映画『友罪』では、記者の杉本清美(演:山本美月)が、元彼を利用してまで、冷酷非情な振る舞いをしてしまうので詳しく紹介しましょう。
『友罪』のキャスト
映画『友罪』は、2018年5月25日に日本で上映されました(上映時間は約129分)。
監督&脚本
少年Aを取り上げた映画『友罪』を制作したのが、瀬々敬久監督になります。
登場人物&役者
映画『友罪』に登場する人物や役者さんたちは、以下の通りです。
- 益田純一(演:生田斗真)学生時代に後ろめたい事をした男性
- 鈴木秀人(演:瑛太)周りに溶け込めない男性
- 藤沢美代子(演:夏帆)最低な元カレに付きまとわれる女性
- 杉本清美(演:山本美月)元カレを怒らせてしまう記者
- 白石弥生(演:富田靖子)囚人の面倒を見る女性
- 清水(演:奥野瑛太)暴力的な寮友
- 内海(演:飯田芳)清水に従う寮友
- 小杉(演:青木崇高)バーテンダーの男性
- 唐木達也(演:忍成修吾)美代子につきまとう男性
- 山内修司(演:佐藤浩市)自分の息子の罪を許せない父親
『友罪』のストーリー
鈴木は、新聞記者でしたが、訳あって、町工場で働こうとします。益田や鈴木たちは、清水や内海たちと同じ寮で住むことになりますが、清水はガラの悪い男で早くも鈴木と衝突しそうになります。
そんな事があっても益田は鈴木に話しかけようとしたら、益田は「他人詮索して辛くない?だから辞めた」と新聞記者を辞めた理由を聞こうとして、気まずい雰囲気になってしまうのです。
その頃、タクシーの運転手の仕事をしていた山内は、同僚から「山内さんに会いたいとか言っているけど、誰だよあいつ?」と困り果てていたら、山内がよく知っている岸上という男が会いに来ていたのです。
実は、山内の息子は、岸上の子供を殺してしまった過去がありました。そのため、岸上は山内を見るなり「人殺しのお父さんだ、逃げたって追いかけるからな。うちの子を返して下さいよ」と迫ってきたのです
山内は、何も言えず申し訳なく思うばかりでした。
そして、清美が益田に近づいてきて、カラオケで鈴木と一緒にいたのを見せて欲しいと言ってきました。
実は、清美は早くから鈴木が殺人犯の少年Aである事を気づいていて、益田もその事実に気づいていたのです。所が、清美はカラオケの写真を勝手に使ってしまって、週刊誌に鈴木が少年Aである事が載ってしまうのです。
これに益田は怒ってしまいますが、鈴木との絆は完全に壊れてしまうのでしょうか?
『杉本清美(山本美月)は冷酷な新聞記者』
杉本清美(山本美月)は、元彼に近づいてきて「カラオケで鈴木と一緒にいたのを見せて欲しい」と頼み込みます。
元彼も、ついつい許してしまいますが、杉本清美は写真を勝手に使って、週刊誌に載せてしまうのです。これで、鈴木が犯罪者の少年Aである事が判明してしまって、元彼は怒ってしまいます。
記者としては優秀と言えますが、やり方が、なかなかエゲツないですね。
『友罪』と他の映画を比較
映画『友罪』は、加害者や加害者の父親が悲惨な毎日を送ります。それに引き換え『望み』では、家族が失踪してから、その家族が加害者かもしれないという疑いがかけられて、家族の間で『加害者であっても戻って欲しい』と願う母もいれば『お兄ちゃんが犯人じゃなければいいのに』という妹もいました。
犯人でなければ、殺害されている可能性もありましたが、それでも加害者でないほうが良いと思う家族もいて、犯罪は当人だけではなく家族にまで容赦なく襲いかかるという事が『友罪』や『望み』を見たら、よく分かります。
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『友罪』の感想
映画『友罪』を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。
『友罪』のオススメ層
犯罪者や遺族が、肩身の狭い思いをする映画であり、元カノにえげつない行為をするシーンまで登場するので、なにかと見ていて辛い映画です。
そのため、犯罪者はどこまで裁かれるべきなのか?その辺りを知りたい方向けの作品と言えます。
- 恋人同士:⭐️
- キッズ:⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️
- シニア層:⭐️
『友罪』の残念な所
達也は、いつまでも美代子を苦しめようとしますが、こんなものを映像化して何の意味があるのだろうか?と不快感を抱くしかありませんでした。こんなものを映像化したら、それに悪影響を受ける男がいますし、視聴者に嫌な思いをさせるだけです。
私のブログは、規制の厳しいGoogleアドセンスを利用している事もありますが、あまり刺激的な映画は紹介したくないので、映倫区分は『G(子供でも見られる映画)』の映画しか紹介していません。
そのため、映倫区分がGになっている友罪を見てみましたが、これは15歳以上の人間しか見られないように指定するべきだったと思いましたね(過激なシーンも登場するので注意)。
『友罪』の見所
友罪では、山内の息子が結婚しようとしますが、父親が家族を壊した息子に対して「お前が家族を作ってどうするんだ?」と詰め寄ってしまいます。山内の息子は、かつて無免許だったのに車を運転して、人をひいてしまった事がありました。
そのため、加害者はいつまでも許されないのか?というシーンがありますが、さすがに無免許は許されないだろうと思いました。
加害者の家族まで苦しむのはさすがに違うと思いますが、日本の司法は加害者に甘すぎるので、加害者は罪を償い続けなければいけないんだという内容になっているのは良かったですね。