映画『沈黙のパレード』では、宮沢麻耶(吉田羊)たちの5つの名言が登場するので、詳しく紹介しましょう。
映画『沈黙のパレード』のキャスト
日本のミステリー映画『沈黙のパレード』は、2022年9月16日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 湯川学(演:福山雅治)理屈っぽい教授
- 内海薫(演:柴咲コウ)湯川学の性格が苦手な女刑事
- 草薙俊平(演:北村一輝)15年前の事件を後悔し続ける刑事
- 並木祐太郎(演:飯尾和樹)定食屋『なみきや』の店主
- 並木真智子(演:戸田菜穂)並木祐太郎の妻
- 並木佐織(演:川床明日香)並木夫婦の長女で、殺害されてしまう人物
- 並木夏美(演:出口夏希)並木夫婦の次女
- 蓮沼寛一(演:村上淳)連続殺人事件の容疑者
- 戸島修作(演:田口浩正)冷凍食品会社の社長
- 宮沢麻耶(演:吉田羊)本屋の書店で働く女性
- 増村栄治(演:酒向芳)蓮沼寛一と一緒に住んでいた男性
- 高垣智也(演:岡山天音)並木佐織の恋人
- 新倉直紀(演:椎名桔平)音楽プロデューサー
- 新倉留美(演:檀れい)新倉直紀の妻
映画『沈黙のパレード』のストーリー
2017年、東京のある学校で、並木佐織が女子学生とは思えないほどの美声を響かせて、生徒や大人たちを魅了していました。
音楽プロデューサーの新倉直紀は、妻と共に、並木家まで訪れて「お嬢さんは並外れた才能があります」と言って、プロデュースさせて下さいとお願いします。
父親はプロの歌手になる事反対しますが、母親のアドバイスで学校を卒業してから、プロを目指す事にしました。
未来は約束されたかに見えましたが、並木佐織は行方が分からなくなり、東京から遠く離れた静岡の蓮沼家で遺体となって発見されたのです。
蓮沼家は放火されて、全焼していて、そこには随分前に亡くなっていたと思われる蓮沼寛一の家族も遺体となって見つかります。
刑事たちは、すぐに蓮沼寛一の住んでいる部屋まで行くと、そこには蓮沼寛一が着ていた作業着に並木佐織の血液やDNAが付着されていたので、すぐ刑務所に叩き込めるハズでした。
しかし、蓮沼寛一は15年前にも少女を殺害して、黙秘を貫いた事があり、今回も黙秘を続けてしまって、刑事たちは何もする事ができず、一時的に釈放する事になってしまいます。
遺族たちは頭に血がのぼり「なんで、そんな事になるんだ」と憤ってしまいますが、それから蓮沼寛一は狭い部屋で命を落としている事が分かり、刑事たちは遺族の犯行ではないかと疑います。
内海薫は、湯川学教授に協力を求めますが、多くの者たちは刑事を信用しておらず「あんな奴は殺されて当然」と非協力的でした。
はたして、このような状況で、犯人を突き止める事ができるのでしょうか?
『宮沢麻耶(吉田羊)たちの5つの名言』
宮沢麻耶(吉田羊)たちによって、5つの名言が出てくるので、詳しく紹介します。
偽証罪ってありますけど、沈黙罪はあるんでしょうか?
刑事たちは、犯人を探そうとしますが、蓮沼寛一が黙秘を貫いて刑務所入れる事ができませんでした。
そのため、宮沢麻耶(演:吉田羊)から「偽証罪ってありますけど、沈黙罪はあるんでしょうか?」と皮肉を言われてしまい、刑事たちは返す事が無かったのです。
次元が違う、レベルが違うんだ!
草薙俊平(演:北村一輝)刑事は「私も、あの男を逮捕できなかった事は歯がゆい思いです」と説明しますが、戸島修作(演:田口浩正)から「あんたの悔しさとは次元が違う、レベルが違うんだ!」と激怒されます。
戸島修作は、親友の娘だった並木佐織を可愛がっていて、赤ちゃんの時はオムツを替えた事もあったので、刑事が仕事で上手くいかなかった時の悔しさと一緒にするなと言いたかったのでしょう。
このパズルを繋げられるのは過去しかない
湯川学(演:福山雅治)は「これは複雑なパズルだ、このパズルを繋げられるのは過去しかない」と言って、最近になって起きた事件は15年前とつながっていると指摘します。
刑事たちにとっては『まさか、今回の事件と15年前の事件がつながっている訳がない』と半信半疑でした。
しかし、実際に15年前の事件を調べてみたら、蓮沼寛一と同じ同僚で、部屋を貸していた増村栄治が、15年前に殺害された少女の叔父である事が発覚します。
これにより、部屋を貸していた増村栄治が、犯人を憎む者と共謀して、犯行を及んだ可能性が浮上した訳です。
沈黙を続けている者たちに顔向けできない
刑事たちは、捜査を続けますが、誰もが多くの事を自供しようとしなくて、ある一人から「今、喋ったら、懸命になって沈黙を続けている方に顔向けできない」と言われてしまいます。
明らかに、仲間をかばう発言でしたが、奇しくも大事な人の命を奪った人間と同じ沈黙でしか、対抗手段がないのも皮肉な話です。
このまま沈黙を続けますか?
草薙俊平は、ついに犯人をつきとめて、取り調べで「このまま、沈黙を続けますか?」と追及してしまいます。
多くの者たちが、黙秘権を乱用してしまい、刑事たちは最後の最後まで、この黙秘権に苦しめられてしまうのです。
『沈黙のパレード』と他の映画を比較
映画『ファーストラヴ』でも、取り調べをする時に、容疑者の聖山環菜(演:芳根京子)が、なかなか素直な気持ちを言おうとせず「動機は、そちらで見つけて下さい」と挑発してしまいます。
真壁由紀(演:北川景子)は、聖山環菜の言葉に翻弄されながらも、何とか過去の記憶をたどろうとして、彼女の無実を証明しようとして、その真実には多くの人たちが魅了される映画です。
映画『沈黙のパレード』のまとめ
沈黙のパレードを見た感想について、詳しく解説します。
映画『沈黙のパレード』のオススメ層
家族を助けようとする者や、その無念を晴らそうとする者たちが暗躍するので、家族で見て欲しい映画ではあります。
しかし、夢を追う者がいきなり自分の都合で、応援してくれていた者を非難してしまう所があるので、夢を追う人も沈黙のパレードを見て、相手思いやる気持ちを持って欲しい作品でもあります。
- ファミリー層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 夢を追う者:⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『沈黙のパレード』の残念な所
並木佐織が、自分勝手な事を言い始めて「自分の才能に嫉妬している」とか言い出した時には『何なの、この女は?』と絶句してしまいました。
いくら才能があるからとは言っても、こんな事を言ってはいけないよなぁと思ってしまい、そこが凄く残念な所でしたね。
映画『沈黙のパレード』の見所
東野圭吾先生の作品が原作になった映画は、外れなしと言いたくなるほど面白い物が多くて、今作も期待を外さないものでした。
最近は文章力を上げるためにも、小説を書くためにも、小説も読んでみたいなぁと思っていたので、いつかは東野圭吾先生の小説を読んでみたいと思いました。
今作では、タイトルにも取り上げられた『沈黙』というものに多くの者たちが翻弄されていくので、その辺りが、この映画の大きな見所ですね。