映画『陰陽師0』では、藤原道真のもとへ梅が飛んで言ったという『飛梅伝説』の話が出てきました。
そこで、藤原道真の飛梅伝説は本当なのか?詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。
映画『陰陽師0』のキャスト
日本の歴史映画『陰陽師0』は、年に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 安倍晴明(演:山﨑賢人)後世まで長く語りつ嗅がれる陰陽師
- 源博雅(演:染谷将太)高い身分でも、安倍晴明の良き理解者
- 徽子女王(演:奈緒)醍醐天皇の皇孫
- 平郡貞文(演:安藤政信)農村生まれの陰陽の学生
- 橘泰家(演:村上虹郎)陰陽寮の学生で、傲慢な性格
- 帝(演:板垣李光人)醍醐天皇の第14皇子
- 賀茂忠行(演:國村隼)陰陽の博士で、安倍晴明の育ての親
- 惟宗是邦(演:北村一輝)陰陽の博士
- 藤原義輔(演:小林薫)陰陽頭
映画『陰陽師0』のストーリー
平安の時代、徽子女王は密かに、源博雅を慕っていて、近習の者に「藤原道真公のもとへ梅が飛んで行ったそうね」と言葉をかけます。
「慕っている人のもとへ行った梅は、きっと女ね」
好きな殿方がいる事が共通していただけに、飛梅(とびうめ)の気持ちが、よく分かっていたのです。
そんなある日、愛しの源博雅がやってきたので「博雅さまが?」と喜んで、出迎えます。
源博雅は、文を渡してきたので『きっと、源博雅さまの文ね』と思い、喜んで、文を読んでいきます。
しかし、それは、帝からの文であり、愕然としてしまいます。
「なぜ、あなたが、これを持ってきたのですか?読んでしまった以上は、断れないではないですか!」
激しく怒りをぶつけていき「もう、源博雅は嫌い」と吐き捨てて、屋敷から走りさろうとしたら、金色の龍が連れ去って行ったのです。
源博雅も、徽子女王の事は慕っていましたが、さすがに帝の言いつけには逆らえなくて、罪悪感にさいなまれてしまいます。
それでも、今は危急の時だったので、陰陽の安倍晴明に助けを求めますが、はたして徽子女王を救い出せるのでしょうか?
藤原道真の飛梅(とびうめ)は本当なのか紹介
藤原道真は、讒言(ざんげん)されてしまい、優秀だったにも関わらず、都から左遷されてしまいました。
幼い頃より、親しんできた紅梅殿の梅を見て、一句、読みました。
参照元:https://dazaifu-bunka.or.jp/info/legend/detail/1
「東風、吹かば。匂ひおこせよ、梅の花。あるじなしとて春なわすれそ」
春の風が吹いたら、香りを送っておくれ。梅の花よ、主の私がいなくなっても、春を忘れずに咲いておくれという意味です。
この句を聞いた梅は、主人の言いつけを守り、香りを送るために、都から大宰府まで飛んで行ったのです。
あくまでも、伝説ではありますが、実際に語り継がれた話である事は間違いありません。
この他にも、平将門の首が、都から東国のもとまで飛んで行ったという伝説もあります。
古来の日本は飛んで行ったという話をするのが、好きだったようですね。
映画『陰陽師0』のまとめ
徽子女王が、好きな殿方に思いを馳せて、自分が飛梅のようになりたいと思っていたのでしょう。
平安時代は、民が苦しい思いをした時でしたが、やはり優雅で、ロマンチックな所がありますね。
最近になって、ようやく大河ドラマで取り上げられましたが、日本はもう少し、戦国や幕末以外の時代に注目したほうが良いでしょう。