映画『非常宣言』のク・イノ(ソン・ガンホ)の危機で、韓国の対日感情が判明するので、詳しく紹介します。
映画『非常宣言』のキャスト
韓国のパニック映画『非常宣言』は、日本では2023年1月6日に上映開始されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- パク・ジェヒョク(演:イ・ビョンホン)元パイロットだった男性
- リュ・ジンソク(演:イム・シワン)飛行機テロを企てる人物
- ク・イノ(演:ソン・ガンホ)家族や乗客のために立ち上がる刑事
- キム・スッキ(演:チョン・ドヨン)韓国の国土交通省大臣
- パク・テス(演:パク・ヘジュン)大統領府危機管理センター
- ヒジン(演:キム・ソジン)チーフパーサー
映画『非常宣言』のストーリー
パク・ジェヒョクは、息子と一緒にハワイ行きの飛行機に乗ろうとしていた時に、トイレの個室の中で、リュ・ジンソクが脇の下を切って、体内に何かを入れ込んでいました。
トイレで、素早く糸で傷口をふさいで、飛行機に乗り込むと、再びトイレに入り、傷口から取り出した物を使って、散布していきます。
その頃、地上では、ク・イノ刑事が、飛行機テロを予告した動画の噂を聞いて、聞き込み調査をして、あるマンションの部屋に潜入すると、そこではネズミを実験にしたバイオウイルスの映像を見てしまいます。
部屋の住人は、リュ・ジンソクであり、ハワイ行きの飛行機に乗っている事が分かりましたが、それは自分の家族が乗っていた便でした。
映像では、粉を吹きかけて感染させていき、次々にネズミを殺していったので、飛行機でも同じような事が起きたら、150名以上の乗客の命が危なかったのです。
すぐに、航空会社に、飛行機に戻るように伝えさせますが、時すでに遅く、乗客で死亡者が出てしまい、多くの者たちが感染していました。
リュ・ジンソクは捕まり、政府関係者から「何が望みなんだ?」と聞かれると「俺の要求?それは、お前ら乗客全員に死んでもらう事だ!ネズミのように閉じ込められた所で、泣き叫んでな、はぁっはっはっは!」
パク・ジェヒョクは「この野郎」と興奮しますが、リュ・ジンソクはすでに感染して、吐血して生き絶えてしまいました。
すぐに着陸しようとしますが、アメリカからは拒否されてしまったので、日本の成田空港に着陸しようとしたら、日本からも拒否されてしまいます。
副機長は、非常宣言を出しますが、航空自衛隊が出動して「領空侵犯は許さん!今すぐ、領空から出て行け」と威嚇射撃をされて、観念して韓国の空港へ戻って行きます。
ところが、韓国の全空港では、住民たちが感染の拡大を起こして、着陸反対デモを行い、着陸できなくなったのです!
はたして、スカイコリア501の運命はどうなってしまうのでしょうか?
『ク・イノ(ソン・ガンホ)の危機で韓国の対日感情が判明』
日本と韓国は、友好的な時代もありましたが、何回か戦争に及んだ事もあり、反日感情が強い国と言われていました。
しかし、近年になると、日本に対して冷静に考える方や、友好的に接する韓国人が増えているのも事実です。
そこで、この映画ですが、スカイコリア501が、成田空港に着陸しようとすると、航空自衛隊が接近してきても、あくまでも威嚇射撃にとどめて、何度も警告してきました。
さらに、日本の政治家が『遺憾の意』を表明して、韓国の政府関係者たちも日本の考えに理解を示す声も出ていました。
この事から、日本の自衛隊は旧日本軍とは違って荒っぽい事はしなくて、日本の政治家は穏便に済ませたくて『遺憾の意』を表明するイメージがあるのでしょう。
しかも、ウイルスの拡大を防ぐために、日本が着陸反対した事を表明した事からも、日本に対して、だいぶ冷静で、根っから反日感情を抱いていない事が分かる映画ですね。
ただし、反日感情を持っている韓国人もいるので、日韓関係がよくなっていくのは、まだまだ時間が必要かもしれませんね。
『非常宣言』と他の映画を比較
韓国映画は、以前からパニック映画の迫力が凄くて、日本の映画ファンの多くをうならせてきました。
今作も、機長が感染して、墜落しようとする中で、感染も拡大していき、かなりの迫力があります。
その内容に、負けない韓国映画があって、それが『新感染半島 ファイナル・ステージ』です。
新感染半島 ファイナル・ステージでは、韓国中がゾンビだらけになり、車で逃走しようとしますが、そこで激しいカーチェイスを行なっていき、その緊迫感は、韓国映画の底力を感じさせます。
映画『非常宣言』のまとめ
非常宣言を見た感想について、詳しく解説します。
映画『非常宣言』のオススメ層
非常宣言は、機内でウイルスが拡大する中で、機長まで感染して、海上に墜落する寸前でした。
しかも、空港に着陸しようとするシーンでは、かなり緊迫感があるので、パニック映画が好きな方にはオススメですね。
イ・ビョンホンさんやソン・ガンホさんも出演しているので、韓流が好きな方も、満足できる作品と言えるでしょう。
- 韓流ファン:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『非常宣言』の残念な所
リュ・ジンソク(演:イム・シワン)が、拡大自殺をしようとしますが、それは日本の無敵な人と同じような人間と言えるでしょう。
しかし、それでも、リュ・ジンソクが破滅的な行動に出る理由としては、乏しい感じがしたので、少しモヤモヤ感の残る映画でした。
映画『非常宣言』の見所
私は、韓国の映画なら少しは見ますが、韓流ドラマは見ない人間なので、韓流はあまり詳しくありません。
そんな私でも、さすがにイ・ビョンホンさんは知っていたので、この映画を見ていた時に、あの有名な韓流の俳優が出てきた時には驚きましたね。
さらに、イム・シワンさんのサイコパスな役を演じるシーンは、迫力や不気味さがあり、やはり悪役を演じる方には、こういう演技力の高い方が必要です。
邦画も、韓国映画に負けないようなパニック映画を作って欲しいものですね。