映画『はらい』、広島こわい映画祭2020に出されたほどの作品です。そのような作品は、どのようなキャストやストーリーになっているのか?詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。
映画『はらい』のキャスト
ドラマ映画『はらい』は、広島こわい映画祭2020に出品された作品です。
監督&脚本
- 監督:クォン・ヒョクジュン
登場人物
- キサラ:ひきこもりの妹に苛立つ少女
- アオイ:キサラの妹
- キサラとアオイの父親:キサラに協力を求める父親
- キサラとアオイの母親:キサラの愚痴を聞く母親
映画『はらい』のストーリー
キサラは実家に帰って、両親に「妹がヒッキー(引きこもり)だなんて……お陰で、誰も家に呼べないよ」と愚痴をこぼしてしまい、母親はあいづちをうちながら、話を聞く事しかできませんでした。
そこで、父親が「実はな、妹のアオイを施設に入れるので、お金がかかるから、お前には悪いんだが、大学は私立を諦めて公立にしてくれないか」と頼み込み「なんでよ!私だって、あいつが夜中に騒ぐから睡眠薬を飲んでんのよ」
キサラは、妹の部屋に向かって「もう、死ねばいいのに」と吐き捨ててしまうのです。両親は『困ったものだ』と表情を歪めてしまいますが、夜中になると『ドン!ドン!……コロコロ』という変な音が何回も聞こえてきました。
キサラは『どうしたんだろう?』と思って、廊下へ出て行くと、妹が口に薬をいっぱい詰め込んで、頭が何度も壁に『ドン!ドン!』と当たっていたのです。
それから、数年経ち、キサラは恋人が出来て「私、ダメなお姉ちゃんなんだ」と、妹が自殺した事を打ち明けると「いや、その話を今のうちに聞けて良かったよ」と言われて、ホッとします。
実家に恋人を連れて両親に紹介すると、途中で、両親は高笑いし始めて、明らかに様子がおかしかったのです。
『これは、一体?』と思いながらも、自分の部屋に恋人を入れてあげると「お前がアオイを殺したんだろう?自殺だなんて、ふざけやがって」ナイフを向けてきたのです。
キサラは「私じゃない!」と訴えると、恋人はバタンと倒れて「何なのよ!」と叫んで、廊下に出ると、妹の部屋の前には両親が作った料理が置かれていました。
そこに両親が「やっと戻って来てくれたんだ、4人で食事をするのは久しぶりだなぁ」と喜びますが、両親も倒れてしまいます。
キサラは震え上がってしまいますが、そこに妹の幽霊がゆっくりと階段から降りてきたのです。はたして、キサラはどうなってしまうのでしょうか?
『はらい』と他の映画を比較
アオイは自殺してしまい、家族がムチャクチャになっていきますが、絶望したまま自殺した映画は、他にもあって、それが『11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち』でした。
かつて、三島由紀夫が国を憂いて、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で大演説を行い自主独立を目指しましたが、それでも自衛隊員は何も行動せず、なすすべもなく割腹自殺してしまいます。
それから歳月は流れて、現在では自衛隊の地位が向上して、国民の見る目も変わってきました。日本の安全保障は危機にひんしていて、今の時代こそ三島由紀夫が必要とされる時代なのかもしれません。
映画『はらい』のまとめ
はらいを見た感想について、詳しく解説します。
映画『はらい』のオススメ層
姉妹の行き違いにより、妹が自殺してしまって破滅的な結末を迎えてしまう映画なので、まだ破滅していない姉妹の方たちに見て欲しい映画ですね。
たった一つの言葉が、思いがけない結果になってしまうので、見てみる価値はあります。
- 姉妹:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『はらい』の残念な所
キサラが、アオイに取り返しのつかない暴言を言い放ってしまいますが、ああいう兄弟は最悪です。
引きこもるほうも、好きでふさぎこんでいるわけではないケースもあるので、家族が相手であったとしても、死ねばいいのにとか言ってはダメですね。
映画『はらい』の見所
アオイが自殺してしまいますが、その死に方はインパクトがありましたし、階段から降りてくる時に、幽霊の恐ろしいおどろおどろしい感じが出ていて、なかなか見応えがありました。
上映時間はわずか30分ぐらいしかないので、そこだけが残念ですが、映画を手短に楽しみたい方には、魅力的なポイントですね。