映画『四月になれば彼女は』では、坂本弥生(演:長澤まさみ)たちによって、多くの名言が出てきました。
そこで、映画『四月になれば彼女は』の7つの名言について、詳しく紹介するので参考にしてみて下さい。
映画『四月になれば彼女は』のキャスト
日本の恋愛映画『四月になれば彼女は』は、2024年3月22日に公開されました。
監督&脚本
- 監督:山田智和
- 脚本:木戸雄一郎&山田智和&川村元気
登場人物&俳優
- 藤代俊(演:佐藤健)婚約者が失踪して悩む男性
- 坂本弥生(演:長澤まさみ)藤代俊の婚約者
- 伊予田春(演:森七菜)藤代俊の元カノ
- タスク(演:仲野太賀)藤代俊の相談相手になってあげる男性
- ペンタックス(演:中島歩)藤代俊や伊予田春と同じ学校の出身者
- 坂本純(演:河合優実)坂本弥生の妹
- 小泉奈々(演:ともさかりえ)藤代俊と同じ病院で働く女医
- 伊予田衛(演:竹野内豊)伊予田春の父親
映画『四月になれば彼女は』のストーリー
藤代俊は、坂本弥生と結婚式を間近に控えていて、一緒に幸せな同居生活を楽しんでいました。
お酒を一緒に飲もうと思って、坂本弥生がワイングラスを準備しようとすると、割ってしまいました。
「いや、俺が掃除しておくよ」と言って、割れたガラスの破片を片付けていくと、なぜか坂本弥生は悲しそうな表情を浮かべてしまいます。
翌朝、目を覚ますと、婚約者の姿が見つからず、藤代俊は『弥生は、どこへ行ったんだ』と慌ててしまいます。
婚約者の妹・坂本純や、親友のタスクたちに、弥生がいなくなった事を相談しますが、つれない事を言われて、落ち込んでしまうばかりです。
しかし、婚約者が去った後に、元カノ・伊予田春から手紙が送られていた事を思い出しました。
『もしかして、元カノから送られた手紙が、関係しているのか?』
そう考えて、元カノを調べようとしますが、実は、坂本弥生は伊予田春に会いに行っていたのです。
伊予田春は、かつて藤代俊と一緒に行こうとした外国へ言って、写真撮影していたら、体調を崩して緊急入院していました。
日本へ帰国したあとは、体が弱ってしまい、ある施設に入って、同じ入居者たちのポートレートを撮影していたのです。
そこに、坂本弥生が現れて、親切に接してあげますが、はたして婚約者は元カノに会って、何か企んでいるのでしょうか?
映画『四月になれば彼女は』の7つの名言
『四月になれば彼女は』の7つの名言は、以下の通りです。
自分のために集まってくれるのは結婚式と葬式
坂本弥生(演:長澤まさみ)は、婚約者に「自分のために集まってくれるのは、結婚式と葬式だけ」と言ってしまいます。
少し独特な名言でしたが、マトを得ている所もあり、婚約者は少し苦笑いしてしまいました。
自分の事が一番わからないもの
藤代俊(演:佐藤健)は、医師として、患者に「以前にも眠れない事がありましたか?」と聞きます。
しかし、患者は「……すいません、自分の事なのに」と謝って、以前にもあったのか?よく覚えていませんでした。
藤代俊は「いえ、自分の事が、一番、分からないものですから」と声をかけてあげるのです。
結婚はデメリットだらけでバカかノリでないと出来ない
タスクは、藤代俊の相談相手になってあげますが「今の時代、結婚なんてデメリットだらけで、バカかノリでないと出来ない」と答えます。
それを聞いても、藤代俊は婚約者の事を諦めきれず、捜索を続けます。
フィルムは呼吸している
伊予田春は、学生時代に写真撮影して、卒業したあとも、多くの写真撮影していきました。
そこで『フィルムは呼吸している』という名言が生まれました。
彼女が撮影しようとしたのは、美しい被写体だけではなくて、その日の空気感や、相手が何を考えているのか?
それを映し出したくて撮影していたので、フィルムは生きているかのように、呼吸している訳ですね。
憎んでいる人より愛する人を容赦なく傷つける
タスクは、藤代俊に「人間は恐ろしいですね。憎んでいる人より、身近にいる愛する人を容赦なく傷つける」と言ってしまいます。
これは、婚約者を失踪させるほど傷つけたと言いたいのか?それとも勝手に失踪して、藤代俊を傷つけたと言いたいのか?
少し謎が残る名言でした。
人間は言葉があるからダメ
獣医の坂本弥生は「人間は言葉があるからダメ」と言って、この言葉が時に邪魔をすると主張しました。
確かに、言葉が原因で、相手を傷つける事もあれば、最悪の場合は国と国がぶつかり、戦争をする事さえあります。
そういった事を考えたら、これは人間のもろさをついた名言と言えますね。
愛を終わらせない方法は手に入れない事
坂本弥生は「愛を終わらせない方法は、手に入れない事」と無茶な事を言ってしまいます。
藤代俊も、この名言が気になって、同僚に「愛を終わらせない方法と聞かれたら、何と答えます?」と聞いてしまいます。
人を愛する時は、途中で終わってしまう事も覚悟しなくてはいけないので、辛いものがありますね。
『四月になれば彼女は』と他の映画を比較
映画『やがて海へと届く』でも、大事な人がいきなり失踪してしまったので、懸命になって探していきました。
卯木すみれ(演:浜辺美波)は、親友・湖谷真奈(演:岸井ゆきの)が突然いなくなったのは、何か訳があるハズと睨みます。
www.akira-movies-drama.com2つの作品は、大事な人を探すという意味では、共通していますが、失踪した原因がそれぞれ違います。
そのため、2つの作品を見比べてみて、失踪する原因が違ったら、ここまでラストシーンが変わるのか?
よく分かる映画になっていますね。
映画『四月になれば彼女は』のまとめ
四月になれば彼女はを見た感想について、詳しく解説します。
映画『四月になれば彼女は』のオススメ層
婚約者がなぜ失踪してしまったのか?その原因を調べながら探していくので、ミステリー映画が好きな方にはオススメです。
しかも、カメラを通して、二人が恋人になっていくシーンもあるので、写真に興味がある方でも満足できる内容になっているでしょう。
藤代俊が学生時代に恋愛をして、そのあとに破局をして、成人になったら違う女性と結婚していきました。
そのため、若年層寄りの映画ではないかと思うでしょう。
しかし、伊予田衛(演:竹野内豊)が娘を頑張って育てているシーンもるので、中年層にもオススメの映画ですね。
- キッズ:⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『四月になれば彼女は』の残念な所
タスクは「安全な場所から、人をバカにしてるだけでしょう?」と藤代俊に言うシーンがありました。
それでも、藤代俊の相談相手にのってあげて、少し理解不能なシーンがあります。
観る人によっては、そういった謎が残るほうが良いと言う人もいるかもしれませんが、少しモヤモヤ感の残る映画ですね。
映画『四月になれば彼女は』の見所
藤代俊が、失踪した恋人を探していきますが、その原因は何か?それを考察していく所が、今作の最大の見所ですね。
そして、クセの強い登場人物が多くて、個性豊かな人物たちの会話も、なかなか見ごたえがあります。
森七菜さん・長澤まさみさん・佐藤健さん・仲野太賀さんたちなど、若手の人気俳優たちが勢揃いしているのも、凄い映画でしたね。