渋谷隆治（池松壮亮）がスターリンと同じ落とし穴に？ドラマ『Get Ready!（ゲットレディ）第1話』

ドラマ『Get Ready! 第1話』では、渋谷隆治（池松壮亮）がスターリンと同じ落とし穴にハマり、狂ってしまったので詳しく紹介します。

Get Ready!は、2023年1月8日から放送開始されました。

Get Ready!に登場する人物や俳優たちは、以下の通りです。

羽場一郎副総理は、千代田医科大学附属病院で手術をする事によって、一命を取り留めます。

その後に、剣持理三院長から、二度と歩けなくなる事を宣告されてしまい、頭に来て反発してしまいました。

院長の娘の剣持玲於奈は「誰のお陰で助かったと思っているのかしら」と納得できませんが、父親は「勝手に言わせておけ、そのうち、分かる」と放置してしまいます。

ところが、医者たちがいなくなった後に、怪しげな仮面を付けた交渉人ジョーカーたちが、高額のお金を支払えば、最先端の手術で命を救う事も可能と語りかけてきたのです。

羽場一郎副総理は、怪しい奴と思って、高額なお金を支払う事を拒否してしまい、ジョーカーたちは、仲間たちと合流すると「あいつは助ける価値がないな」という結論に至ってしまいます。

渋谷キャピタルパートナーズでは、CEOの渋谷隆治が、自分の考えに従わない部下の才津明をリストラしてしまいますが、体調を崩してしまい、千代田医科大学附属病院で診察を受けます。

しかし、余命半年の宣告を受けてしまい絶望する中で、ジョーカーが全資産の8割にあたる800億円を払えば、命を助けますと交渉してきました。

渋谷隆治は、悩んだ末に800億円を払う事を決めますが、エースの波佐間永介は「あいつは散々悪どい事をしてきた。助ける価値はないだろう」と執刀を拒絶してしまいます。

その話を聞いた渋谷隆治は、自分の命にあとがない事を知って、かつてリストラしようとした才津明と一緒に、原点に戻る事を決意して、日本の多くの企業を助けようとします。

しかし、病状は悪化して倒れ込んでしまい、闇チームの医師たちが搬送していき、ついにエースも助ける価値があると思い「Get Ready!」と言って、緊急手術を行います。

はたして、渋谷隆治を助ける事は出来るのでしょうか？

渋谷隆治（池松壮亮）は、当初は才津明と共に、多くの日本企業に手を差し伸べようとしていました。それが、なぜ多くの企業を騙し、犠牲者を騙すようになったのでしょうか？

それは、ソ連の独裁者スターリンと同じ落とし穴にハマったのでしょう。

スターリンは、親しいに手を差し伸べるような所がありましたが、多くの民を冷酷に虐殺する所がありました。

この冷酷なスターリンは「一人の人間の死は悲劇だが、百万人の死はもはや統計である」と言い放った事があります。

出世していくうちに、どれだけの犠牲者が出ても、それは数字でしか判断しないようになり、統計としか思えなくなったのでしょう。

渋谷隆治も出世するようになって、いつしか金を稼ぐ事ばかりにとらわれてしまい、統計の罠にハマってしまったと考えられます。

どれだけ崇高な理想を持っていたとしても、金や権力は人を惑わしてしまう所があるので、被害者が増えていっても、それを数字でしか判断しなくなったと考えられます。

引用：https://www.tbs.co.jp/getready_tbs/

第1話では、渋谷隆治（池松壮亮）は助けられますが、確かに救わなくても良いだろうと思う犯罪者がいるのも事実です。

しかし、医療はどんな人間であったとしても助けなくてはいけないので、こういったテーマを扱うのも医療ドラマの難しい所でしょうね。

それが、今作では、助ける価値のある人間かどうか？それを判断してから、執刀するので、少し変わったドラマですが面白そうです。