ドラマ『パリピ孔明 第1話』では、諸葛孔明が呉の陸遜の追撃を止めるために、石兵八陣の策で、迷子にさせる事に成功しました。
日本でも、この石兵八陣のような策で客を迷子にさせますが、実は、この石兵八陣は作り話なので、なぜ、そんな事になったのか紹介しましょう。
ドラマ『パリピ孔明 第1話』のキャスト
企画・脚本・原作
登場人物&俳優
- 諸葛孔明(演:向井理)三国志の蜀の名軍師で、日本へ転生する人物
- 劉備(演:ディーン・フジオカ)三国志の魏の皇帝
- 月見英子(演:上白石萌歌)アマチュアシンガーで孔明を信頼する女性
- 小林(演:森山未来)BBラウンジのオーナーで、大の三国志好き
- マリア・ディーゼル(演:アヴちゃん)世界的なシンガー
- ミア西表(演:菅原小春)月見英子から慕われる人気シンガー
- 久遠七海(演:八木莉可子)アイドルユニットのボーカル
- KABE太人(演:宮瀬琉弥)若き天才ラッパー
- 前園ケイジ(演:関口メンディー)小林とは因縁があるアーティスト
- RYO(演:森崎ウィン)JET JACKETのボーカル
- 赤兎馬カンフー(演:ELLY)ヒップホップ界のカリスマ
ドラマ『 パリピ孔明 第1話』のストーリー
三国時代(三国志)の中国では、諸葛孔明は、蜀の軍勢を引き連れて、魏に兵を進めていましたが、敵は戦おうとせず、無駄に時間だけが過ぎていました。
諸葛孔明は、病が進行していき「我が君、申し訳ありません」と、劉備玄徳と誓った『漢の復興による天下泰平』を実現できない事を謝るばかりでした。
ところが、気がつくと、現代の日本の渋谷にいて、なぜか日本語を喋れていたのです。
周りは、得体の知れない格好をした若者が多くいて「ここが、地獄なのですか」と戸惑っていると、月見英子と出会い、BBラウンジで強烈に強いお酒を飲むハメになってしまいます。
しかし、諸葛孔明は、月見英子の見事な歌を聴いて『これは、凄い』と感動してしまいました。
月見英子は「あんた、本当に何者なの?」と聴いても「私は諸葛孔明です。ほら、ここにもあります」とスマホで、ネットに掲載されている自分の画像を見せます。
「いや、それって、随分、昔の中国人じゃん。あんた、なんで日本語喋れているの?」「生まれ変わったので」「設定、あまっ!(甘い)」
いきなり、現代の日本に生まれ変わったので、いくあても無かったのですが、オーナーの小林は大の三国志好きだったので、今日からBBラウンジで働かせてもらう事になりました。
月見英子はプロのミュージシャンを目指していましたが「誰も、私の歌なんて聞いてないし、もう潮時かも」と夢を諦めようとします。
ところが、諸葛孔明は「いいえ、ファンなら、私がいるではないですか。私があなたの軍師となります」と誓って、月見英子をデビューさせようとするのです。
月見英子は「それって、マネージャーになるって事?」と戸惑いますが、諸葛孔明の動きは早く、すぐにミア西表と出会う事ができて、大きなイベントで一緒に参加できました。
しかし、諸葛孔明の作戦があたりすぎて、多くの客が月見英子の所へ行ってしまい、今まで憧れていたミア西表から「絶対に許さない、英子!」と恨まれてしまうのです!
『諸葛孔明が石兵八陣で迷子にさせた逸話が作り話だった理由』
三国時代、劉備玄徳は、100万近い魏軍に攻め込まれて、絶体絶命の危機に陥ってしまいました。
呉の孫権は、そんな劉備と同盟を結び、魏を撃退したのに、劉備が魏と呉が戦っている間に、荊州を占領して、蜀までも手に入れました。
これに、呉と魏が怒り、今まで敵だったのに手を組み、蜀へ攻め込んで、劉備の義弟・関羽は命を落としましす。
これに、劉備は怒り狂い、呉へ進行しますが、呉の名軍師・陸遜に撃退されてしまいました。
諸葛孔明は、ここで、石兵八陣を用いて、陸遜を撃退したとありますが、これはあくまでも『三国志演義』の話しであり、作り話しです。
陸遜が、劉備の大軍を火計で撃破しても、蜀の成都まで攻め込まなかったのは、魏が不可侵条約を破って南進してくるのではないか?と警戒したからです。
三国志演義は、蜀が主役なので、諸葛孔明の活躍で、陸遜を撃退したように書きたくて、このようになったのでしょう。
ドラマ『パリピ孔明 第1話』の見所とまとめ
第1話では、諸葛孔明が石兵八陣を用いましたが、現代の日本で「それは誇張されています」と言っていました。
これは、三国志演義の作り話しで、誇張された事を揶揄(やゆ)したのでしょう。
孔明は、月見英子を上手くサポートできましたが、それによって、ミア西表から恨まれてしまったので、この先どうなっていくのか?気になりますね。