嫌がられる女性
- 神崎昭夫(演:大泉洋)仕事・母親の恋愛・娘の家出・妻との離婚に悩む男性
- 神崎舞(演:永野芽郁)神崎福江の孫娘であり、神崎昭夫の娘
- 荻生直文(演:寺尾聰)教会の牧師で、神崎福江から好かれている人物
- 木部富幸(演:宮藤官九郎)神崎昭夫の同期の社員
- 琴子・アンデション(演:YOU)神崎福江と仲の良い女性で、元社長令嬢
- 昭夫の妻(演:名塚佳織)義母・神崎福江に謝る女性
- ホームレスの男性(演:田中泯)神崎福江と荻生直文の関係を嫌う男性
- 昭夫の部下(演:加藤ローサ)性格が優しいOL
- 久保田常務(演:田口浩正)神崎昭夫の上司
- 出前の配達員(演:シルクロード)就活をしながらアルバイトに励む男性
- 明生(演:本人)力士として活躍する人物
映画『こんにちは、母さん』のストーリー
神崎昭夫は、大企業の人事部に所属していたので、同期社員で仲の良い木部富幸が、退職勧告を受けるリストにあがっている事が分かっていました。
前もって分かっているのに、退職勧告を止められなくて、もんもんとした気分に陥っている時に、別居中の妻の家から、娘の神崎舞が実家に家出している事を知ってしまいます。
『なにをしているんだ』を思ってしまいますが、娘から「おばあちゃん、今、牧師さんに恋をしているんだよ」と教えられてしまい「辞めてくれよ、もう」とウンザリしてしまいました。
神崎昭夫は、何となく嫌悪感を抱いてしまって、牧師の荻生直文と一緒に銭湯へ入る事になった時に「うちの母はああ見えて、若い時はピチピチしていた」とからかってしまいます。
実家に帰ると、娘に「牧師にそう言ってやったら、顔を赤くしてやがった」と笑うと「もう!牧師さんの事を悪く言ったら、許さない」と怒られてしまうのです。
そんなある日、牧師の荻生直文が実家へやってくるので、神崎昭夫は「僕でも、牧師の仕事はできますかね?」と聞いたら「あなたにはムリでしょうね」「ムリですか?」
神崎福江は「当たり前よ、バカ」と息子を叱りつけてしまうのです!
荻生直文(寺尾聰)が神崎昭夫に「あなたには牧師はムリ」と言った理由
荻生直文(演:寺尾聰)が、神崎昭夫に「あなたに、牧師はムリでしょうね」と言ったのは、自分にあまり良い感情を持っていなかったという事よりも、人を導けるほどの余裕がないと思ったからでしょう。
さらに、自分が大学に所属をしていて、教授たちの顔色をうかがっていた時と、神崎昭夫が重なって見えてしまったので「今ではムリだけど、今後、成長したら分からない」と見たハズです。
言い換えれば、今のあなたに牧師はムリだけど、人を導けるほど余裕を持てれば、牧師の仕事が務まると期待を込めて言ったのでしょう。
映画『こんにちは、母さん』のまとめ
映画『こんにちは、母さん』では、牧師の荻生直文(寺尾聰)が、美しい神崎福江と良い感じの関係になっていたので、神崎昭夫やホームレスの男性たちから、そっけない態度を取られてしまいます。
しかし、そういったウップンで、神崎福江に「あなたに牧師はムリ」と言った訳ではないので、あの言葉は、なかなか深い重いがあっての言葉でした。
この映画のストーリーが終わった後の先は分かりませんが、もしかしたら、成長した神崎昭夫が牧師になっているのかもしれませんね。