永守徹のモデルが支援を申し出たのは牧野富太郎のためではなかった!朝ドラ『らんまん 第119話』

引用:https://www.nhk.jp/p/ranman/ts/G5PRV72JMR/blog/bl/pkLm3a5nL6/

朝ドラ『らんまん 第119話』では、資産家の永守徹(演:中川大志)が登場しますが、この人物のモデルは、実際に槙野万太郎のモデルを援助した事があります。

ただし、永守徹のモデルの援助は、実は槙野万太郎のモデル・牧野富太郎のためではなかったので、その理由について紹介しましょう。

朝ドラ『らんまん』のキャスト

らんまんは、2023年4月3日から放送開始されました。

監修&演出

  • 監修:田中伸幸
  • 演出:渡邊良雄&津田温子&深川貴志

登場人物&俳優

  • 槙野寿恵子(演:浜辺美波)牧野寿衛子がモデルとなる人物
  • 槙野万太郎-青年時(演:神木隆之介)植物学の研究者
  • 槙野万太郎-幼少時(演:森優理斗)高知の裕福な酒造業の跡取り息子
  • 槙野万太郎-少年時(演:小林優仁)9〜12歳の頃の槙野万太郎
  • 槙野ヒサ(演:広末涼子)槙野万太郎の母
  • 槙野綾-青年時(演:佐久間由衣)槙野万太郎の姉
  • 槙野綾-幼少期(演:太田結乃)弟を優しく見守る少女
  • 槙野タキ(演:松坂慶子)槙野万太郎の祖母
  • 西村まつ(演:牧瀬里穂)西村寿恵子の母親で、白梅堂を経営する人物
  • 井上竹雄-青年時(演:志尊淳)酒蔵『峰屋』の番頭の息子
  • 井上竹雄-称念寺(演:井上涼太)槙野万太郎の世話を命じられる少年
  • 豊治(演:菅原大吉)峰屋の分家で、以前まで嫌味の多かった人物
  • 伸治(演:坂口涼太郎)豊治の息子
  • 天狗-坂本龍馬(演:ディーン・フジオカ)神社で槙野万太郎と出会う
  • 池田蘭光(演:寺脇康文)名教館の学頭
  • 堀田寛太(演:新名基浩)槙野万太郎の幼馴染
  • 幸吉(演:笠松将)峰屋で働く青年
  • 野田基善(演:田辺誠一)槙野万太郎が憧れる植物学者
  • 槙野万太郎が憧れる植物学者
  • 楠野喜江(演:島崎和歌子自由民権運動を応援する女性
  • 早川逸馬(演:宮野真守自由民権運動
  • 中濱万次郎(演:宇崎竜童)ジョン万次郎とも呼ばれる男
  • 市蔵(演:小松利昌)峰屋の番頭で、竹雄の父親
  • 広瀬佑一郎(演:中村蒼)槙野万太郎の元学友
  • 倉木隼人(演:大東駿介)トランクを狙おうとして、槙野万太郎と知り合う
  • 倉木えい(演:成海璃子)質屋で槙野万太郎と出会う女性
  • 堀井丈之助(演:山脇辰哉)小説に熱を入れる落第生
  • 江口りん(演:安藤玉恵)十徳長屋の差配人
  • 牛久亭九兵衛(演:住田隆)十徳長屋の住人で、噺家
  • 宇佐見ゆう(演:山谷花純)十徳長屋の住民で、小料理屋の女中
  • 堀井丈之助(演:山脇辰哉)十徳長屋の住人で、東京大学の落第生
  • 及川福治(演:池田鉄洋)十徳長屋の住人で、魚の干物売り
  • 及川小春(演:山本花帆)及川福治の娘
  • 西村まつ(演:牧瀬里穂)西村寿恵子の母親で、白梅堂を営んでいる人物
  • 笠崎みえ(演:宮澤エマ)西村寿恵子の叔母
  • 阿部文太(演:池内万作)白梅堂の菓子職人
  • 田邊彰久(演:要潤東京大学の植物学の初代教授
  • 徳永政市(演:田中哲司東京大学植物学教室の教授
  • 大窪昭三郎(演:今野浩喜)徳永政市に媚びへつらう講師
  • 細田晃助(演:渋谷謙人)植物学の学生で、髪が少しパーマ
  • 波多野泰久(演:前原滉)植物学の学生で、丸メガネをかけた生徒
  • 藤丸次郎(演:前原瑞樹)植物学の学生で、少しぽっちゃりした生徒
  • 野宮朔太郎(演:亀田佳明)大学で、そっけない態度を取る男子
  • クララ・ローレンス(演:アナンダ・ジェイコブス)音楽・ダンスの講師
  • 高藤雅修(演:伊礼彼方)元薩摩藩士の実業家
  • 大畑義平(演:奥田瑛二)大畑印刷所の工場主
  • 大畑イチ(演:鶴田真由)大畑義平の妻
  • 大畑佳代(演:田村芽実)大畑夫婦の娘
  • 岩下定春(演:河井克夫)大畑印刷所の絵師
  • 聡子(演:中田青渚)田邊彰久教授の妻
  • 伊藤孝光(演:落合モトキ)シーボルトの助手の家族
  • 美作(演:山本浩司)動物学の教授
  • 山元虎鉄(演:寺田心)槙野万太郎に道案内する少年
  • 磯部(演:六平直政)借金取り
  • 森有礼(演:橋本さとし)初代文部大臣にして、田邊彰久の恩人
  • 岩崎弥之助(演:皆川猿時)三菱の実業家
  • 恩田(演:近藤公園)陸軍の大佐
  • 陳志明(演:朝井大智)台湾の案内人
  • 荒谷佐太郎(演:芹澤興人)道玄坂で酔いつぶれていた男性
  • 山元虎鉄(演:濱田龍臣)槙野万太郎の助手
  • 相島圭一(演:森岡龍)寿恵子の店にやってくる客
  • 小林一三(演:海宝直人)寿恵子の店にやってくるヒゲを生やした男
  • 永守徹(演:中川大志)資産家として有名な人物

