大河ドラマ『どうする家康 第34話』で、豊臣秀吉が母さえも人質に出しておきながら、次回予告で「戦が無くなる事はねぇ」と言ってしまいました。
実は、豊臣秀吉が戦を無くそうとしなかったのは、豊臣家に大きな弱点があった為なので、その弱点について紹介しましょう。
大河ドラマ 『どうする家康』のキャスト
どうする家康に登場する人物や俳優たちは、以下の通りです。
徳川家
- 徳川家康(演:松本潤)のちの徳川家康
- 徳川信康(演:細田佳央太)徳川家康と築山殿の嫡男
- 松平広忠(演:飯田基祐)竹千代の父で、家臣の裏切りにあう
- 於大の方(演:松嶋菜々子)徳川家康の母
- 築山殿-瀬名(演:有村架純)松平元康の妻になり、歴史上では悪女と評される
- お葉(演:北香那)徳川家康の側室で、督姫を産む
- お万(演:松井玲奈)徳川家康の側室で、結城秀康を産む
- 亀姫(演:當真あみ)徳川家康と築山殿の娘で、奥平信昌に嫁ぐ
- 於愛の方(演:広瀬アリス)徳川家康の側室で、徳川秀忠たちを産む
- 登与(演:猫背椿)徳川家康の叔母で、酒井忠次の妻となる人物
- 酒井忠次(演:大森南朋)徳川四天王の筆頭で、柴田勝家を撃退した程の重臣
- 本多忠勝(演:山田裕貴)徳川四天王の一人で、徳川家の随一の猛将
- 榊原康政(演:杉野遥亮)徳川四天王の一人で、武田軍を翻弄する知将
- 井伊直政(演:板垣李光人)徳川四天王の一人で、井伊の赤備えは特に有名
- 鳥居元忠(演:音尾琢真)徳川家の忠臣で、伏見城を死守しようとする武将
- 大久保忠世(演:小手伸也)徳川家の重臣で、武田信玄から一目置かれる武将
- 平岩親吉(演:岡部大)松平信康の傅役(もりやく)
- 鳥居忠吉(演:イッセー尾形)松平家の老臣で、竹千代を支える武将
- 服部半蔵 -正成(演:山田孝之)徳川家康のもとで、忍びの仕事を引き受ける武将
- 石川数正(演:松重豊)豊臣家へ謎の出奔をする重臣
- 本多正信(演:松山ケンイチ)徳川家の随一の知将として知られる武将
- 夏目広次(演:甲本雅裕)三方ヶ原の戦いで、徳川家康の身代わりになる忠臣
- 本多忠真(演:波岡一喜)三方ヶ原の戦いで、奮戦する武将
- 渡辺守綱(演:木村昴)今川家との戦いで奮戦して『槍半蔵』と恐れられる武将
- 大鼠(演:千葉哲也)服部半蔵に使える忍び
- 女大鼠(演:松本まりか)大鼠の娘
- 久松長家(演:リリー・フランキー)桶狭間の戦いの後に松平家に従う
- 松平昌久(演:角田晃広)桶狭間の戦いで討ち死にする武将
- 山田八蔵(演:山田重英)徳川の忠義を貫く家臣
- 大岡弥四郎(演:毎熊克哉)徳川を裏切る逆臣
今川家
- 今川義元(演:野村萬斎)東海一の弓取りと評される駿遠三の大大名
- 今川氏真(演:溝端淳平)松平元康の才覚に嫉妬する今川義元の後継
- お田鶴(演:関水渚)今川義元の義妹で、瀬名の盟友
- 糸(演:志田未来)三国同盟のために、今川氏真に嫁ぐ人物
- 関口氏純(演:渡部篤郎)瀬名姫の父で、今川家の悲劇の武将として知られる
- 巴(演:真矢ミキ)関口氏純の妻で、一説には今川義元の妹として知られる
- たね(演:豊嶋花)瀬名の侍女
- 鵜殿長照(演:野間口徹)今川家の西進作戦で功績をあげる重臣
織田家
- 織田信長(演:岡田准一)徳川家康と同盟を結ぶが魔王と恐れられる革命児
- 織田信秀(演:藤岡弘)織田信長の父であり、今川や斎藤と争うほどの大名
- お市(演:北川景子)織田信長の妹で、戦国一の美女と評される
- 五徳-督姫(演:久保史緒里)織田信長の娘で、徳川信康に嫁ぐ
- 藤吉郎(演:ムロツヨシ)機転が利く男であり、のちの豊臣秀吉
