広奈（演：高畑充希）たちの3つの名言を紹介！映画『怪物』

映画『怪物』で、広奈（演：高畑充希）たちによって、3つの名言があったので、詳しく紹介します。

日本のサスペンス映画『怪物』は、日本では、2023年6月2日に公開されました。

保利は、生徒に優しく接している教師でしたが、ある日、教室で生徒の湊が暴れていたので、慌てて止めようとすると、手が湊の鼻にぶつかってしまいます。

「ごめん、大丈夫か？……でも、どうして、こんな事を」「……イライラしていて」「そんな事で、皆んなの道具を投げてはいけないだろう、ほら、謝って」「……ごめんなさい」

これで一件落着したかに見えましたが、実は、多くの男子たちが星川依里をイジメていて、湊は友達だったのに、それを止める事ができず、イライラして皆んなの道具を投げ始めていたのです。

翌日になり、母親が怒鳴り込んできて「保利先生が、私の息子の耳を引っ張って、お前の頭は豚の脳だから、痛い思いをしないと分からないって言ったんでしょう」

なんで、そんな事になったんだと思いつつも、他の先生たちは「生徒の勘違いと主張したら、もっと大ごとになるから、ここは謝りましょう」と無理強いしてきて、しぶしぶ「すいません」と謝るハメになってしまいました。

早織にしてみれば、あまり反省していないように見えた謝罪だったので、弁護士に頼み込み、ついに学校は保護者たちも集めて、保利はしてもいない事を認めて、謝るハメになってしまいます。

世間から大バッシングを受けてしまい、今まで親身になってくれた恋人の広奈（演：高畑充希）は家を出て行ってしまって、保利は絶望して学校の屋上から飛び降りようとするのです！

引用：https://gaga.ne.jp/kaibutsu-movie/about/#cast

広奈（演：高畑充希）たちによる3つの名言は、以下の通りなので、参考にしてみて下さい。

保利は、避妊用の道具を持っていなかったのに、広奈（演：高畑充希）と体を交えようとしていた時に「また今度」と断ろうとするのに「大丈夫だよ」と言ってしまいます。

そこで、広奈は「男の大丈夫と、女のまた今度は、学校で嘘だって教えないの？」と笑いながら皮肉を言ってしまいました。

あまりにも見事すぎる名言だと思い、本当に学校で教えても良いぐらいかもしれませんね。

伏見（演：田中裕子）は、湊が嘘をついていた事を打ち明けられて、人生についてさとそうと思い「誰にでも手に入らないものは幸せではなくて、誰にでも手に入るものが幸せ」と言いました。

野球選手や俳優など、多くの人が憧れる職業につけたら、幸せなように見えますが、そういったものに代償はつきものですし、夢が叶わず人生を棒にふってしまう事もあります。

そんな事よりも、身近な人と結婚をして、普通の仕事について手に入りそうな幸せのほうが大事と言いたかったのかもしれません。

ただし、最近の日本は、そんな普通の幸せすら達成する事が難しくなってきたので、世知辛い世の中です。

清高（演：中村獅童）は、保利に「あいつ（息子）は、怪物ですよ。あいつの頭には豚の脳が入っている」

父親とは思えないトンデモナイ発言でしたが、なぜ豚の脳だったのでしょうか？

実は、米イェール大学の研究者たちが、豚の脳を使って実験をして、胴体を除去した豚の脳に対して、血液循環を人工的に回復さた上に、最大36時間にわたって生存させたのです。

このような経緯もあり、清高は、自分の息子がおかしいと思った時に、この実験を思い起こして、豚の脳と言ったのかもしれません。

実際に、この実験は倫理的に問題があると批判されており、いつか人間の脳を回復させるために、豚の脳を使われるかもしれないと危惧した可能性があります。

あまり褒められた名言ではありませんが、人間が踏み込んではいけない領域について投げかけた言葉だったのでしょう。

引用：https://eiga.com/movie/98367/gallery/21/

広奈（演：高畑充希）の名言は、なかなか的を得ているなぁと思ってしまう映画でしたね。

世の中には、大丈夫と言って、避妊をしない男が、あとになって責任を取ろうともしない事があります。

女性も、その気がないのに、男の心を傷つけないように断る時の常套句として「また今度」と言う時があります。

そういった事を考えたら、この映画から学ぶべき点は多いですね。