ドラマ『大奥(2023年)』では、松平信綱(山中聡)が登場しますが、史実では重要な功績を3つもあげるので詳しく紹介します。
ドラマ『大奥(2023年) 第4話』のキャスト
大奥(2023年)は、2023年1月10日から放送開始されました。
脚本&演出&原作
登場人物&俳優
- 徳川家光-千恵(演:堀田真由)徳川家光になった女将軍
- 徳川吉宗(演:冨永愛)紀州藩から将軍にまで上り詰めた人物
- 万里小路有功(演:福士蒼汰)公家出身の僧
- 春日局(演:斉藤由貴)徳川家光の乳母
- 稲葉正勝(演:眞島秀和)春日局の息子
- 玉栄(演:奥智哉)万里小路有功と共に還俗させられる人物
- 村瀬正資(演:岡山天音)大奥での出来事を日記に記す人物
- 和田正隆(演:佐藤祐基)御中臈のひとり
- 角南重郷(演:田中幸太朗)御中臈のひとり
- 勝田頼秀(演:水間ロン)御中臈のひとり
- 松平信綱(演:山中聡)知恵伊豆と言われる重臣
ドラマ『大奥(2023年) 第4話』のストーリー
徳川家光に、いつまでも子供が出来ない事から、春日局は万里小路有功を呼びつけて「上様には、違う男を勧めるように」と命じてしまいます。
当初は反発しますが「そなたは、元は僧として人を救おうとしたのであろう?徳川の代が途絶えてしまえば、この世は安泰ではなくなるであろう」と言われたら、もう反対する気力が無くなってしまいました。
しかし、徳川家光に他の男を勧めようとしたら「そなたは、私に他の男のために血を流せというのか?なぜ、春日局と戦おうとしないのか?お前など死ね!」
万里小路有功は「私を殺してください」と辛そうな表情を浮かべると「ならぬ」と言われて、徳川家光はついに他の男を抱く事にしてしまうのです。
世間では、女が多くなるばかりで、多くの家では女が家業を継ぐようになっていたので、稲葉正勝は春日局に「もう徳川も、女子が主人になる事にしたほうがよいでしょう」と進言します。
春日局は「それは、町民の話であろう!もし戦が起きたら、女子で何が出来る。また昔の世に戻ったら、どうするのか?」と戦国乱世に後戻りした事を恐れてしまいますが、いきなり倒れてしまいました。
実は、春日局は後継が誕生する事を祈って、薬断ちしていましたが、そのまま病状は悪くなり、万里小路有功に、徳川の御代が続くために、家光たちに厳しく接して来た事を詫びながら、ついに亡くなってしまいます。
江戸城で、多くの家臣たちが待つ中で、ついに徳川家光が女になってから、初めて、その姿を現せます。
「徳川宗家も女が将軍となった。よって、そなた達も、女が家督を継ぐ事を許す。女が将軍になる事に意義がある者があれば、申せ!」と言い放ちますが、全ての家臣がひれ伏します。
はたして、徳川宗家は、このまま続いていく事ができるのでしょうか?
『松平信綱(山中聡)の3つの功績』
松平信綱(山中聡)は、徳川家光に仕えた功臣であり、大きな功績を3つあげました。
1つ目は、何と言っても『島原の乱』を鎮圧できた事でしょう。戦国乱世から、たびたび一揆は起きていて、あの徳川家康でさえ、三河の一揆に手を焼いて、多くの家臣たちにそむかれたほどです。
ところが、松平信綱はオランダ船に砲撃を要請した上に、兵糧攻めで3万8000人の一揆勢を鎮圧しました。
動員された幕府の軍勢は12万人にも及び、これでキリシタンが、日本を征服する危険は脱しました。
あまり、よく知られていない事ですが、まずは宣教師がある国を訪れて、キリシタンが増えてきたら、軍勢を派遣して、西欧の国々が領土を広げていたのです。それを防いだのは、松平信綱の大きな功績と言えます。
2つ目の功績は、鎖国体制を完成させた事です。今でも、鎖国に対しては賛否両論ありますが、この決定が無ければ、日本の独自の文化が発展する事は難しかったですし、短期間で明治維新を達成させる土台を作る事に成功しました。
3つ目は、明暦の大火にも対応した事です。この大火は、ローマ大火・ロンドン大火と並び、世界三大大火と呼ばれる事もあるほどの被害をこうむりました。
松平信綱は、首都の再建に尽力をして、江戸幕府が長く続く要因にもなったのです。
ドラマ『大奥(2023年) 第4話』の見所とまとめ
第4話では、松平信綱(山中聡)が登場しますが、一瞬しか現れなかったので、少し残念でしたね。
知恵伊豆とまで言われたのに、もう少し登場シーンが多くても良かったような気がします。
次回は、どんな内容になるのか期待したい所です。