ドラマ『大奥(2024年版)第9話』では、貞次郎よりも、先に家基が殺害されてしまいました。
しかし、史実では、貞次郎よりも家基のほうが長生きしていたので、詳しく紹介しましょう。
ドラマ『大奥(2024年版)第9話』のキャスト
大奥(2024年)は、から放送開始されました。
脚本&演出
- 脚本:大北はるか
- 演出:兼﨑涼介&林徹&二宮崇&柏木宏紀
登場人物&俳優
- 五十宮倫子(演:小芝風花)徳川10代将軍家治の御台所
- 徳川家治(演:亀梨和也)徳川10代将軍であり、家臣に有無を言わさぬ人物
- お品(演:西野七瀬)徳川家治の側室
- お知保(演:森川葵)徳川家治の側室
- 松平定信(演:宮舘涼太)寛政の改革を行う老中
- 徳川家重(演:高橋克典)徳川九代将軍
- 田安宗武(演:陣内孝則)徳川八代将軍の次男
- 松島の局(演:栗山千明)大奥を取り仕切る人物
- 田沼意次(演:安田顕)側用人と老中を兼任する人物
- 徳川吉宗(演:伊武雅刀)徳川八代将軍にして、中興の祖を呼ばれる名君
- 久我信通(演:鈴木仁)公卿
- 高岳(演:田中道子)大奥の筆頭老女
- お幸(演:紺野まひる)徳川10代将軍家治の生母
- 五菜の猿吉(演:本多力)
- 夜霧(演:井本彩花)
- 御右筆の昭島(演:山村紅葉)
- 御次のお平(演:小林きな子)
- 表使のお玲(演:ハシヤスメ・アツコ)
- 葉山貞之助(演:小関裕太)五十宮倫子に従う武士
- 猿吉(演:本多力)松平定信の手下として働く男
ドラマ『大奥(2024年版)第9話』のストーリー
高岳は、田沼意次に「どういう事です?貞次郎を世継ぎにするという事ではなかったのですか?」と訴えていました。
「もう、こうなったら、家基さまを始末するしかない」「……殺めるのですか?そこまでしなくても」
お品は「しかし、このまま何もしなければ、松島さまが、貞次郎に手をかけるかもしれませぬ。もう我らは人の道を外しております」
松平定信は、猿吉に「家基をやれ」と命じて、猿吉は密かに家基に近づき、池に叩き落として殺害してしまいました。
お知保は、我が子を失い半狂乱になるほど嘆き悲しみ、床に伏してしまい、御台所は心配して果物を持っていきます。
「少しは食べたほうが」「いいのです。このまま飢え死にしたら、あの子のもとへ行けますから」
御台所は、これ以上、なんと声をかけたら良いのか?分からなくなり、絶句してしまいました。
高岳は「運のいい子じゃ」と貞次郎に声をかけていて、お品は「ほんに、良かったです」と微笑みます。
御台所は、その言葉を聞いて、殺気立ち「お品、何が良かったのじゃ!お前は自分の子さえよければ良いのか」と責めます。
「私は、自分の子のためなら、何でもします」「お前、変わったな」
松平定信は、猿吉に「次は、貞次郎をやれ」と命じますが、相手は自分が仕えてきたお品の息子という事もあり、たじろいでしまいます。
はたして、貞次郎までもが、命を奪われてしまうのでしょうか?
『家基は貞次郎より長生きしていた』
家基の死因はハッキリしていなくて、落馬説から、鷹狩りの帰りに体調を崩して亡くなった説もあります。
ただし、ハッキリしている事があり、貞次郎は1763年に亡くなっていて、家基は1779年に亡くなったという事です。
つまり、今回のドラマと史実では、全くの逆となっていて、史実では家基のほうがずっと長生きしていた訳ですね。
ここまで、史実を捻じ曲げてしまったので、このドラマはどこまで史実を曲げていくのか?心配な所です。
ドラマ『大奥(2024年版)第9話』の見所とまとめ
第9話では、田沼意次と高岳たちは、徳川家基を殺害しようとしますが、先に松平定信の魔手が伸びてしまいました。
お品はすっかりと変わってしまい、御台所は嘆いてしまいましたが、やはり母親にとって自分の子は特別な存在なのでしょう。
猿吉は、徳川家基を殺害するまでは、全くためらわなかったのですが、やはりお品の子が相手だと、ひるんでしまいました。
しかし、それが新たな悲劇になってしまい、何ともやりきれない感じでしたね。