朝ドラ『虎に翼 第31話』では、落合洋三郎が、危険な本を出版したと言われて、法廷で裁かれる事になりました。
そこで、落合洋三郎のモデルは誰なのか?詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。
ドラマ『虎に翼』のキャスト
虎に翼は、2024年4月1日から放送開始されました。
演出
- 梛川善郎
- 安藤大佑
- 橋本万葉
登場人物&俳優
- 猪爪寅子(演:伊藤沙莉)三淵嘉子をモデルにした人物
- 猪爪はる(演:石田ゆり子)猪爪寅子の母親
- 猪爪直言(演:岡部たかし)猪爪寅子の父親
- 猪爪直道(演:上川周作)猪爪寅子の兄
- 猪爪直明(演:三山凌輝)猪爪寅子の弟
- 米谷花江(演:森田望智)猪爪寅子の同級生
- 佐田優三(演:仲野太賀)猪爪家に下宿する書生
- 山田よね(演:土居志央梨)男装をする女性
- 桜川涼子(演:桜井ユキ)華族のお嬢さま
- 大庭梅子(演:平岩紙)猪爪寅子の同級生
- 崔香淑(演:ハ・ヨンス)朝鮮からの留学生
- 轟太一(演:戸塚純貴)法学部で猪爪寅子と知り会う男子
- 花岡悟(演:岩田剛典)社交的な男性
- 桂場等一郎(演:松山ケンイチ)司法の独立を重視する裁判官
- 穂高重親(演:小林薫)猪爪寅子の恩師
- 桜川寿子(演:筒井真理子)桜川涼子の母親
- 大庭梅子(演:平岩紙)猪爪寅子の同級生
- 大庭徹男(演:飯田基祐)大庭梅子の妻
- 大庭光三郎(石塚陸翔)大庭梅子の三男
- 桜川侑次郎(演:中村育二)桜川涼子の父親
- 笹山(演:田中要次)笹寿司の主人であり寿司職人
- 竹中次郎(演:高橋努)新聞記者
- 久保田聡子(演:小林涼子)猪爪寅子の先輩
- 中山千春(演:安藤輪子)久保田聡子と同じ女子学生
- 雲野六郎(演:塚地武雅)雲野法律事務所の代表
- 星航一(演:岡田将生)温和な性格をした裁判官
- 汐見圭(演:平埜生成)家庭裁判所の設立に尽力する人物
- 稲(演:田中真弓)米谷家で働く女中
- 久藤頼安(演:沢村一樹)猪爪寅子に協力的な人物
- 多岐川幸四郎(演:滝藤賢一)猪爪寅子の上司
- 横山太一郎(演:藤森慎吾)猪爪寅子に怒ってしまう見合い相手
- 桜川涼子(演:桜井ユキ)華族の令嬢
- 田中(演:栗原英雄)夫婦間の暴力を扱う法廷の裁判長
- 東田側の弁護士(演:長谷川忍)夫の弁護人
- 峰子側の弁護士(演:じろう)妻の弁護人
- 東田甚太(演:遠藤雄弥)妻に暴力を振るっていた男性
- 峰子(演:安川まり)離婚調停中に、夫に財産の返還を求める女性
- 花岡悟(演:岩田剛典)猪爪寅子たちに優しく接する男子
- 轟太一(演:戸塚純貴)猪爪寅こたちに敵意を見せる男子
- 小橋浩之(演:名村辰)女子たちに罵声を浴びせていた男子
- 雲野(演:塚地武雅)猪爪寅子を指導していく弁護士
ドラマ『虎に翼 第31話』のストーリー
佐田優三は、法曹(法律関係に従事する人物)になる事を諦めて、住み込みをしながら、工場で働く事を決めました。
猪爪家から出る前に「今まで、お世話になりました」とお礼を言うと、猪爪直言たちから、別れを惜しまれてしまいます。
そんな事があっても、猪爪寅子は、弁護士として働くことになり「これから、よろしくお願いします!」と大声で挨拶をしました。
雲野から「うん!大きな声でよろしい。これからは、男も女も関係なく、指導していくから」と言われます。
そんな時に、雲野は、落合から「先生、なんとか弁護して下さい」と頼み込まれて「わ、わかりました」と渋々、了承します。
そこまで、弁護をしぶってしまうのは、日中戦争が長引いてしまい、日本国内では軍部による言論弾圧が強まっていたからです。
落合が書いた本が、社会に悪影響を与えるものだったのかどうか?それが法廷で見極める事になりました。
しかし、落合は、今まで何回も厳しく聞かれていたので、疲弊していた事もあり「今まで何回も言ってきた」と反抗的な態度でのぞみます。
雲野が、すぐに裁判長に「今まで、何度も取り調べられていたので」と釈明する羽目に陥って、裁判は厳しくなるかと思われました。
ところが、雲野は落合が出版した時期に注目して、法廷で「出版法 第三十三条により、すでに時効であります」と主張しました。
本の内容とは違う所から、切り込んでいった事により、一気に逆転します。
猪爪寅子は、花岡悟から電話がかかってきて「試験に合格した」と教えられるので「おめでとう。今度、轟さんと一緒にお祝いしましょう」
そう答えると「いや、できれば、猪爪と二人で会いたい」と言われるので『おや?二人で良いの』と戸惑ってしまうのです。
『落合洋三郎のモデルが誰なのか詳しく紹介』
落合洋三郎のモデルは、高い確率で、河合栄治郎という人物でしょう。
河合栄治郎は、名前が似ているだけではなく、軍部の言論弾圧が強まっていた時に、敢然と立ち向かい、軍部について批判の本を出しました。
まずは『5.15事件の批判』という論文を書いて、雑誌に投稿していきました。
ファシスト勢力は、こんな物を出されてたまるかと思い、発禁処分にした上で、法廷で裁こうとします。
取り調べは、1日平均8〜9時間に及び、12日間にも及んだ事から、落合洋三郎のケースと酷似していますね。
参照元:https://www.ifsa.jp/index.php?Gkawaieijirou
しかし、最初の裁判長・石坂氏が、司法権の独立を貫こうとして「無罪」という判決を下しました。
この判決に、当時は驚きの声があがり、検察は納得できず、控訴をします。
次の裁判では、罰金刑となりますが、それはわずか300円という処罰でした。
それでも、最初の裁判長が左遷されて、次の裁判長が栄転した事を考えれば、司法権にまでファシスト勢力の影響が及んでいたと言えるでしょう。
ドラマ『虎に翼 第31話』の見所とまとめ
第31話では、雲野が出版法 第三十三条から、時効という作戦で一気に切り抜けた感じがありましたね。
このあたりは、感情で突っ走ってしまう猪爪寅子とは、キャリアの差を感じる所でした。
ラストシーンでは、猪爪寅子が、花岡悟の誘いに『おや?』と思ってしまうだけで、男の気持ちを理解してなくて、鈍感という感じがしますね。