ドラマ『君が心をくれたから 第1話』では、逢原雨(永野芽郁)にとって大事な朝野太陽(演:山田裕貴)が、色覚障害で赤色が見えづらくなっていました。
なぜ、色覚障害になると赤が見えづらくなってしまうのか?その理由について紹介しましょう。
ドラマ『君が心をくれたから 第1話』のキャスト
君が心をくれたからは、2024年1月8日から放送開始されました。
脚本&演出
登場人物&俳優
- 逢原雨(演:永野芽郁)あまり自信を持てない女性
- 朝野太陽(演:山田裕貴)逢原雨の事が気になる男性
- 望田司(演:白洲迅)長崎市役所で働く人物
- 朝野春陽(演:出口夏希)朝野太陽の妹
- 朝野陽平(演:遠藤憲一)朝野太陽の父親であり、花火師
- 逢原霞美(演:真飛聖)逢原雨の母親
- 逢原雪乃(演:余貴美子)逢原雨の祖母
- 日下(演:斎藤工)あの世からの案内人
- 千秋(演:松本若菜)日下と一緒にあの世から来た案内人
ドラマ『君が心をくれたから 第1話』のストーリー
朝野太陽は、同じ学校の後輩・逢原雨が気になって、雨が降っている中、折りたたみ傘を差し出して「一緒に入らない?」と勧めます。
それから、二人は何度か会うようになって、親しい関係になっていきました。
逢原雨は幼い頃に母親から虐待されていて、心を閉ざしていましたが、朝野太陽は『俺は彼女のためにも、立派な花火職人になる』と意気込みます。
しかし、朝野太陽は、花火職人の師匠でもある父親に向かって「俺は、もう花火職人を辞めます」と訴えてしまいます。
周りは「もう少し頑張ってみれば?」と励まそうとしますが、妹の朝野春陽から「知っているよ、お兄ちゃん、色覚障害で赤色が見えづらくなっているからでしょう?」と指摘されてしまいます。
父親は「だったら、今すぐ辞めろ。目のせいにして、諦めるような奴が、人の心を動かせるか」と厳しい事を言われてしまうのです。
はたして、このまま朝野太陽は、花火職人になる事を諦めてしまうのでしょうか?
『色覚障害になると赤が見えづらくなる理由』
人間の目の中で、重要な働きをしているのが『網膜』です。
この網膜の視細胞に『錐体(すいたい)』と呼ばれるものがあって、これが色を見分ける働きをしています。
錐体には『赤錐体・緑錐体・青錐体』などがあり、赤・緑・青の光の3原色を感じる機能を持っているのです。
参照元:https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/14768/00000000/20220401_R4.4.1_gaidorain.pdf
しかし、錐体に異常があると、一般とは違う色の感じ方をしてしまい、色覚障害となってしまいます。
色覚障害は、日本人男性の約20人に1人、女性では約500人に1人の割合で現われます。
色覚障害には、以下の種類があります。
- 赤を感じる視細胞に異常がある『1(P)型』
- 緑を感じる視細胞に異常がある『2(D)型』
『1(P)型』は色覚障害全体の約25%であり『2(D)型』は色覚障害全体の約75%です。
朝野太陽(演:山田裕貴)が、色覚障害で赤が見えづらくなっていたのは『1(P)型』になっていたからでしょう。
ドラマ『君が心をくれたから 第1話』の見所とまとめ
第1話から、朝野太陽(演:山田裕貴)が色覚障害になって、赤色が見えづらくなっていましたが、花火職人にとっては、大きな痛手と言えます。
しかし、彼女のために、立派な花火を打ち上げたいと思っているので、そうは簡単に諦められなかったのでしょう。
音楽家のベートベンも、大事な耳が聞こえづらくなってしまい、その人の職業にとって必要な体の一部が機能しづらくなってしまう事があります。
少し神様のいたずらのようにも見えてしまい、なかなか切ないストーリーでしたね。