映画『ある戦争』のキャストやストーリーなどを紹介!

映画『ある戦争』では、民間人に攻撃をせず、戦争をする事がいかに難しいか?それを物語る作品になっています。

そんな映画『ある戦争』のキャストやストーリーなどを紹介するので、参考にして見て下さい。

映画『ある戦争』のキャスト

引用:https://www.amazon.co.jp/

デンマークの戦争映画『ある戦争』は、2015年8月27日に上映されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

アフガニスタンのある行動で民間人を攻撃した罪によって、中佐が起訴されるという映画『ある戦争』に出演した一部のキャストを紹介します。

クラウス・M・ペデルセン(演:ピルウ・アスベック)

クラウスは隊員たちを守るために奮闘していましたが、戦闘中に空爆を要請する事によって、民間人が犠牲になってしまうのです。そしてクラウスは戦争犯罪者として起訴される事になります。

マリア・ペデルセン(演:ツヴァ・ノヴォトニー)

クラウスの妻であるマリアは夫の帰国を待ち望んでいましたが、戦争犯罪者として起訴されてしまって、動揺してしまいます。

ルトフィ・ラッセ・ハッサン(演:ダルフィ・アル・ジャブリ)

戦闘中に重体に陥ってしまうラッセは1秒を争うほどの危険な状況に直面します。そこでクラウスはラッセのために敵を撃破するために空爆を要請するのです。

映画『ある戦争』のストーリー

デンマークの部隊を率いていたクラウスは、市民から「タリバンが夜間に来るので助けて欲しい」と言われるので、翌日に、市民の家を訪れたら、家族は全て攻撃されてしまって、手遅れになっていました。

それに意気消沈する部隊でしたが、そこへ何者かに攻撃を受けてしまいます。そしてクラウスの部下であるラッセは重体に陥ってしまうのです。

1秒でも早く救急ヘリで運ばなければ、命の危険に関わる事でした。しかし敵の攻撃は激しく続くので、クラウスは空爆を要請します。本部は敵を確認できなければ無理だと言って、はねのけます。

そこでクラウスは敵をしっかりと確認できなくても、部下の命を守るために敵を確認できたと嘘の連絡をする事にします。

そして空爆が行われて、ラッセ九死に一生を得ます。所が、その行為によって民間人11人が犠牲になってしまって、クラウスは戦争犯罪者として起訴されてしまうのです。クラウスは法廷で裁かれる事になって、デンマークへ帰国する事になります。

妻であるマリアは夫を支えようとしますが、クラウスは法廷で素直に敵を確認できなかったと言いたかったのですが、クラウスには妻子がいました。

そのため敵がいなかったと証言しなかったので、法廷では次々に部隊の者たちが法廷で証言を行う事になります。

法廷で、クラウスを責め続ける女性は、この法廷は勝てると思って自信満々の顔になります。所が、ブッチャーという隊員が第6地区には敵が攻撃してくる物が見えたと言ったのです。

クラウスを責め続けた女性は、その証言を信じられないと怒りますが、クラウスは、どうなってしまうのでしょうか?

『クラウスの判断よりも問題がある点』

クラウスは部下の命を助けるために、敵を見たと嘘の報告をして、空爆してもらいました。しかし、この空爆により、多くの民間人が犠牲になった訳ですが、それで戦争犯罪人にされるのは違うと思います。

なぜなら、敵を見ていなかったとは言え、何者かによって攻撃されていたのは事実だからです。敵を見なかったら、空爆できないというほうが少し問題があるように思えます。

確かに、誤爆を防ぐためには、そういう判断も仕方ないかもしれませんが、やはりクラウスの判断ミスというよりも部隊を応戦できないほうが、問題があるように思えますね。

『ある戦争』と他の映画を比較

ある戦争では、タリバンを監視しようとしたら、誤爆してしまいますが、この他にもタリバンと戦う映画があって、それが『アウトポスト』です。

アウトポストでは、50人の米軍が300人のタリバン兵に立ち向かいますが、いつ攻撃されるのか分からない緊迫感があり、スリル満点です。

そして、近代の地上戦がいかに過酷で、生々しいものか、よく分かる映画になっています。

映画『ある戦争』の感想

ある戦争を見た感想について、詳しく解説していきます。

映画『ある戦争』のオススメ層

戦場に派兵していった夫が、部下を助けるために戦争犯罪人になってしまいますが、妻子がいる身だったので、法廷で正直な事を言えず、苦悩してしまいます。

そういった事を考えたら、是非、夫婦で一緒に見て、戦争が起きていない日本に生きている事がいかに幸せなのか?噛みしめて欲しい映画です。

  • 夫婦:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『ある戦争』の残念な所

クラウスは、タリバンを監視しなくてはいけないのに、部下が重症に陥っている状態で、応戦もしてくれなかったので『一体どうなっているんだ』と思ってしまいました。

恐らく、日本の自衛隊も外国で後方支援した時に、同じように部隊が攻撃を受けていたら、応戦してもらえないでしょうね。

日本は、デンマーク以上に攻撃できないような憲法が制定されているので、このような状況の国は外国へ派兵しないほうが良いでしょう。

それにしても、戦争に行った事もない人物が、自信タップリな顔で、法廷でクラウスを責め立てる所を見たら『うわぁ、最悪な人間だな。戦場で大変な思いをしているクラウスの事なんて、何も考えていないな』と嫌な気分になってしまいました。

映画『ある戦争』の見所

アフガニスタンで生死を分けた戦いをしている中での決断について、安全圏から厳しく追及してく法廷は、何か偽善のように感じる映画でした。

それでも民間人を攻撃してはいけないというのは、分かりますが、あの女性が戦場に行ったら、どような決断ができるというのか?それを考えてしまう方は多いかもしれません。

この映画では、部下を救おうとした正義と民間人を巻き込んだクラウスを罰しようとする正義がぶつかりあう映画でした。どちらに正義があるのか?多くの方が葛藤していく姿を見るのが、この映画の最大の見所と言えるでしょう。