最も黒い絵が邪悪な絵になった理由を紹介!映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』

映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』で、この世で最も黒い絵が、なぜ邪悪な絵になったのか?詳しく紹介します。

映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のキャスト

日本のドラマ映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は、2023年5月26日に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のストーリー

人気漫画家・岸辺露伴は、担当編集者の泉京香と一緒に、ある絵を落札しようと思い、ある黒い絵を手に入れようとします。

しかし、後ろの席に座っている男性も張り合っていき、値段は次々にあがっていき、岸辺露伴は150万円で手に入れてしまいました。

屋敷に戻ると、何者かによって絵が盗まれてしまうので、すぐに取り戻す事ができますが、キャンバスの裏に『ルーヴルで見た黒、こうかい』と書いてあったのです。

岸辺露伴は、若い頃に、祖母の大きな屋敷で泊まって、漫画を描いていた時に、謎の女性・奈々瀬から「この世で最も黒い絵で、邪悪な絵」と意味深な事を教え荒れた事がありました。

その美しくも、ミステリアスな女性に魅せられますが、その女性は忽然(こつぜん)と消えてしまいました。

岸辺露伴は、その言葉が忘れられなくて、ルーヴル美術館のZ13倉庫まで行って、ついに黒い絵を見つけます。

ところが、同行していた関係者が、黒い絵を見たら、次々に現幻覚に襲われて半狂乱に陥ってしまうのです。

岸辺露伴は「泉くん、見るな!君は早く、エマさんを連れて行くんだ」と叫びますが、この黒い絵には、一体、何があるというのでしょうか?

『最も黒い絵が邪悪な絵になった理由』

奈々瀬は、実は江戸幕府の時代に、幕府御用達の絵師の妻になります。夫は、優しい性格で、奈々瀬が「あまり好きではない絵」と言っても、笑って済ませる男でした。

しかし、南蛮の絵を習って描いていたら、親から「伝統のある家系なのに、何を考えておるのか!」と勘当されてしまいます。

奈々瀬は夫と二人で暮らしていきますが、しばらくは、幸せな毎日を送っていました。しかし、重い病になってしまい、夫は親に頭を下げてまで、病を治すお金を工面しようとして、一心不乱に絵を描きだします。

奈々瀬は『私のせいで』と思って、ある神社にお祈りをして、病を治そうとしたら、近くにあった御神木から、黒い樹液が流れていました。

以前に、夫が「お前の黒髪を描きたいと思っているのに、この色では、まだまだ黒くない」と言っていた事を思い出して、その樹液を夫に渡してあげます。

夫は「これだ、この黒だ」と、何かにとりつかれたようになっていきます。

しかし、御神木から樹液を取っていた事がお役人にばれてしまい、夫が処刑されそうになってしまうので、奈々瀬が身を呈して守ってあげようとするのです。

役人は、木刀のようなもので、奈々瀬を叩き続けてしまい、生き絶えてしまって、夫は怒り狂い、刀を奪って役人を刺し殺してしまいました。

そのまま、御神木に刃物をつきたてて、黒い樹液を多く使って、妻の肖像画を描き切って命を落としてしまいました。

遺体は黒の樹液で染まり、そばには妻の遺体もありましたが、こうして出来上がったのでが、この世で最も黒い絵でした。

黒い絵が邪悪になってしまったのは、このような悲しい出来事があったからでしょう。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く』と他の映画を比較

岸辺露伴は、ジョジョの奇妙な物語に登場する人物であり、その漫画が実写化されたのが『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』でした。

あの難しい漫画を実写化する事に、批判の声も多かったのですが、人気俳優が、スタンドというものを操り、激しいアクションシーンをこなしていく所は、必見です。

www.akira-movies-drama.com

映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のまとめ

引用:https://kishiberohan-movie.asmik-ace.co.jp/

岸辺露伴 ルーヴルへ行くを見た感想について、詳しく解説します。

映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のオススメ層

岸辺露伴 ルーヴルへ行くは、ジョジョの奇妙な物語の登場人物が出るので、この原作ファンが好きな方には、オススメの映画ですね。

しかも、絵画に関連する事も多く登場するので、絵に興味がある方も見ておいて、損はしないでしょう。

  • ジョジョの奇妙な物語が好きな方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 絵に興味がある方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の残念な所

ネットでは、高橋一生さんが岸辺露伴にしか見えないという声があがりましたが「ヘブンズドアー」と言うシーンは、少し迫力を感じないなぁというのが、率直な感想です。

そこは、もう少し迫力を込めて言うのも良かったのかなという感じがありました。しかし、これは監督の指示かもしれないので、仕方のない所でしょう。

映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の見所

木村文乃さんの怪しくも美しい雰囲気が、そそられる魅力があって良かったですね。しかも「この世で最も黒くて、邪悪な絵」という言葉は、何か恐ろしい事が起きるのではないかとワクワクしてしまう映画でした。

飯豊まりえさんは、天真爛漫(てんしんらんまん)な感じがして、そのキュートな感じが良かったですね。

高橋一生さんと飯豊まりえさんのトークが、少し漫才のように感じられるので、その面白さも、この映画の大きな見所です。