宇田清治郎（堤真一）の罪が何か詳しく紹介！映画『おまえの罪を自白しろ』

映画『おまえの罪を自白しろ』では、宇田清治郎（演：堤真一）が、孫娘を誘拐されてしまい、犯人から「孫娘を返して欲しければ、おまえの罪を自白しろ」と脅迫されてしまいます。

そこで、宇田清治郎（演：堤真一）の罪とは、何か？詳しく紹介するので、参考にしてみて下さい。

日本の映画『おまえの罪を自白しろ』は、2023年10月20日に公開されました。

宇田清治郎は、自分の息子でもある秘書・宇田晄司と一緒に家から出かけていき、娘の緒形麻由美や孫娘たちが「いってらっしゃい」と見送ってあげます。

そのあと、緒形麻由美は、夫・緒形恒之の選挙を支援するために、ボランティアの方たちと一緒に応援をして、いつもと同じように娘を自転車に乗せて帰ろうとします。

ところが、ひと目が少ないジャリ道を通っていく時に、背後から軽トラックがゆっくりと近づいて、いきなり手で突き飛ばされてしまったのです。

気を失ってしまい、正気を取り戻した時には、娘がいなくて「柚葉、柚葉！」と叫んで、パニックに陥ってしまいます。

すぐに、宇田晄司に電話をかけて「柚葉がいないの！」と事情を説明すると、すぐに埼玉県警も動いてくれて、人質にされた柚葉を救出しようとします。

宇田清治郎は、孫娘を助けるために、2億円もの身代金を用意しますが、犯人から要求されたものは、お金ではなく、なんと『おまえの罪を自白しろ！』だったのです。

政治家として、汚れ役をかぶってきたので、思い当たる事はあったのですが、内閣府副大臣が罪を打ち明けてしまえば、内閣が倒れてしまうのは間違いありませんでした。

そこで、法務大臣から指揮権を発動してもらい、罪を打ち明けても、逮捕されないように便宜をはかってもらおうとします。

しかし、法務大臣は最後の最後まで、指揮権を発動するべきか態度をハッキリしなくて、宇田清治郎は『法務大臣め！』と歯ぎしりする思いで、記者会見を開きます。

記者会見で、全ての罪を自白するハズでしたが、過去に男性を暴行した罪は打ち明けましたが、上荒川大橋の工事で談合をしたのか？その罪を自白しませんでした。

緒形麻由美は、TVを見ながら「なんで？なんで、上荒川大橋の事は言わないの」と取り乱してしまいますが、柚葉の命はどうなってしまうのでしょうか？

宇田清治郎（堤真一）は、過去に男性に暴力を振るった事や、上荒川大橋の工事で便宜を図った事などの罪がありました。

最初の記者会見では、暴行を働いた事は認めましたが、それでも犯人は自白が足りないと思い、再び脅迫してきました。

そうなってくると、宇田清治郎の罪とは何か？それは、総理大臣の指示によって、上荒川大橋の建設地を変えてしまった事にあります。

総理大臣は、談合によって、企業に便宜をはかる必要があったので、当初の予定地を変えるように、宇田清治郎に指示してしまいました。

宇田清治郎は、総理大臣の指示を聞いてしまって、談合に関わってしまい、この自白こそ、犯人が求めていた『罪』だったのです。

今作は、政治が誘拐事件と大きく関わっていて、そこには多くのお金が動いていました。

映画『アキラとあきら』でも、銀行員が企業や家庭を助けるために奔走して、多くの金が動いてしまいます。

www.akira-movies-drama.com政治家一族と、銀行員という違いはありますが、お金より大事な存在がある事を訴える作品になっているので、お金に振り回されたくないと思っている方には、2つともオススメしたい映画ですね。

引用：https://movies.shochiku.co.jp/omaenotsumi/

おまえの罪を自白しろを見た感想について、詳しく解説します。

宇田清治郎（堤真一）が、談合に関わっていた工事が大きく関係していたので、ヒューマンドラマが好きな方だけではなく、政治に興味がある方にも、オススメしたい映画ですね。

ただし、罪もない小さな女の子が人質になっている映像が流れてしまうので、小さなお子さんと一緒に見るような映画ではないので、そこは注意が必要です。

犯人には、犯人の事情がありましたが、それでも罪もない小さな女の子を誘拐して良い理由にはならないので、そのあたりが凄く残念な所でしたね。

日本は、生活苦に悩む国民が増えているので、このように政治家一家を狙う事件は、今後増えていくかもしれないので、そういった事も示唆しているように見えました。

誘拐をする可能性は低いので、おのずと犯人が誰なのか？わかりやすくなっているのは、少し残念な所でした。

自分の罪を隠したい宇田清治郎と、父に罪を自白させようとする政治秘書が対立していきますが、その衝突により、緊迫感があって、なかなか良かったですね。

さらに、記者会見を開くまでのタイムリミットの数字が画面に出ているのも、スリルがあって良かったですし、誰が犯人なのか？考えるところも良かったです。政治家自ら、