映画『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』と原作との違いや書かれていなかった内容について紹介します。
- 映画『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』のキャスト
- 映画『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』のストーリー
- 『原作に書かれていなかった内容』
- 『原作と映画の違い』
- 『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』と他の映画を比較
- 映画『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』のまとめ
映画『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』のキャスト
日本の2Dアニメ映画『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』は、年に公開されました。
監督&脚本
登場人物&声優
- 宮城リョータ(声:仲村宗悟)兄の死を乗り越えてバスケに打ち込む少年
- 三井寿(演:笠間淳)宮城リョータに目を付ける元中学MVP
- 流川楓(演:神尾晋一郎)中でも外でも点が取れるオフェンスの鬼
- 桜木花道(演:木村昴)バスケの経験が少ないリバウンド王
- 赤木剛憲(演:三宅健太)弱小だった翔北バスケット部のキャプテン
映画『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』のストーリー
宮城リョータには、バスケが得意な兄がいましたが、早くにも亡くなってしまい、失意のどん底に突き落とされてしまいます。
それでも、沖縄から神奈川へ引っ越しをした後に、翔北バスケ部に入り、ついに全国最強と言われた山王工業との一戦に挑む事になりました。
序盤は、1年の桜木に合図をしてアリウープを決められますが、前半が終わり、後半に入ると、山王工業はお家芸とも言える『ゾーンプレス』をしかけてきて、後半から数分で、36vs56という圧倒的な点差に広げられます。
安西監督は、選手交代させて、桜木を呼び寄せて「君がリバウンドを取れば、相手の2点を封じて、こちらが2点を取れます」「つまり、4点分の働きって事か!」
桜木がリバウンドを取るようになり、宮城リョータが自チームに喝を入れていき、意気消沈だった翔北バスケ部が蘇り、残り時間49.1秒で、75vs76の1点差に迫ります。
赤木晴子は「死守よ!絶対に取られちゃダメ」と声をふりしぼり、桜木が犬猿の仲だった流川にパスをして、残り時間24.1秒で、見事にシュート決めて逆転!
しかし、山王工業が猛攻をしかけてきて、その時、まるで時間が止まったかのような静寂に包まれる中で、再び逆転されてしまいます。
残り時間9.4秒で、77vs78。絶望的と思われましたが、その時、すでに桜木がゴールに向かって走っていました。流川が大きな声を張り上げて、ゴールへ向かい、今まで素人と侮っていた桜木にパス。
桜木は、覚えたてのシュートを放ちますが、その時すでに残り時間は1.0秒から0.0秒になろうとしていました。しかし、ボールがバスケットゴールのネットを『シュパァ!』と通過した時に、ちょうと残り時間は0.0秒。
桜木のまさかのブザービードが炸裂して、翔北が山王工業を打ち負かしたのです。宮城リョータは、兄の悲願だった打倒山王を叶えられました、何を思うのでしょうか?
『原作に書かれていなかった内容』
宮城リョータは、子供の頃に、バスケが得意な兄と一緒に、1on1で、バスケの勝負をよくしていました。しかし、兄はバスケをしている途中で、友達がやってきたので「悪い、釣りの約束していたんだった」と言って、船に乗り込んでしまいました。
「ふざけるなよ、1on1をするって約束したじゃないか、もう二度と戻ってくるな」と吐き捨ててしまいますが、それが兄を見た最後の姿だったのです。
宮城リョータはバスケに打ち込みますが、すぐに兄のようにはなれず、試合では、兄にぼろ負けだった選手から「俺は、お前の兄貴にぼろ負けしたけど、弟はたいした事がないな」と笑われてしまい、屈辱を味わってしまいます。
母親も、その姿を見て『やっぱり、あいつとリョータじゃ、違うんだ』と悲しくなり、亡くなった息子の道具をリョータから取り上げようとするのです。
宮城リョータは「俺も7番のユニフォームで頑張るんだ」と言いますが、神奈川へ引っ越した時に、ある上級生から声をかけられて、1on1の勝負をします。
「お前さ、せっかくの技術があるんだから、一人だけでバスケしていても上達しないぞ」とアドバイスをされますが、この男そ、三井寿だったのです。
