映画『陰陽師0』では、安倍晴明が帝の側で仕える前の話であり、陰陽師たちの醜い権力闘争が起きていきます。
そんな映画『陰陽師0』の5つの名言について、詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。
映画『陰陽師0』のキャスト
日本の歴史映画『陰陽師0』は、年に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 安倍晴明(演:山﨑賢人)後世まで長く語りつ嗅がれる陰陽師
- 源博雅(演:染谷将太)高い身分でも、安倍晴明の良き理解者
- 徽子女王(演:奈緒)醍醐天皇の皇孫
- 平郡貞文(演:安藤政信)農村生まれの陰陽の学生
- 橘泰家(演:村上虹郎)陰陽寮の学生で、傲慢な性格
- 帝(演:板垣李光人)醍醐天皇の第14皇子
- 賀茂忠行(演:國村隼)陰陽の博士で、安倍晴明の育ての親
- 惟宗是邦(演:北村一輝)陰陽の博士
- 藤原義輔(演:小林薫)陰陽頭
映画『陰陽師0』のストーリー
平安の時代、日の本(日本)は、人口がわずか600万人しかいなかったのに、わずか2万人にも満たない者たちが国を動かしていました。
貴族と、それ以外の者たちは超えられない身分の差がありましたが、貴族以外でも出世できる唯一の道が陰陽師でした。
陰陽師の頂(いただき)に立てば、帝の側で仕えられる蔵人所陰陽師になる事ができるのです。
しかし、陰陽寮の学生・安倍晴明は出世に興味がなく、自分の両親の仇を探す毎日を送っていました。
そんなある日、源博雅がやってきて「徽子女王の屋敷で、不可解な事が起きているから、助けてくれ」と頼み込んできたのです。
安倍晴明は、仕方なく、屋敷まで行き、小さなツボを使い、徽子女王を悩ませていた金の龍を閉じ込めました。
陰陽の学生・橘泰家は傲慢な性格をしていて、平郡貞文に仕事を押し付ける人物でしたが、井戸に落ちて命を落としてしまいます。
近くには、呪いに使われたと思われる物が落ちていたのです。
惟宗是邦は「この事は周りの者には伏せておき、犯人を見付け出せ!もしも見つけた者には出世を約束する」と生徒たちに言い渡します。
生徒たちは、目の色を変えて、犯人を探し始めますが、安倍晴明が犯人と疑われてしまいますが、源博雅が駆けつけてきました。
源博雅は「徽子女王がさらわれた、お前の力を貸して欲しい」と頼み込むので、陰陽の学生たちの追っ手を振り切り、逃走していきます。
犯人は、強力な呪術を使い、火の龍を使い、安倍晴明たちを襲います。
それに対して「安倍晴明が命ず」と言って、水の龍で迎撃して、犯人を仕留めました。
しかし、犯人を操っていた黒幕が意外な人物である事が分かり、それが安倍晴明の両親を殺害した人物でもありました。
安倍晴明は、史上最大の呪術『藤原道真の雷』で対抗しようとしますが、黒幕をしとめる事ができるのでしょうか?
映画『陰陽師0』の5つの名言
陰陽師0の5つの名言は、以下の通りです。
呪いは意識に作用する
陰陽師が使う呪術は、相手の体に直接、作用するものではなく、相手の意識に作用して、呪うものでした。
陰陽の博士は、それを生徒に理解させるために「呪いは意識に作用する」と教えてあげたのです。
真実は人の数だけある
安倍晴明は、源博雅に「真実は人の数だけある」と教えて、人の考えや意識によって、違うものが見える事を教えてあげます。
この時は、源博雅を愚か者と思っていましたが、次第に源博雅の才能を認めていき、二人は協力していきました。
人は見たいものだけ見る
源博雅は、簡単に呪術に引っかかってしまう事があり、安倍晴明は「人は見たいものだけ見る」とさとします。
確かに、人は意識的に、見たいものだけ見て、聞きたい言葉だけ聞く所がありますね。
礼は2度言うとありがたみがなくなる
安倍晴明は、源博雅に感謝をすると「お前がお礼を?もう一度、言ってくれ」と頼まれてしまいます。
「礼は、2度言うと、ありがたみがなくなる」と拒否してしまいますが、確かに何度も同じ事をしたら飽きられますね。
人は成功であれ失敗であれ、人に語りたいもの
安倍晴明は、犯人に向かって「人は成功であれ失敗であれ、人に語りたいもの」と言い放ちます。
現代でも、人に自慢話をしたくなったり、愚痴を聞いてもらいたくなるので、この言葉も真理をついていましたね。
『陰陽師0』と他の映画を比較
映画『陰陽師0』に比べて、陰陽師2や1のほうが、あまり大げさな演出をしていなくて、リアルに見えました。
しかも、陰陽師1は、亡霊たちが空から襲いかかり、屋敷を守るものたちが鬼になっていく姿は、なかなかの迫力があったのです。
これられも演出の一部ですが、今作ほど、いかにもCGという感じがしないので、今作は少しCG技術に頼りすぎた感じがしますね。
映画『陰陽師0』のまとめ
陰陽師0を見た感想について、詳しく解説します。
映画『陰陽師0』のオススメ層
若い俳優や女優たちが、平安時代の貴族や陰陽師を見事に演じていたので、陰陽師ファンにはオススメの映画ですね。
少し、時代劇の重厚感のある演技とは違いますが、呪術を使い合う戦いは、見応えがありました。
- 陰陽師ファン:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『陰陽師0』の残念な所
金の龍が現れた時は、いかにもCGな感じがしたので、もう少しリアルに描いて欲しい所がありましたね。
せっかく、安倍晴明の若い頃の話が見られるので、演出で、少し内容を悪くした感じがあります。
映画『陰陽師0』の見所
炎の龍が現れた時は、躍動感のある音楽が流れていき、その迫力は、なかなか見事でしたね。
さらに、奈緒さんが切ない表情で、源博雅を慕っている事を打ち明けたシーンは、なかなか感動的でした。
今作は、人気シリーズを原作にしているだけあって、人気俳優から、ベテラン俳優まで、集結していたので、その辺りも大きな見所です。