常盤貴子の演技力は下手なのか上手なのか?作品別に紹介!

常盤貴子の演技力は下手なのか上手なのか?作品別に紹介するので、参考にしてみて下さい。

常盤貴子の『愛していると言ってくれ』の演技力が上手なポイント!

やはり、常盤貴子さんの演技力を語る上で、忘れてはいけないのが、ドラマ『愛していると言ってくれ』でしょう。

このドラマは、常盤貴子さんの代表作中の代表作であり、主題歌のDREAMS COME TRUEの『LOVE LOVE LOVE』も大きな人気を集めました。

平成生まれの方には、何の事だかサッパリ分からないかもしれませんが、水野紘子(演:常盤貴子)が、聴覚が失った青年画家の榊晃次(演:豊川悦司)に惹かれていきます。

今にして言えば、昭和の『silent』と言った所でしょう。

二人の出会いは、最初に、水野紘子が林檎を取ろうと思っても取れなくて、そこで榊晃次からリンゴを投げてもらいますが、戸惑いながら受け取ってしまうのです。

水野紘子は、それから好きな人と失恋をしたり、仕事で色々な経験をしたりして、様々な事に葛藤していきます。

やがて、海辺で、榊晃次から「耳は聞こえなくても、振動が伝わってくるから、紘子の声が聞きたい」と頼まれて、何度も「愛してる」と言い続けてしまいました。

二人は、お互いに惹かれあう事がありながらも、結局は付き合う事がなかったのですが、再び、出会った時の場所で再会をして、リンゴを投げてもらいます。

そこで、常盤貴子さんと豊川悦司さんは、最初は無表情だったのですが、少しずつ微笑んでいき、やがて満面の笑みを浮かべていきました。

そのゆっくりと表情を変えていく事によって、視聴者をじっくりと引き込むシーンを見たら、常盤貴子さんの演技力が上手である事が、よく分かるハズです。

常盤貴子の『おとなの事情 スマホをのぞいたら』の演技力が凄く上手

映画『おとなの事情 スマホをのぞいたら』では、苦楽をともにした仲間たちが、知り合いのお店でパーティーを開く事にします。そこでは、小山三平(演:東山紀之)以外が、全て夫婦での参加でした。

引用:おとなの事情 スマホをのぞいたら

妻たちは夫の浮気を疑ってしまい、テーブルの上にスマートフォンを置いて、メールが来たら皆んなに見せる事にして、スピーカーにして通話も分かるようにしようという話になってしまいました。

最初は、夫たちは「別にやましい事はないし」と強がりますが、メールが来たり、電話がかかってきたりするたびに、ビクついてしまいます。

園山零士(演:田口浩正)は、不倫をしていたので、このままでは不味いと思ってしまいます。

そこで、妻たちが遠くにいる時を見計らって「なぁ、三平。お前は結婚していないんだから、俺とお前は同じスマートフォンなんだから、今日だけ交換してくれないか?」と迫ってしまいます。

そうしたら、小山三平が交換したスマートフォンに、女性から積極的なメッセージが届いてしまい、周りの仲間たちは『真面目そうな三平がそんな事を?』と苦笑いしてしまいます。

園山零士は『やっぱり交換しておいて良かった』と胸をなでおろしますが、交換してもらったスマートフォンに、同性の男から「なんで、私も連れて行ってくれなかったの?このクソ野郎」と訴える動画が届きます。

これに、妻の園山薫(演:常盤貴子)は「誰、これ?いつから!最初から?サイッテー」と怒りまくってしまいます。

常盤貴子さんにしては、珍しいほどブチギレまくるシーンでしたが、その圧倒的な迫力は、圧巻の一言でした。

夫は親友の恋路を台無しにしないために、相手の男に「俺も会いたい」と返信をしてしまいますが、その様子を見た常盤貴子さんが大きな口を開けて『あんた、マジなの?』と言わんばかりの表情は般若のように凄まじかったです。

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常盤貴子の『天地人』の演技力は下手ではなく上手?

大河ドラマ天地人』では、越後の龍とまで言われた上杉謙信が逝去してしまい、養子の上杉景勝(演:北村一輝)と上杉景虎(演:玉山鉄二)たちが跡目争いを起こしてしまいます。

上杉景勝の軍師だった直江兼続(演:妻夫木聡)は、主君を勝たせるために活躍をしていき、その後も上杉家を守っていきました。

お船(演:常盤貴子)は、夫の直江兼続を支えていきますが、関ヶ原の合戦で上杉家は敗者の側についてしまって、領地を120万石から30万石へ大減封されてしまうのです。

常盤貴子さんは、夫を献身的に支える役を熱演していて、時には神妙な面持ちで、夫や周りの者をさとしたり、時に家族のために夫に強く抗議をしたりする時は圧倒的な迫力を感じます。

大河ドラマは、最近は若い俳優を起用する事から、演技力が下手という事でトレンド入りする事がありますが、常盤貴子さんはベテラン女優だけあって、その演技力は凄く上手です。

常盤貴子の演技力のまとめ

常盤貴子さんは、ベテラン女優だけあって、その役に入りきる所があり、作品によっては別人かと思うほど、イメージが変わります。

特に『おとなの事情 スマホをのぞいたら』では、いい加減な不倫夫にブチ切れてしまう役を演じきっていて、その迫力のある演技は見ているだけで、圧倒されるものがありますね。