朝ドラ『らんまん 第119話』のストーリー

徳永政市は「南方熊楠は外国で学んでいたというが、それは正規の留学ではない。今回の神社合祀の反対運動も目立ちたいだけだろう。槙野、あの男とは関わりあうな」

槙野万太郎は、そう言われても、熊野で植物採集したいと申し出ますが「槙野、これだけは言っておく。われわれ大学は、国のおかげで植物について研究できている」

それでも、槙野万太郎は食い下がろうとすると、徳永政市は机の引き出しから、ある手紙を見せつけて「大学本部から問い合わせがあった、助教授の妻が、水商売をしているのはいかがなものかとな」

「町茶屋です、私の事を言われるのは良いのですが、妻の事を言うのは」「だから、これ以上は目立つんじゃない!これ以上は、かばいきれないぞ」

槙野万太郎は、もう何を言えなくなってしまい、肩をがっくりと落として、家に帰って行きました。

その日の夜、寿恵子のお店に、早川逸馬がやってきました。かつて、土佐で自由民権運動家として活動していた事があった男でした。

早川逸馬は料理に舌鼓を打ったあとに、寿恵子の事が気になって「ひとつ、おうかがいしたい事があるのですが、ご夫君のお名前は?」と聞いてみました。

寿恵子は、家に戻り「万太郎さん」と声をかけると、槙野万太郎が顔を見上げると、早川逸馬が提灯の光をかかげて「おぉ!槙野」「逸馬さん!」

思わぬ再会に喜びますが、槙野万太郎は大学で世話になっているので、今後はどうするべきか悩んでいた事を打ち明けると、早川逸馬から「身分は大事か?」とさとされます。

早川逸馬から紹介された、資産家の永守徹が「植物10万点の保管、植物図鑑の出版費用を永守家が支援したいと思っています」と言い出して、槙野万太郎はあまりの事に戸惑ってしまうのです。

『永守徹のモデルが支援を申し出たのは牧野富太郎のためではない』

永守徹のモデルは、池長孟の可能性が高くて、この人物は、槙野万太郎のモデル・牧野富太郎の10万点の植物標本を3万円で買い取り、それを牧野富太郎に寄贈する事まで申し出ました。

しかも、毎月、牧野富太郎に援助もして、新たに植物研究所を設立までする事を約束したのです。

参照元https://www.kochinews.co.jp/article/detail/680605

ここまでのことをした訳ですが、実は植物を買い取ろうとしたのは、牧野富太郎のためではありません。

最初に心を大きく動かしたのは、牧野富太郎が経済的に困窮していたので、このままでは今まで集めていた植物が外国へ流出する危機に陥っていたからです。

もしも、そんな事になれば、日本にとって大きな損失であると考えて、愛国心が大きく関係していたのでしょう。

毎月支援していたのも、今後、日本の植物を採集していって、貧乏な暮らしをしていたら、再び国外へ流出する危険性があるという考えもあったハズです。

もちろん、槙野万太郎のひたむきな姿勢に感銘をうけたこともあったと思いますが、日本の植物が国外へ流出しない事が、大きな理由になっていた可能性は高いです。

朝ドラ『らんまん 第119話』の見所とまとめ

第119話では、資産家の永守徹が登場しますが、そのモデルも実際に援助した事があった訳ですね。

永守徹は、槙野万太郎にとってはかけがえのない救世主となりますが、大学から南方熊楠と関わるなと言われているので、今後はどうなるのか?興味がつきない所です。

今回、中川大志さんが登場したので、ファンにとっては凄く嬉しい所でしょうね。