小出恵子(山崎七海)たちの5つの名言を紹介!映画『渇水』

映画『渇水』では、小出恵子(山崎七海)たちの5つの名言があったので、詳しく紹介します。

映画『渇水』のキャスト

日本のドラマ映画『渇水』は、2023年6月2日に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

  • 岩切俊作(演:生田斗真)妻と別居中の水道局員
  • 岩切和美(演:尾野真千子)岩切俊作の妻
  • 小出有希(演:門脇麦)水道代も払わず、子供を放置する女性
  • 木田拓次(演:磯村勇斗)岩切俊作の後輩
  • 小出恵子(演:山崎七海)小出有希の長女で、しっかりした性格
  • 小出久美子(演:柚穂)小出有希の次女で、明るい性格
  • 伏見(演:宮藤官九郎)水道料金を滞納する男性
  • 佐々木(演:池田成志)水道局料金課の課長
  • 今西(演:宮世琉弥)水道局員に傲慢無礼な行動を取る男性
  • 坂上(演:吉澤健)水道料金の滞納者
  • 大林(演:篠原篤)小出有希に声をかける男性
  • 竹内(演:柴田理恵)子供たちに残酷な事を伝える女性
  • 石川(演:森下能幸)熱帯魚店の店長
  • 細川(演:田中要次)スーパーマーケットの店長
  • 加東(演:大鶴義丹)水道局員の小さなテロを担当する刑事

映画『渇水』のストーリー

小出恵子(演:山崎七海)は、妹の小出久美子と一緒にプールへ行ったのに、雨が全く降らない日々が続いていたので、節水制限から休止していました。

妹が、落ち込んでしまいますが「ほら、入るよ」と誘って、水のないプールに入り、泳いでいる振りをして、二人で遊んでしまいます。

しかし、家に帰ると、水道局員の岩切俊作たちが、自分たちの母親に水道料金を払うように説得していたので、気まずい雰囲気に陥ってしまいました。

その時は、岩切俊作たちは帰って行きますが、後日になって、またやってきて、母親がいない事から、ついに停水を執行されてしまいます。

水も止められたのに、父親は消息不明で、母親は他の男と遊び呆けて、全く家に帰らない日々が続いてしまうのです。

妹は、神頼みで雨が降らないかなと期待しますが、もう精神がボロボロになってしまい、小声で「神様なんていないよ」とつぶやいてしまいます。

小出恵子は、お店で万引きをするようになり、捕まりそうになったら、岩切俊作がスーパーマーケットの細川店長にお金を渡して、何とか逃がしてくれました。

しかし、そんな恩人とも言える岩切俊作がお金をくれようとした時に「あなたも、他の大人も大っ嫌いだ!」と言い放ってしまいます。

夜中に、妹と二人で、他人の家の水道からバケツに水を入れようとしたら、住民に「コラ!何してんだ、お前たち」と叫ばれて、あわてて逃げて行きます。

しかし、走っている最中に転んでしまって、水をこぼしてしまうのです。こんなに辛い姉妹たちを助けてくれる神様は、本当にいないのでしょうか?

『小出恵子(山崎七海)たちの5つの名言』

引用:https://movies.kadokawa.co.jp/kassui/

小出恵子(山崎七海)たちの5つの名言が飛び出したので、紹介します。

太陽ってタダ

木田拓次(演:磯村勇斗)は、生活に困っている人から、水を奪うような仕事が、どうしても好きになれませんでした。

そこで、思わず「太陽ってタダじゃないですか、お金を払わなくても、太陽や空気を浴びる事ができる。水だってタダにすればいいじゃないですか?」と、岩切俊作にぼやいてしまいます。

確かに、水も太陽と同じように自然のものであり、タダにしても良いんじゃないかという疑問は的を得ていますね。

綺麗な水を届けるための設備を維持するために、料金がかかるのは仕方ないにしても、少し高く感じてしまう方がいるのも事実です。

いないよ神様なんて

小出恵子(演:山崎七海)は、妹が神頼みで雨が降らないか期待してしまうので「いないよ、神様なんて」と小声でつぶやいてしまいます。

しかし、妹が「えっ?」と聞き返すと、精神がボロボロの状態でも、性格が優しい姉だったので「うぅん、なんでもない」と答えてあげるのです。

この世の中は、神様がいないのではないかと思うような事が起きているので、少し哀しくなる言葉ですが、小出恵子の名言といえますね。

税金で食ってるようなやつに何が分かんのよ

岩切俊作たちが、水道料金のお支払いをお願いした時に、滞納者から「税金で食ってるようなやつに何が分かんのよ」と暴言を吐かれてしまいます。

水道局員たちが公務員とは言え、このような事を言われる筋合いは、ないのですが、国会議事堂で居眠りをして、増税の事ばかり考えている人間たちがいる事を考えたら、時と場所によれば、こちらも名言ですね。

あの人は鉄と火の匂い

小出有希(演:門脇麦)は、姿をくらました夫が、海で働いていた事もあり、水道局で働いている岩切俊作に近づき「やっぱりだ、あんたには水の匂いがする、私の夫と同じ」

「どうせ、あんただって、家族を幸せにできなかったんでしょう。そんなあんたに、私の事をとやかく言えるの?」

今、付き合っている男には、鉄と火の匂いがするの、だから今度こそ大丈夫のはずと言い切ってしまいます。

そんな嫌味をぶつけてしまい、図星だった岩切俊作は、あとになって、後輩の木田拓次に「なぁ、水の匂いって言われたんだけど、妻にはタバコくさいって言われてたんだけどなぁ」

そんな風にぼやいてしまい、木田拓次から「何すか、それ?」と苦笑いされてしまいます。

小出有希は、相手の職業や人となりを匂いで表現して、信頼できるかどうか?それを言い当てていました。

おそらく、付き合っている大林は、鉄工所で働いていて、心が温かいという意味で、鉄と火と言ったのでしょう。

それに引き換え、夫と岩切俊作たちは水関係の仕事をしている事と、自分に冷たい対応をする事から『水の匂いがする』と言った可能性が高いですね。

泣かないで、これだってお水だよ

小出恵子は、妹と夜中に、他人の家の水道からお水をバケツに入れていたら、住民に見つかって、あわてて逃げていくと、転んで水をこぼしてしまいます。

あまりにも悔しくて、みじめで涙ぐんでしまうと、妹がそんな姉を見て、思わず泣いてしまいます。

小出恵子は「泣かないで、これだって、お水だよ」と優しい言葉をかけてあげて、妹は気丈にも、頬に流れていた涙を指ですくい、なめるのです。

涙であっても、もったいないという気持ちを忘れないようにさとす言葉であり、これも小出恵子のかけがえないのない名言でしたね。

映画『渇水』のまとめ

引用:https://movies.kadokawa.co.jp/kassui/

小出恵子(山崎七海)たちの物語は、あまりにも辛くて、目をそむけたくなる人もいるでしょう。

しかし、私たちの生活を一変するほど、素晴らしい名言や、思わず政治家にぶつけたくなる名言もあるので、一度、この映画を見ておく事をオススメします。