映画では細かく描かれていませんでしたが、三井寿は怪我をしてしまい、試合に出られなくなって、自分の居場所はもうないと思って、バスケを辞めてしまいました。
映画では、三井寿はロングヘアーになってから、不良仲間たちと一緒に歩いている時に、宮城リョータを見て「バスケは身長が高くなければダメだろう」と侮辱してしまいます。
しかし、翔北バスケ部と喧嘩をした後に、三井寿は『やはり、俺はバスケがしたい』と思い直して、髪をバッサリと切って、体育館に入ろうとします。
宮城リョータは「どうしたんすか?その髪は。もしかして、バスケ部に入る気ですか」と聞くと、三井寿は「うるせぇ、俺は諦めの悪い男なんだよ」と言い放ち、バスケ部全員に向かって、頭を深く下げるのです。
山王工業は、まさかの敗戦を迎えて、監督が「這い上がろう、負けた事が、いつか財産になる」と励ましますが、絶対的のエース 沢北栄治は、かつて神社に『俺に、経験した事がない財産を下さい』とお祈りした事を思い出してしまいます。
まさか、こんな形で、自分の願掛けが叶ってしまうと思うと、むせび泣いてしまい、他の選手たちは、何も声をかけてあげる事ができませんでした。
しかし、沢北栄治は夢だったアメリカのNBAでプレイするようになり、そこには、あのライバルだった宮城リョータも一緒に汗を流してバスケをしていたのです。
『原作と映画の違い』
原作(漫画)では、主人公が素人の桜木花道でしたが、映画では宮城リョータが主人公となり、山王工業の沢北栄治と対決していきます。
さらに、赤木剛憲が山王工業戦で、自分を取り戻すキッカケになった、魚住が出てこなかったので、この辺りも原作との大きな違いですね。
極め付けは声優陣の総入れ替えでしょう。赤木剛憲役を演じていた声優の梁田清之さんんが亡くなった事から、恐らく声優たちを総入れ替えしたのかもしれません。
あまりにも早い訃報でしたが、映画は無事に上映できたので、梁田清之さんも天国で喜んでいるのかもしれません。
梁田清之さんのご冥福をお祈りします。
『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』と他の映画を比較
スラムダンクに負けないほどの人気漫画と言えば、やはり『ドラゴンボール』でしょう。
そのドラゴンボールも映画化されていて『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』では、性懲りも無くレッドリボン軍が、再び牙を向きますが、孫悟飯やピッコロたちが、その野望を阻止しようとします。
ドラゴンボールのほうは、多くの声優が代わっていないので、やはり違和感なく見られるの嬉しい所でしょう。
映画『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』のまとめ
THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)を見た感想について、詳しく解説します。
映画『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』のオススメ層
スラムダンクの待望の映画化なので、やはりスラムダンクファンや、バスケが好きな方達には、ぜひオススメしたい映画です。
- スラムダンクファン:⭐️⭐️⭐️⭐️
- バスケが好きな方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』の残念な所
やはり、残念な所としては、声優の総入れ替えですね。これは減点などというものではなく、かなりスラムダンクの魅力を損なうものでした。
しかし、裏を返せば、残念な所は声優を入れ替えただけであり、それ以外は、スラムダンクファンが満足できる内容と言えます。
映画『THE FIRST SLAM DUNK(スラムダンク)』の見所
スラムダンクファンの多くが『山王工業戦もアニメで見たかった』と思っていましたが、ついに、この映画で、その夢が実現しました。
しかも、原作にはない宮城リョータの過去が、多く描かれていて、スラムダンクファンには嬉しい要素が多くあります。
三井寿と宮城リョータが険悪になるキッカケも描かれているのも注目すべきポイントです。
しかも、山王工業戦が終わろうとする時に、足音や風を切るような音だけで、映画館が静寂に包まれる中で、試合が進んでいく所は、鳥肌が立つほど感動しました。
山王工業が逆転されて、急いで点を取ろうとする時は、山王工業の選手たちが、早送りするかのようなハイスピードで動いていく所が、よく描かれていましたね。
そして、選手が3Dのようにリアルに描かれていて、観客が2Dのように単純化して描かれていて、その対比も、なかなか見応えがありました。