藤原道真の飛梅(とびうめ)は本当なのか紹介!映画『陰陽師0』

映画『陰陽師0』では、藤原道真のもとへ梅が飛んで言ったという『飛梅伝説』の話が出てきました。

そこで、藤原道真の飛梅伝説は本当なのか?詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。

映画『陰陽師0』のキャスト

日本の歴史映画『陰陽師0』は、年に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

映画『陰陽師0』のストーリー

引用:https://eiga.com/movie/100612/gallery/12/

平安の時代、徽子女王は密かに、源博雅を慕っていて、近習の者に「藤原道真公のもとへ梅が飛んで行ったそうね」と言葉をかけます。

「慕っている人のもとへ行った梅は、きっと女ね」

好きな殿方がいる事が共通していただけに、飛梅(とびうめ)の気持ちが、よく分かっていたのです。

そんなある日、愛しの源博雅がやってきたので「博雅さまが?」と喜んで、出迎えます。

源博雅は、文を渡してきたので『きっと、源博雅さまの文ね』と思い、喜んで、文を読んでいきます。

しかし、それは、帝からの文であり、愕然としてしまいます。

「なぜ、あなたが、これを持ってきたのですか?読んでしまった以上は、断れないではないですか!」

激しく怒りをぶつけていき「もう、源博雅は嫌い」と吐き捨てて、屋敷から走りさろうとしたら、金色の龍が連れ去って行ったのです。

源博雅も、徽子女王の事は慕っていましたが、さすがに帝の言いつけには逆らえなくて、罪悪感にさいなまれてしまいます。

それでも、今は危急の時だったので、陰陽の安倍晴明に助けを求めますが、はたして徽子女王を救い出せるのでしょうか?

藤原道真の飛梅(とびうめ)は本当なのか紹介

藤原道真は、讒言(ざんげん)されてしまい、優秀だったにも関わらず、都から左遷されてしまいました。

幼い頃より、親しんできた紅梅殿の梅を見て、一句、読みました。

参照元https://dazaifu-bunka.or.jp/info/legend/detail/1

「東風、吹かば。匂ひおこせよ、梅の花。あるじなしとて春なわすれそ」

春の風が吹いたら、香りを送っておくれ。梅の花よ、主の私がいなくなっても、春を忘れずに咲いておくれという意味です。

この句を聞いた梅は、主人の言いつけを守り、香りを送るために、都から大宰府まで飛んで行ったのです。

あくまでも、伝説ではありますが、実際に語り継がれた話である事は間違いありません。

この他にも、平将門の首が、都から東国のもとまで飛んで行ったという伝説もあります。

古来の日本は飛んで行ったという話をするのが、好きだったようですね。

映画『陰陽師0』のまとめ

引用:https://wwws.warnerbros.co.jp/onmyoji0/

徽子女王が、好きな殿方に思いを馳せて、自分が飛梅のようになりたいと思っていたのでしょう。

平安時代は、民が苦しい思いをした時でしたが、やはり優雅で、ロマンチックな所がありますね。

最近になって、ようやく大河ドラマで取り上げられましたが、日本はもう少し、戦国や幕末以外の時代に注目したほうが良いでしょう。