ドレイクが子離れできなかったのに娘とジェラードの婚約を認めた理由!映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』

映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』では、ドレイクは子離れできなくて、娘のアリシアに執着をしていました。

それなのに、なぜか、ドレイクは、娘のアリシアとジェラードの婚約を認めてしまったので、その理由について紹介しましょう。

映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』のキャスト

アメリカ合衆国のミステリー映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』は、日米同時で、2023年9月15日に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』のストーリー

1947年、ベネチアで、ポアロは親友のオリヴァの誘いもあって、ロウィーナ宅で行われる除霊会を見る事になりました。

この家で、アリシアという女性が、バルコニーから転落して水没して亡くなってしまった事があり、アリシアの母親・ドレイクは、そのショックから立ち直れずにいました。

そこで、除霊会を開く事になった訳ですが、ポアロは、心霊を全く信用しなかったので、除霊師・レイノルズを詐欺師扱いしてしまい、対立してしまいます。

険悪な雰囲気の中で、除霊会が行われると、レイノルズの口から、アリシアの声で、私は自殺した訳ではない、誰かに殺されたと訴えるのです。

ポアロは「インチキだ」と疑いますが、母親たちは「あれは、まぎれもなくアリシアの声だった」と疑いもしませんでした。

その日の夜、ポアロは、何者かに背後から襲われて、水の中に顔を突っ込まれてしまい、危うく殺されかけてしまいます。

しかし、犯人は途中で姿を消して、遠くから凄い音が聞こえたので、何があったのかと思い、現場へ向かうと、レイノルズがバルコニーから転落して、命を落としてしまったのです。

ポアロは、すぐに関係者たちを1人ずつ、会っていき、アリバイがあるのか調べていきますが、密室の部屋でドクター・フェリエが命を落としてしまいました。

ポアロは「そんなバカな、ありえない」と思ってしまいますが、自分も霊らしきものを見てしまい、霊現象など起きないと思っていた心が揺れ動いてしまうのです!

『ドレイクが娘とジェラードの婚約を認めた理由』

ドレイクは、娘のアリシアに執着してしまい、義理の息子になるハズだったジェラードに、あれこれと口出しをしてしまいました。

これには、ジェラードをウンザリとしてしまい、アリシアと愛し合っていたのに、婚約を破棄してしまいます。

アリシアは、それから霊の声が聞こえるようになり、半狂乱になって、バルコニーから転落して命を落としてしまったのです。

周りから、失恋の痛みから、立ち直れず、空耳が聞こえて、そのまま自殺してしまったのだろうと思っていました。

このような事になるなら、なぜ、ドレイクは最初から、娘とジェラードの婚約を反対しなかったのか?気になった方は多いハズです。

恐らく、ドレイクは娘から嫌われたくないと思って、アリシアがジェラードと愛し合っているうちは反対しないようにしたのでしょう。

そして、ジェラードに口出しをして、向こうから婚約を破棄するように仕向けて、最終的に娘を自分だけのものにしょうとした可能性が高いですね。

『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』と他の映画を比較

名探偵ポアロシリーズの『ナイル殺人事件』も、婚約破棄が、ある事件と関係して、ポアロが巻き込まれていきます。

サイモン・ドイル(演:アーミー・ハマー)は、婚約を破棄して、違う女性と幸せになろうとしていました。

www.akira-movies-drama.comしかし、婚約破棄されたジャクリーン・ド・ベルフォール(演:エマ・マッキー)が、それを恨んで、執拗に狙うようになっていき、手段を選ばない行動に打って出ます。

ストーリーは、ベネチアの亡霊に見劣りしませんが、美しい街並みがそれほど出てこないので、美しい光景まで見たい方にはベネチアの亡霊のほうがオススメですね。

映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』のまとめ

引用:https://www.20thcenturystudios.jp/movies/poirot-movie3

名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊を見た感想について、詳しく解説します。

映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』のオススメ層

ミステリー映画で有名なシリーズですが、今回はホラーの要素も含まれていたので、スリラー映画が好きな方でも、満足しやすい作品になっています。

しかも、美しいベネチアの街並みも見られるので、海外旅行が好きな方でも、見応えのある作品になっていますね。

  • 海外旅行が好きな方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • スリラー好きな方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の残念な所

ポアロという名探偵がいながら、水に顔を近づけたり、関係者の殺害を止められなかったり、少しだらしないなと思えるシーンが多かったのが残念な所ですね。

関係者を離れ離れにさせず、できるだけ近くに集めて、警察の到着まで、これ以上の被害を止めないほうが良かったのではないか?と思ってしまいました。

そこは、名探偵なので、やはり自分一人で解決しようとして、被害を出してしまったのかなという感じがする内容でした。

映画『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』の見所

ポアロにしてみれば、失点が多いシーンが多い映画でしたが、それがかえって、ポアロも人間らしい所があると思える作品でした。

あれだけ、心霊現象を信じていなかったのに、途中で、やはり心霊現象があるのか?と弱気になってしまうのは、今まで、あまり見られない所でしたね。

そして、今作も思いがけない人物が犯人だったので、先が読みづらい展開が良かったです。