着物を返して貰えたのは意外な作戦が成功したから?朝ドラ『虎に翼 第10話』

引用:https://www.nhk.jp/p/toranitsubasa/ts/LG372WKPVV/

朝ドラ『虎に翼 第10話』では、男女不平等な時代だったのに、意外にも「妻に着物を返すように」という判決がくだりました。

実は、この判決は、意外な作戦が大きかったので、詳しく紹介しましょう。

ドラマ『虎に翼』のキャスト

虎に翼は、2024年4月1日から放送開始されました。

演出

  • 梛川善郎
  • 安藤大佑
  • 橋本万葉

登場人物&俳優

  • 猪爪寅子(演:伊藤沙莉)三淵嘉子をモデルにした人物
  • 猪爪はる(演:石田ゆり子)猪爪寅子の母親
  • 猪爪直言(演:岡部たかし)猪爪寅子の父親
  • 猪爪直道(演:上川周作)猪爪寅子の兄
  • 猪爪直明(演:三山凌輝)猪爪寅子の弟
  • 米谷花江(演:森田望智)猪爪寅子の同級生
  • 佐田優三(演:仲野太賀)猪爪家に下宿する書生
  • 山田よね(演:土居志央梨)男装をする女性
  • 桜川涼子(演:桜井ユキ華族のお嬢さま
  • 大庭梅子(演:平岩紙)猪爪寅子の同級生
  • 崔香淑(演:ハ・ヨンス)朝鮮からの留学生
  • 轟太一(演:戸塚純貴)法学部で猪爪寅子と知り会う男子
  • 花岡悟(演:岩田剛典)社交的な男性
  • 桂場等一郎(演:松山ケンイチ)司法の独立を重視する裁判官
  • 穂高重親(演:小林薫)猪爪寅子の恩師
  • 桜川寿子(演:筒井真理子)桜川涼子の母親
  • 大庭梅子(演:平岩紙)猪爪寅子の同級生
  • 桜川侑次郎(演:中村育二)桜川涼子の父親
  • 笹山(演:田中要次笹寿司の主人であり寿司職人
  • 竹中次郎(演:高橋努)新聞記者
  • 久保田聡子(演:小林涼子)猪爪寅子の先輩
  • 中山千春(演:安藤輪子)久保田聡子と同じ女子学生
  • 雲野六郎(演:塚地武雅)雲野法律事務所の代表
  • 星航一(演:岡田将生)温和な性格をした裁判官
  • 汐見圭(演:平埜生成)家庭裁判所の設立に尽力する人物
  • 稲(演:田中真弓)米谷家で働く女中
  • 久藤頼安(演:沢村一樹)猪爪寅子に協力的な人物
  • 多岐川幸四郎(演:滝藤賢一)猪爪寅子の上司
  • 横山太一郎(演:藤森慎吾)猪爪寅子に怒ってしまう見合い相手
  • 桜川涼子(演:桜井ユキ華族の令嬢
  • 田中(演:栗原英雄)夫婦間の暴力を扱う法廷の裁判長
  • 東田側の弁護士(演:長谷川忍)夫の弁護人
  • 峰子側の弁護士(演:じろう)妻の弁護人
  • 東田甚太(演:遠藤雄弥)妻に暴力を振るっていた男性
  • 峰子(演:安川まり)離婚調停中に、夫に財産の返還を求める女性

ドラマ『虎に翼 第10話』のストーリー

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/260fff5b607285b9a23296e259ccbace526a9866

裁判長は「主文、被告人は、着物を返すべし」と宣言して、妻側の弁護士は、泣き叫んだかと思うほどの声をあげました。

この意外な判決に、山田よねは目を大きく見開き驚いてしまい、猪爪寅子や穂高重親たちは、ニンマリと微笑みます。

妻に暴力を振るっていた東田甚太は「おかしいだろう!」と絶叫しますが、裁判長は妻を苦しめる事を目的としているのを説教します。

さらに、結婚生活が破綻している事も、着物を返す理由の一つとして述べました。

穂高重親は、今回の裁判の結果について、淡々と語り始めます。

「人間の権利は法で定められているが、それを乱用してはならない。こういった積み重ねが少しずつ変わっていくんじゃないかね」

生徒たちは「本当に良かった」と喜び合いますが、山田よねだけは反発します。

「甘すぎます!あんな男は、他の女性に同じような事をします。本来であれば、法律は、ああいう奴をぶん殴るための武器です」

穂高重親は「法とは規則なのか、それとも武器なのか?」と課題を出すかのような事をつぶやき、法廷を出て行きました。

裁判が終わっても、山田よねは猪爪寅子に喰ってかかりますが「私は、よねさんの事、結構好きよ?」と言い返します。

これには、多くの女性たちが笑いあってしまいますが、まだ猪爪寅子は自分がいかに恵まれた環境にいるのか?分かっていなかったのです!

『着物を返して貰えたのは意外な作戦が関係』

引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/2272cc2d0406acceb78f821fe2aae44766efc4ae

男女不平等の時代であっても、妻に着物を返すようにという判決が下ったのは、多くの女子生徒が膨張していたのが大きかったのでしょう。

恐らく、穂高重親は、話を聞いた限りでは『着物を返してもらうのは難しいだろう』と思ったハズです。

そこで、裁判長に心理的圧力を加えるために、大勢の女子生徒たちを引き連れて、少しは女性側の心情もくんでほしいと願ったハズです。

これが功を奏して、裁判長が、当時としては画期的な判決を下したと考えられます。

ドラマ『虎に翼 第10話』の見所とまとめ

第10話では、裁判長が着物を返すように言い渡しますが、これには穂高重親が女子生徒を連れていった効果もあったのでしょう。

さすがに、あれほど大勢の女子生徒たちが膨張していたら、ある程度は妻に対して有利な判決をしたくなるのも人間です。

裁判長も生身の人間なので、環境によっては、少しは血の通った判決をする事もあり得るのでしょう。