映画『ミッシング』の5つの名言を紹介!

映画『ミッシング』では、沙織里と豊たちが懸命になって、失踪した娘を探し続けていました。

そんな映画『ミッシング』の5つの名言について詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。

映画『ミッシング』のキャスト

日本のファミリー映画『ミッシング』は、2024年5月17日に公開されました。

監督&脚本

  • 監督:𠮷田恵輔
  • 脚本:𠮷田恵輔
  • 製作:大瀧亮&長井龍&古賀奏一郎

登場人物&俳優

  • 沙織里(演:石原さとみ)失踪した娘を探し続ける女性
  • 豊(演:青木崇高)沙織里の夫
  • 圭吾(演:森優作)沙織里の弟
  • 美羽(演:有田麗未)沙織里と圭吾の娘で、失踪中
  • 砂田(演:中村倫也)地元TV局の記者
  • 三谷(演:小野花梨)地元TV局の新人記者
  • 不破(演:細川岳)地元TV局のカメラマン
  • テレビ局の番組デスク(演:小松和重)砂田の上司
  • 圭吾の職場の先輩(演:カトウシンスケ)圭吾を気にかける先輩
  • 駒井(演:山本直寛)砂田の後輩記者
  • 村岡(演:柳憂怜)失踪事件の担当刑事
  • 沙織里と圭吾の母親(演:美保純)孫を心配する女性
  • 田辺(演:三島ゆたか)豊と一緒に働く人物

映画『ミッシング』のストーリー

引用:https://eiga.com/movie/99212/gallery/5/

沙織里と豊は、失踪してしまった娘を見つけるために、情報提供を訴えるビラ配りを行い続けていました。

しかし、インターネットでは誹謗中傷のコメントがひどくて、沙織里は鋭い眼光で、いらついてしまいます。

「ちょっと、またヒドイこと、書かれているんだけど?」「そんなものは、便所の落書きなんだから、見なければ良い」

夫の豊から、そう言われても、沙織里は、どうしてもインターネットが気になって見たくなってしまいます。

それでも、地元テレビ局の砂田記者だけは、寄り添ってくれて、いつまでも娘の情報提供を訴える番組を続けてくれました。

時には、沙織里の弟・圭吾にも取材する事もありましたが、その証言に矛盾がある事が判明します。

圭吾が、美羽と別れてから家に帰ったと証言していたのに、防犯カメラでは家に帰っていなかった事が映し出されていました。

砂田は、その事を追求すると、ついに圭吾は観念して、美羽と別れてから、違法カジノでスロットをしていた事について白状してしまいます。

本当の事を言ったら、違法カジノで行っていた事が分かってしまうので、あえて嘘の証言をしていたのです。

沙織里は、その事を知って『こいつが本当の事を言っていれば』と思ってしまい、弟に「死ね!失せろ失せろ」という暴言のメッセージを送信します。

圭吾は責任を感じて、なんとか美羽を見つけようとしますが、はたして美羽を救う事ができるのでしょうか?

映画『ミッシング』の5つの名言

引用:https://eiga.com/movie/99212/gallery/6/

ミッシングの5つの名言は、以下の通りです。

思い込みが偏向報道を生む

新人記者・三谷は「あの弟さんが怪しいですよねぇ」と言って、圭吾が美羽を誘拐したのではないか?と疑ってしまいました。

それに対して、先輩記者・砂田は「そういう思い込みが偏向報道を生む」と注意したのです。

確かに、報道はあくまでも事実を客観的に伝える事が重要なので、多くの報道関連の人にって、貴重な名言と言えます。

便所の落書き

沙織里は、弟に美羽を預けて、たまにぐらい息抜きしてもと思ってライブに行っていました。

そんな最中、娘の美羽が誘拐されてしまい、インターネットで『毒親』と批判されていたのです。

美羽は『たまにぐらい息抜きしても良いじゃん!』とイラつくと、夫から「そんなのは、便所の落書きだろう」と、さとされます。

しかし、インターネットの言葉の暴力は、時に人の命を奪う事もあるので、注意しなければいけません。

考えすぎるぐらい考えましょうよ

砂田は、沙織里たちに寄り添って報道していましたが、上司たちは視聴率をあげるために、圭吾を責める報道に変えようとします。

砂田は、その報道は圭吾を責める事につながると考えて大反対しますが、上司たちは意に介しません。

「そんなの考えすぎだって」「考えすぎるぐらい、考えましょうよ!」

報道の仕方によって、大バッシングを受けて生活が壊れる事もあるので、今作の最大の名言といえますね。

記者をやってたでしょう

砂田は、上司たちが視聴率目当てに、被害者家族を苦しめるような書き出しにしようとするので「あなたも記者をやっていたでしょう!」と批判します。

しかし、上司には、その言葉が心にまで届かず、沙織里たちまで苦しめる事になりました。

報道は時に間違いを起こす

美羽の事件が起きた後に、よく似た失踪事件が起きてしまいます。

沙織里は『類似点があるから、もしかして、この犯人が誘拐している場所に娘もいるんじゃ?』と思います。

その事を砂田に相談してみる事にしました。

「確かに、類似点が多いのですが、うちの社では、母親の婚約相手が犯人だと思っている者が多いです」「そうでよね、他のマスコミもそうですし」

落ち込む沙織里に対して、砂田は「でも、報道は時に間違いを起こします」と励ましてあげるのです。

『ミッシング』と他の映画を比較

今作とよく似た作品で『めぐみへの違い』という映画があります。

かつて、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんにスポットを当てた映画であり、自宅から、わずかな距離で失踪しました。

夫婦のもどかしくて辛い気持ちや『たった、この程度の距離で失踪したなんて』という所が今作とよく似ています。

映画『ミッシング』のまとめ

引用:https://wwws.warnerbros.co.jp/missing/

ミッシングを見た感想について、詳しく解説します。

映画『ミッシング』のオススメ層

ミッシングは、子育てで大変だった母親が、少しの息抜きのつもりでライブへ行ったのに、そこで娘が失踪してしまいます。

子供を持つ親御さんにとっては辛く見える映画ですが、この作品を見て、わずかな油断を狙う者が世の中にいる事を知って欲しい作品です。

  • 親御さんたち:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 報道関係者:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️

映画『ミッシング』の残念な所

圭吾が嘘がばれないように、新たな嘘をつこうとして、厳しく追求されてしまいました。

人として、あまり褒められたものではありませんが、わずかな過ちで、ここまで叩かれる境遇には同情してしまいます。

その人の弱さや、安易に人を叩く構図は、残念なシーンと言わざるを得ませんね。

映画『ミッシング』の見所

石原さとみさんが、鋭い眼光で睨んだり、感情を爆発させたりする演技は、凄いものがあり、まさに魂の演技という感じがしました。

その他にも、演技力の高い俳優が集結していて、被害者家族がボロボロになりながらも、大事な人を探そうとする所は見応えがあります。

あまりハッピーエンドとは言えない映画ですが、姉が弟に、娘の動画を送ってあげるシーンは、ほっこりとするものがありますね。