スペードの女王がアナたちを襲う理由を解説!映画『クイーン・イン・ザ・ミラー -女王の召喚-』

映画『クイーン・イン・ザ・ミラー -女王の召喚-』では、スペードの女王がアナたちを襲うので、その理由について詳しく紹介しましょう。

映画『クイーン・イン・ザ・ミラー -女王の召喚-』のキャスト

引用:https://www.amazon.co.jp/

カナダのホラー映画『クイーン・イン・ザ・ミラー -女王の召喚-』は、2021年に制作されました。

監督&脚本

  • 監督:パトリック・ホワイト
  • 脚本:ジョン・エインスリー

登場人物

  • アナ:仕事を優先する母親に苛立つ少女
  • ケイティ:アナの女友達
  • マシュー:プールで無くなる男性
  • セバスチャン:危険なゲームを提案する男性
  • メアリー:アナの母親
  • スミルノフスペードの女王をよく知る人物

俳優

  • アナ(演:エイヴァ・プレストン)
  • ケイティ(演:ジェイミー・ブロック
  • マシュー(演:ナビル・ラホ)
  • セバスチャン(演:エリック・オズボーン)
  • メアリー(演:ケイリン・オーム)
  • スミルノフ(演:ダニエル・カッシュ)

映画『クイーン・イン・ザ・ミラー -女王の召喚-』のストーリー

アナは、ケイティと共に、マシューやセバスチャンたちと落ち合ったら、セバスチャンから「スペードの女王の話を調べてみたんだけど、その本によるとスペードの女王を呼び出す儀式が載っていた」と聞かされます。

4人は、恐る恐るスペードの女王を読んで動画に投稿する事になってしまったのです。

アナたちは勇気を振り絞って、鏡の前に立ってロウソクに火を灯して「スペードの女王、姿を見せて」と語りかけ続けたら、男たちが「わっ!」と大声を出して驚かせてきました。

ケイティは「あんた達ってサイテー」と中指を突き立てますが、翌日に再びマシューが「昨日は驚かせて悪かった、あれから俺は本当に女王を見たんだ」と訴えてきました。

しかし、アナは「はいはい、また驚かせたいんでしょ」と相手にしなかったのですが、その後にマシューは心肺停止になり亡くなってしまったのです。

セバスチャンにもスペードの女王と恐れられる幽霊が、鏡から迫ってくるので、彼女をよく知るスミルノフに助けを求めようとします。しかし、セバスチャンも浴室のバスタブの水に引きずり込まれて、命を落としてしまったのです。

メアリーは、娘のアナを守るために、スミルノフに会おうとしますが、はたして女王から逃れる事ができるのでしょうか?

スペードの女王がアナたちを襲う理由』

アナたちは、スペードの女王を呼んでしまいますが、よくよく考えると、なぜ、それだけで襲われてしまうのでしょうか?

女王は、民衆にリンチされますが、それは直接アナたちと関係はありません。

おそらくですが、彼女はリンチされて殺害された事から、深い怨念を抱いて亡くなりました。

それなのに、自分が都市伝説として弄ばれてしまい、遊びで呼ぼうとする人間をこらしめてやりたかったのでしょう。

日本の心霊スポットでも、供養に来た者には危害を加えなくても、遊びに来た者に危害を加えるというケースは、よくあります。そのため、スペードの女王は、遊び半分で自分を呼ぼうとしたアナたちが憎かったと考えられます。

今作の豆知識『スペードの女王を呼ぶ方法』

映画『クイーン・イン・ザ・ミラー -女王の召喚-』では、スペードの女王を呼ぶ方法が紹介されていました。

これは、ロシアの言い伝えであり、都市伝説です。トランプからスペードのクイーンを抜いて、ロウソクと鏡を用意して、灯りを全て消します。

カードを鏡の正面に置いたら、ロウソクに火を灯して、鏡に赤い口紅で入り口や、入り口に続く階段を書きます。そうして「スペードの女王、姿を見せて」と3回繰り返したら、願いが叶うというのです。

このスペードの女王は、ロシアの貴婦人で児童施設を始めて、政府から助成金をもらっていたのに、多くの人々を殺害していました。これは民衆に知られる事になり、リンチにあってしまい、湖に放り投げ出されて亡くなってしまいました。

この方法を知ったからと言って、それを行なってしまうのは危険なので、辞めておきましょう。

映画『クイーン・イン・ザ・ミラー -女王の召喚-』と比較

映画『クイーン・イン・ザ・ミラー -女王の召喚-』では、若者たち4人が、ほんの興味本位でしたゲームが、恐ろしい悲劇を招きます。

それとよく似ている話として『ミラーズ』が挙げられます。ただし、ミラーズの場合は女性が仕事として止むを得ず、老婆を突き放す事を言ったら、呪いの言葉を吐かれてしまい、心臓が飛び出るほど恐ろしい体験をしていくのです。

こういった映画を見たら、悪ふざけをしたり、冷たい言葉を浴びせたりしないほうが良い事がよく分かりますね。

映画『クイーン・イン・ザ・ミラー -女王の召喚-』のまとめ

『クイーン・イン・ザ・ミラー -女王の召喚-』を見た感想について、解説します。

今作のオススメ層

メアリーやスミルノフが、仕事で忙しくて、我が子を放っておくシーンがあり、それがスペードの女王につけ込む隙を与えてしまいます。

そのため、若者が多く登場する映画であっても、子供をついつい構ってあげられない親御さんに是非見て欲しい映画ですね(まぁ、仕事や家事で忙しいから、仕方ないという所はあるので、そこは難しい所です)。

  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️
  • ファミリー層:⭐️⭐️⭐️
  • シングルマザー:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シングルファザー:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

今作の残念な所

メアリーが、スミルノフに助けを求めておきながら、スミルノフの除霊を邪魔しようとしたり理解しなかったりするシーンがあるので『この母親、凄くウザい』と思ってしまいました。

せめて、助けを求めたのであれば、もう少しスミルノフを信じて、除霊を見守ったほうが良かったです。

今作の見所

スペードの女王は、ロシアのホラー作品としては定番となってきました。やはり、ホラー映画では、鏡を使うのは万国共通というほど、よく使われていますね。

最近のホラー映画の傾向としては、動画のアップが関連づけられる事が多いので、この映画はオーソドックスなホラー映画と言えます。しかし、怖さを感じさせる演出はしっかりとできているので、ホラー好きの方であれば、見て置いて損はないでしょう。

ちなみに都市伝説と言えば、日本でも『合わせ鏡』や『鏡の前のお辞儀』などがありますし、ドイツの『鏡に向かって自分の名前を叫ぶ』などがあります。

そんなものは、どうせ実行しても何も起こらないと思う訳ですが、なんとなく怖いですよね(苦笑)。昼間はできても、やはり夜中はできなくて、今でもホラー映画を見て満足している自分がいます。