- 柴田勝家(演:吉原光夫)織田四天王の一人で、甕割り柴田の異名を持つ
- 明智光秀(演:酒向芳)織田四天王の一人だが、謎の謀反を起こす
- 佐久間信盛(演:立川談春)織田信長に反論して、恨まれる重臣
武田家
- 武田信玄(演:阿部寛)武田騎馬軍団を率いて、徳川家康を苦しめる大名
- 武田四郎勝頼(演:眞栄田郷敦)武田信玄の後継者
- 山県昌景(演:橋本さとし)武田家、随一の猛将
- 穴山梅雪-信君(演:田辺誠一)徳川・織田連合軍の内応に従う裏切り者
その他
- 浅井長政(演:大貫勇輔)北近江の戦国大名で、妻はお市の方
- 水野信元(演:寺島進)徳川家康の叔父にあたる大名
- 登譽上人(演:里見浩太朗)徳川家の旗印となる言葉をさずける住職
- 空誓上人(演:市川右團次)三河の一向一揆を引き起こす僧侶
- 千代(演:古川琴音)空誓上人に協力する謎の人物
- 茶屋四郎次郎(演:中村勘九郎)本能寺の変を徳川方に知らせた人物
- おふう(演:天翔愛)奥平貞昌の妻で、武田方によって処刑される人物
大河ドラマ『どうする家康 第34話』のストーリー
徳川家では、石川数正が裏切った事により、激しい動揺が走ってしまい、井伊直政は特にいきりたってしまいますが、徳川家康は「去った人間を気にしても仕方あるまい」と言い放ちました。
本多正信は「これで、わが軍法が秀吉に筒抜けになってしまいました。いっその事、武田の軍法に変えてみては?」と進言すると、井伊直政が、その役目を引き受ける事になったのです。
もはや、豊臣の大軍勢が徳川の領土に侵入するのは目前かと思われた、天正13年11月29日、大きな地震が襲いました。
世に言う『天正地震』でしたが、この被害は徳川の領土よりも、豊臣の領土のほうが、被害は甚大でした。
寧々は「もはや、戦どころではありません。今は民を救って立て直さねば、足元から崩れます」と言うと、豊臣秀吉は「分かっておるわ、それにしても、悪運の強い奴だわ」
しかし、豊臣秀吉は、妹の旭姫を、徳川家康に嫁がせて、次は母さえも人質に出そうとします。
これを断ったら、次こそ戦になる所でしたが、徳川家康は旭姫に「今まで、おどけて、両家の橋渡しになろうとして、すまなかった」と頭を下げながらお礼を言うのです。
徳川家康は、ついに上洛を決断しますが、これで悲願だった天下泰平を実現できるのでしょうか?
『秀吉の母が人質になっても戦を無くさない理由』
豊臣秀吉は、妹や母さえも人質にして、徳川家康を屈服させますが、それでも戦を辞めようともせず、北条家を滅ぼして天下統一した後に、明国(中国)さえも屈服させようとしました。
なぜ、豊臣秀吉が戦を無くそうとしなかったのか?それは、豊臣家に大きな弱点があったからです。
それは、豊臣家は、もとは百姓上がりの藤吉郎が作り上げた政権であり、織田や徳川のような、古参の重臣がいなかったのです。
豊臣秀吉は、多くの家臣たちをつなぎとめるには、多くの領土を分け与えるしかないと思っていて、そのためには戦を続けて、相手から領土をぶんどり、家臣に与えるしかないと思っていました。
天下統一した後は、いよいよ、これ以上、分け与える領土がないと思って、海外にまで進出を企てた訳ですが、これが豊臣家にトドメをさす事になる訳です。
大河ドラマ 『どうする家康 第34話』のまとめ
第34話では、徳川家康が旭姫に頭を下げますが、史実ではどうだったのか?それは分からない所ですが、あそこで臣下の礼を取れる所が、徳川家康のすごい所でした。
徳川家康は家臣になりながら、力を蓄えて、逆襲の機会をうかがって、ついには江戸幕府を開くに至ります。
現代の政治家は、少しは徳川家康を見習って欲しいものですね。