映画『ウクライナ・クライシス』では、プーチンがウクライナに揺さぶりをかけてしまうので、なぜウクライナを執拗に狙うのか?詳しく解説しましょう。
- 映画『ウクライナ・クライシス』のキャスト
- 映画『ウクライナ・クライシス』のストーリー
- 『プーチンが執拗にウクライナを狙う理由』
- 『ウクライナ・クライシス』と他の映画を比較
- 映画『ウクライナ・クライシス』のまとめ
映画『ウクライナ・クライシス』のキャスト
の映画『ウクライナ・クライシス』は、年に公開されました。
監督&脚本
- 監督:イバン・ティムチェンコ
- 製作:タラス・コスタンチュク&スビトラーナ・ソロビヨワ
俳優
- シュルツ:少し冗談を言って、軍を和ませる小隊長
- スヴィトラーナ:父を厄介者扱いする少女
- リオーハ:父親に反発する少年
- ヴァレラ:リオーハの父親
- ディマ:ヴォレラの知り合い
映画『ウクライナ・クライシス』のストーリー
2014年8月19日、ロシアがクリミアを強引に併合してしまって、かつては同じソ連の国だったロシアとウクライナが対立関係に陥ってしまい、ウクライナで内戦が勃発!
ウクライナ軍は、ロシアになびき独立しようとする地域に目を光らせる必要があり、シュルツは冗談をかまして隊を和ませて出発していきました。
ロシア国内では、ウクライナが犯罪を犯しているというフェイクニュースが流れていて、ロシア国民は「ウクライナ人は恐ろしい」とつぶやしてしまうのです。
スヴィトラーナは「戦争になったら、ここは危ない」と叔母に訴えますが「そのうち、プーチンが軍隊を出してくれたら、ウクライナ人をぶっとばしてくれるさ」と相手にされません。
ウクライナのクラホベでは、多くの義勇兵が集まりますが、20年経っても国が変わらない事に苛立っていました。
ウクライナ軍は、ドネツクを包囲して、敵の援軍を阻止しようと動き出します。ロシアになびこうとする地域で、ついにウクライナ軍と新ロシア派の間で激しい銃撃戦が起きてしまいます。
スヴィトラーナは負傷した兵士をかくまってしまいますが、その負傷兵はヴァレラの息子を殺害した疑いが持たれていました。
やがて、ヴァレラは自分の息子を殺害した人間が、スヴィトラーナにかくまわれている事に気付いて兵士を動員します。長引く戦争が、多くの人間の理性をむしばんでしまい、憎しみの連鎖が生まれていきますが、この戦争に終わりはあるのでしょうか?
『プーチンが執拗にウクライナを狙う理由』
引用:https://www.nikkansports.com/general/nikkan/photonews/photonews_nsInc_202203070000476-2.html
ロシアのプーチンが、なぜウクライナを執拗に侵略しようとしているのか?それは、EU(欧州連合)やNATO(北大西洋条約機構)が拡大しているからです。
特に、NATOの拡大は凄まじいものがあり、共産圏にされていたポーランド・ラトビア・リトアニアなどが次々にNATOに加盟していきました。
しかも、EUも拡大する一方であり、イギリスが離脱したとは言え、ウクライナが加われば、ロシアの首都モスクワのすぐ近くまで資本主義陣営の国が迫る事になります。
もしも、そのような事になれば、ロシアの独裁的な体制が危うくなり、プーチン体制が崩壊される恐れもあります。国民の間でも、ナポレオンやヒトラーなどが、軍事侵攻してきた苦い経験があるので、ヨーロッパをあまり信用していない所があります。
プーチンは、体制の維持や、国民の支持を高めるために、ウクライナを侵略しようと考えている訳ですね。しかし、プーチンのウクライナ侵略は完全に裏目に出てしまい、フィンランドとスゥエーデンがNATOに加盟申請してしまいました。
トルコが、これに難色を示していますが、ロシアは軍事予算や兵士の命が次々に失われていく上に、北欧2カ国がNATOに加盟しようとするので、プーチンの企みは完全に失敗したと言えるでしょう。
『ウクライナ・クライシス』と他の映画を比較
ロシアがウクライナに侵略しようとする映画『ウクライナ・クライシス』もあれば、ロシアがジョージアに侵略しようとする映画『キリングフィールド 極限戦線』もあります。
ロシアは、ソ連時代から、常に条約を破り続けて国土を拡大してきた所があり、これらの映画を見て、日本人として本当に憲法9条を守り続けるだけで国が守れるのか?真剣に考えたほうが良いでしょう。
映画『ウクライナ・クライシス』のまとめ
ウクライナ・クライシスを見た感想について、詳しく解説します。
映画『ウクライナ・クライシス』のオススメ層
ウクライナが国土を守ろうとする映画なので、ウクライナで今まで何が起きていたのか?知りたい方には、オススメの映画です。
ただし、戦争映画としては迫力が足りない所もあるので、ハリウッド映画なみの迫力を期待される方には、あまりオススメできません。
- ウクライナに興味がある方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『ウクライナ・クライシス』の残念な所
ウクライナにスポットを当てた戦争映画なので、期待していましたが、一般兵士と家族のやり取りばかりが行われているので、期待していたほどの作品ではありませんでした。
なぜ、プーチンがウクライナに触手を伸ばそうとしているのか?この戦争で、ウクライナが何を学んだのか?そういった事にも、しっかりと焦点を当てて制作して欲しかったですね。
映画『ウクライナ・クライシス』の見所
戦争映画としては物足りない所はありますが、ウクライナを戦場にしている映画は、近代ではそれほど多くないので、そういった事を考えたら貴重な作品と言えます。
そして、ロシアでは、どういった事が行われて、国民が戦争を支持していたのか?それが分かるのも、今作の見所と言えるでしょう。