映画『キリエのうた』では、キリエ(アイナ・ジ・エンド)が、おかしな声になっていて、上手く喋れなくて、イッコ(演:広瀬すず)に心配されます。
そこで、なぜ、キリエの声がおかしくなり、喋れなくなったのか?その原因について詳しく紹介しましょう。
映画『キリエのうた』のキャスト
日本の映画『キリエのうた』は、2023年10月13日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- ⼀条逸子-イッコ-広澤真緒里(演:広瀬すず)キリエのマネージャーになる女性
- 小塚希(演:アイナ・ジ・エンド)小塚路花の姉
- 小塚路花-キリエ(演:アイナ・ジ・エンド)姉が亡くなってきらキリエと名乗る
- 潮見夏彦(演:松村北斗)小塚希の婚約者
- 寺石風美(演:黒木華)小学校の教師
- 小塚呼子(演:大塚愛)キリエの母
- 沖津亜美(演:安藤裕子)児童福祉司
- イワン(演:矢山花)無口な事から、イワンとあだ名される少女
- 広澤楠美(演:奥菜恵)広澤真緒里の母親
- 広澤明美(演:浅田美代子)広澤真緒里の祖母
- 横井啓治(演:石井竜也)広澤楠美の元恋人
- イッコの元恋人(演:豊原功補)部屋に新しい恋人を連れ込む男性
- 美しき女性(演:松本まりか)イッコの元恋人のガールフレンド
- 波田目新平-ナミダメ(演:松浦祐也)IT企業の社長
- 潮見加寿彦(演:江口洋介)潮見夏彦の叔父
- 潮見真砂美(演:吉瀬美智子)潮見夏彦の母親
- 潮見崇(演:樋口真嗣)潮見夏彦の父親
- マーク・カレン(演:ロバート・キャンベル)
- 風琴(演:村上虹郎)キリエと共に音楽を楽しむギタリスト
- 松坂珈琲(演:笠原秀幸)キリエを認めるストリートミュージシャン
- 日高山茶花-サザンカ(演:粗品)有名なミュージシャン
- 御手洗礼(演:七尾旅人)ストリートミュージシャン
- 根岸凡(演:北村有起哉)音楽プロデューサー
映画『キリエのうた』のストーリー
イッコは、新宿駅南口で、キリエがストリートミュージシャンをしているのに、何も歌おうとしていなかったので「何か歌って」と頼んでみました。
そうしたら、かすれるような歌声で、上手く喋れなかった事に気付いて「あなた、声どうしたの」と気になってしまいます。
それから、イッコはキリエのマネージャーになって、何とか彼女をメジャーデビューさせようとします。
ところが、イッコは突然、行方をくらましてしまって、警察が「実は、あの子は結婚詐欺の疑いがあるんですよ」と言ってきて、彼女との関係について聞かれてしまうのです。
そこに、姉の婚約者・潮見夏彦が姿を現して「心配したぞ、どうして連絡してこなかったんだ?」と聞くので「迷惑をかけたくなかったから」
潮見夏彦は思わず、キリエを抱きしめますが、亡くなってしまった婚約者・小塚希を思い出して涙を流してしまいます。
潮見夏彦は、友達とお酒を飲む機会があって、その時に、学校の後輩・小塚希もやってきました。
お酒を飲み終わると、二人は夜にも関わらず、神社へ行くと、小塚希が積極的にキスをしてきて、そのまま深い関係に陥って、二人の間には子供ができます。
しかし、二人には、暗い未来が待ち構えていたのです。
『キリエの声がおかしくて上手く喋れない原因』
小塚希が、妊娠をして、お腹が大きくなっていた時に、婚約者の潮見夏彦と電話をしていたら、いきなり家が大きく揺れだして、地震が襲ってきました。
被害者の数が、死者 18,131 人、行方不明者 2,829人にものぼった『東日本大震災』が起きてしまったのです。
参照元:https://www.fdma.go.jp/disaster/higashinihon/item/higashinihon001_12_03-01_02.pdf
潮見夏彦は大阪に住んでいて遠距離恋愛をしていたので無事でしたが、婚約者が東北に住んでいた事を知っていたので「津波がくるから、早く避難して!」と泣き出しそうな声で頼みます。
「でも、妹の路花を迎えに行かないと」「路花ちゃんなら、きっと避難しているよ」
しかし、小塚希は学校へ行ってしまい、妹がいないと知ると、教会へ向かって、何とか妹と再会できます。
そこに、大きな津波が押し寄せてきて、小塚希や母親は命を落としてしまい、路花だけが生き延びて、姉の名前を借りて『キリエ』と名乗る事にしました。
キリエが、上手く喋れなくなったのは、この後からなので、自分のせいで姉が亡くなってしまったと思って、責任を感じてしまいました。
そのトラウマのせいで、上手く喋れなくなってしまったのでしょう。
映画『キリエのうた』のまとめ
キリエのうたでも、東日本大震災が取り上げられていましたが、それだけ日本人にとって忘れられないほどの災害でした。
キリエの声がおかしくなり、上手く喋れなくなったのは、やはり『自分のせいで、お姉ちゃんが亡くなってしまった』と責任を感じた事が大きいと考えられますね。
記憶をだいぶ失ってしまいましたが、姉を亡くした責任感だけが、何か残っていて、それがトラウマとなり消えていなかったのでしょう。