映画『仕掛人・藤枝梅安2』では、おるい(演:篠原ゆき子)が、夫(演:佐藤浩市)を騙したのは、助かりたいだけではなかったので、詳しく紹介します。
映画『仕掛人・藤枝梅安2』のキャスト
日本の時代劇の映画『仕掛人・藤枝梅安2』は、2023年4月7日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 藤枝梅安(演:豊川悦司)友の仇討ちのために仕事をする仕掛人
- 彦次郎(演:片岡愛之助)妻の仇となる者を見つける仕掛人
- おもん(演:菅野美穂)藤枝梅安を慕う女中
- 与助(演:小野了)井筒の主人
- おせき(演:高畑淳子)藤枝梅安の身の回りの世話をする女性
- 津山悦堂(演:小林薫)藤枝梅安の師匠である鍼師
- 井上半十郎(演:佐藤浩市)藤枝梅安の命を狙う仕掛人
- 佐々木八蔵(演:一ノ瀬颯)井上半十郎と共に行動する人物
- 峯山又十郎(演:椎名桔平)弟の乱暴狼藉に手を焼く武士
- 井坂惣市(演:椎名桔平)横暴な振る舞いをする人物
- おるい(演:篠原ゆき子)井上半十郎の妻
- 白子屋菊右衛門(演:石橋蓮司)大阪道頓堀の元締め
- お芳(演:小林綾子)茶屋の女主人
- お崎(演:高橋ひとみ)祇園の女将
- おひろ(演:高橋真悠)彦次郎の妻
映画『仕掛人・藤枝梅安2』のストーリー
藤枝梅安は、母親が娘を連れて、家を出て行ってしまい、貧しい生活を送るようになってしまいましたが、鍼師(はりし)の津山悦堂に声をかけられて、弟子入りする事になります。
やがて、恩師の津山悦堂は亡くなってしまい、鍼師として働くようになりますが、お客である、おるい(演:篠原ゆき子)に誘われてしまうのです。
おるいは、井上半十郎の妻だったにも関わらず、不義密通を行ってしまい、二人は深い関係に落ちていきます。
しかし、夫にバレてしまったら、おるいは「私は不義密通をしたのではなく、あの男にてごめ(暴行)されてしまったんです」と嘘をついてしまうのです。
藤枝梅安は、怒り狂った井上半十郎から叩きのめされてしまい『俺は、先生の名前を汚してしまった』と恥じてしまい、旅立とうとします。
しかし、おるいがやってきて「本当に申し訳ない。嘘をつかなければ、私が成敗されていた。どこかへ行こうとしても、あの人は絶対に許さない。私と一緒に死んでおくれ」と、せがまれてしまいます。
藤枝梅安は、その姿に、かつて母親のあさましい姿と重ね合わせてしまい、恩師から教えてもらった、鍼師の仕事を悪用してしまい、針を使って、おるいの命を奪ってしまったのです!
『篠原ゆき子が佐藤浩市を騙したのは深い理由がある?』
www.instagram.com井上半十郎(演:佐藤浩市)が、妻を襲ったと聞いても、藤枝梅安の命まで奪おうとはしませんでした。
その理由は、妻が嘘を付いている事を薄々、気づいていたからです。そのため、おるい(演:篠原ゆき子)は、成敗されない事を見越して、嘘をついた可能性が高いです。
そうなってくると、なぜ、こんな嘘をついたのかと言えば、自分が夫から嫌われて、距離を置かれた状態で、藤枝梅安と一緒になりたかったからではないでしょうか?
二人で、遠くへ逃げようと考えて、それができなければ、二人で死のうと考えて、わざと藤枝梅安に危機に陥らせて、断られる余地を無くしたかったと考えられます。
映画『仕掛人・藤枝梅安2』のまとめ
おるい(演:篠原ゆき子)は、とんでもない悪女という感じがして、女性を見た目(容姿)で判断するのは、いかに危険な事か?肌で感じる映画でした。
この映画は、女性が暴行されてしまうシーンもあって、目を覆いたくなる所がありますが、人間関係のドロドロした所や、強い絆を見事に描いていて、見ているだけで、うならされるものがあります。