ハクの性格がコロコロと変わってしまう原因を解説!映画『千と千尋の神隠し』

映画『千と千尋の神隠し』では、ハクの性格がコロコロと変わってしまって、千尋を困惑させてしまうので、その原因について詳しく紹介しましょう。

映画『千と千尋の神隠し』のキャスト

日本のジブリ映画『千と千尋の神隠し』は、2001年7月20日に上映されました。

監督&脚本&原作

ジブリの作品の中でも、高い人気を誇っていて、あの人気アニメ『君の名』や『アナと雪の女王』を抑えて、日本で上映されたアニメ映画の中で堂々の1位の興行収入を記録したのが『千と千尋の神隠し』です。

その映画を製作したのが、巨匠である宮崎駿監督です。

 登場人物&声優

多くの俳優や女優たちが、声優として『千と千尋の神隠し』に参加して、ファンタジーな世界を演出してくれました。

映画『千と千尋の神隠し』のストーリー

荻野一家は引っ越しをする事になって、千尋は大好きな友達と離れる事になり、寂しく感じていました。所が、車を運転していた父親は、途中で道に迷ってしまって、不思議な建物に到着します。

両親は珍しいなと思って、建物の中に入っていきますが、店員もいないのに料理が出されていたのにで『あとでお金を払えば良いだろう』と思って、パクパクと食べ始めてしまうのです。

千尋はそれを止めようとしますが、両親は聞く耳を持ちません。困ってしまった千尋はそこから離れていき、橋の所にいたら、千尋は見た事もない少年ハクから「ここにいてはいけない、すぐに戻れ」と言われます。

千尋は訳も分からず「何なのよ、あいつ」と愚痴をこぼしますが、両親の所へ行ったら、何と両親が豚の顔に変わって倒れこんでしまったのです。それに悲鳴を上げて逃げてしまいますが、千尋の身体が少しずつ透けていき、さらに頭は混乱していきます。

千尋が困り果てた時に、再びハクがやってきて「怖がるな、私はそなたの味方だ。これを食べてみなさい」と言って、不思議な物を食べさせてきました。千尋がそれを食べたら、消えかかっていた身体が元に戻ります。

「この世界で生きていき、両親を救うためには、ここで働かなくてはいけない」と教えてくれたので、湯婆婆の所まで行き、何度もしつこく「ここで働かせて下さい」と頼み込んで、なんとか働かせてもらう事になりました。

千尋は千という名前に変えられますが、少しずつ仕事にも慣れていきました。ところが、ハクが重症に陥ってしまうので、湯婆婆の姉に助けてもらおうとしますが、周りから「あいつは怖いぞ」と脅されてしまうのです。

はたして、千はハクを助ける事ができるのでしょうか?

『ハクの性格がコロコロと変わってしまう原因』

ハクは、千尋に「すぐに戻れ」とアドバイスしたり「生きていくには、ここで働くしかない」と勧めたりして、優しい少年でした。

しかし、その後にエレベーターで再会したら「私の事は、ハク様と呼べ」と冷淡な性格になっていたので、千尋は驚いてしまいます。なぜ、これほど性格が変わっていたのか?それは、湯婆婆の力が大きく働いていたのでしょう。

湯婆婆がすぐ近くにいて、ハクに何か魔法のようなものを使って、性格を変えて操っていたのでしょう。

ちなみに、ジブリファンの間では「ハクは、千尋の兄で、亡くなった後にハクになったのではないか?」と議論もされています。何かと謎の多い人物ですが、恐らく湯婆婆の力によって、たまに性格が冷たくなってしまうものと考えられます。

ジブリ映画の全作品の豆知識・ストーリー

www.akira-movies-drama.com上の内部リンクをタップ(クリック )したら、ジブリ映画の全作品の豆知識・キャスト・ストーリーなどを見られるので、良かったら参考にしてみて下さい。

千と千尋の神隠し』と他の映画を比較

千尋が、テーマパークのような不思議な所で、必死になって働きます。

実は、ジブリ映画『ハウルの動く城』でも、ソフィーが動く城で、頑張って働こうとします。お互いにヒロインを支えるヒーローがいて、途中でヒーローが重症になってしまいますが、ヒロインが今度はヒーローを助けていくのです。

そのストーリーはよく似ていますが、ソフィーはおばあさんになっているシーンが多いので、美しさやファンタジーの要素では、千と千尋の神隠しのほうが上かなと思います。

映画『千と千尋の神隠し』の感想

f:id:akira2013web:20220306082712j:plain

引用:https://www.amazon.co.jp/

ジブリファンの私でも「最近のジブリは、昔の作品に比べたら、あまり見たいと思える作品が少なくなってきたなぁ」と思い始めた時に、久しぶりに自分の心でヒットしたのが『千と千尋の神隠し』です。

そんな作品を見た感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

映画『千と千尋の神隠し』のオススメ層

千尋が、両親の不注意でとんでもない所で働く事になりますが、少年のハクに助けられて、お互いに惹かれあっていくので、キッズや若年層にオススメの映画ですね。

しかし、両親が無様な所を見せてしまうので、家族そろってみようとしたら、親御さんのほうは少し気まずい感じになるかもしれないので、注意が必要です(苦笑)。

一緒に見ていたら、子供から「親ってダメねぇ」と突っ込まれるかもしれません。

  • ファミリー層:⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️

映画『千と千尋の神隠し』の残念な所

この作品で残念な所は、やはり謎になっている部分が多い所ですね。それは以下のようなものがあります。

  • 湯婆婆に呼ばれたハクが冷たい性格
  • ハクが魔法使いになりたい理由
  • ラストシーンの後にハクがどうなったのか

ハクが冷たくなっていたのは、昼間だけという設定であれば、両親の所へ連れていった時は、すでに夜が開けていたので筋が通りません。さらにハクが魔法使いになりたいのは、自分の居場所を思い出そうとするためでしょうか?

そしてラストシーンの後は、ハクは無事に済むのか?その辺りは謎のままですから、是非知りたいなぁと思えましたが、そこは宮崎駿監督の遊び心かもしれません。しかし知りたい謎が残ったのは、少し残念でしたね。

映画『千と千尋の神隠し』の見所

千尋が迷い込んだ世界のリアルさや不気味さを見るだけで、この映画に引き込まれる魅力を感じます。さらに不思議な世界とマッチする音楽が、また良かったです。

そして無気力だった少女が、様々な経験を積む事によって、たくましい女性に成長していくストーリーも、この映画の大きな見所です。

やはり千と千尋の神隠し』を見ている時は「この先、どうなってしまうのだろうか?」と興味をそそられるから、一気に心をわしづかみにするのでしょう。