趙雲がまさかのザコキャラに大苦戦?映画『真・三国志 蜀への道』

映画『真・三国志 蜀への道』では、猛将の趙雲が、まさかのザコキャラに大苦戦してしまうので、それが誰なのか詳しく紹介しましょう。

映画『真・三国志 蜀への道』のキャスト

の映画『真・三国志 蜀への道』は、年に公開されました。

監督

登場人物&俳優

  • 劉備(演:シューフェン・ヤン)後に蜀漢を建国する英雄
  • 趙雲(演:マイク・ハー劉禅を救うために命をかける武将
  • 張飛(演:ビャオ・ツー)劉備の義弟で短気な性格
  • 関羽(演:リー・ティンイェン)青龍偃月刀で敵を圧倒する武将
  • 夏候恩(演:ナン・スーカイ)趙雲を苦しめる魏の武将

映画『真・三国志 蜀への道』のストーリー

趙雲は、魏の武官から「ここにお尋ね者が来なかったか?」と迫られますが「さぁ、何の事でしょうか?存じ上げませんが」と知らない振りをしようとしますが、老人から「お前の家に、その女が来たのを見たぞ」とバラされてしまいます。

武官はその言葉を聞いて趙雲を倒してでも、お尋ね者を探そうとしますが、逆に圧倒されて逃げ去って行きました。

趙雲は、民のために立ち上がった劉備のもとへ駆けつけようとしますが、そこに魏の武将 夏候恩が立ちはだかります。夏候恩の槍さばきは、趙雲でも苦戦をしいられて「お前など、青釭剣を使うまでもない」と崖から突き落とされてしまいます。

それでも、趙雲劉備と出会う事ができますが、関羽は「兄者から認められるほどの者であれば親睦を深めるために、ぜひお手合わせ願いたい」と決闘を申し込んできます。

劉備は止めようとしますが、趙雲は見事な槍さばきで、関羽張飛と互角以上に戦い愛、3人はお互いに認め合う仲となりました。

しかし、曹操は夏候恩に大軍を与えて、荊州へ南下!劉備のもとには、多くの民が「私たちも連れて行って下さい」と頼み込んできました。部下たちは「あの者たちを連れていったら、曹操軍に追いつかれてしまい、奥方や若君まで危うくなります」

劉備は、それでも民のために政治を行いたかったので、民を連れていきます。しかし、曹操軍に追いつかれてしまい、あまりの猛攻の前に、奥方や息子の阿斗(劉禅)は行方知れずとなってしまいました。

趙雲は阿斗を救うために、敵陣の中を突入して行きますが、そこにはあの夏候恩が立ちはだかります。はたして趙雲は阿斗を救い出せるのでしょうか?

趙雲がまさかのザコキャラに大苦戦』

趙雲は、曹操軍100万(80万とも50万とも言われています)の中に単身で突入して、阿斗をすくい出そうとする猛将でした。

そんな猛将が、あの夏候恩というザコキャラに大苦戦してしまいます(苦笑)。横山光輝先生の『三国志』を読んだ事がある方なら分かるかと思いますが、夏候恩は一瞬で趙雲に倒されてしまうザコキャラならぬザコ武将です。

最近の中国は、三国志の映画の設定があまりにも三国志演義から、かけ離れたものになっていて、日本人が見たら『えぇ?』と驚かされるばかりですね。

まぁ、もともと夏候恩というのは架空の武将なので、ザコであっても強くなっていても、仕方ない所かもしれません。

『真・三国志 蜀への道』と他の映画を比較

映画『三国志 黄巾の乱』も、武将の設定が三国志演義から、かけ離れたものがありますが、有名な武将が多く登場するので、真・三国志 蜀への道より、オススメですね。

今作では、諸葛亮は登場しないし、曹操孫権も登場しなくて、劉備軍の一部の武将しか登場しないので、かなり寂しかったです。

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映画『真・三国志 蜀への道』のまとめ

引用:https://www.amazon.co.jp/

を見た感想について、詳しく解説します。

映画『真・三国志 蜀への道』のオススメ層

三国志の武将があまり登場しないとは言え、劉備関羽張飛趙雲廖化が登場するので、蜀のファンであれば、ある程度は満足できるでしょう(多分)。

魏の武将は夏侯惇や夏候恩しか登場しなくて、呉に関しては一人も登場しません。呉のファンの自分としては『少し、ひどすぎないか?』と突っ込みたくなる映画でした。

  • 呉のファン:⭐️
  • 魏のファン:⭐️⭐️
  • 蜀のファン:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『真・三国志 蜀への道』の残念な所

登場する人物の中には『誰?コイツ』と思ってしまう武将が多かったので、こんな武将を出すぐらいであれば、孫権周瑜陸遜曹操郭嘉・荀彧・曹仁などを出したほうが良かったのではないか?と思ってしまう内容でした。

しかも、タイトルに『蜀の道』とあるので、てっきり劉備軍が劉璋と戦って、龐統が戦死する所や、成都の城を陥落させる所を見れるのかと思っていたら、趙雲劉備のもとへ会いに行って阿斗を救い出す所で終わりです(苦笑)。

これは、タイトル詐欺ではないかと思いたくなるほど、内容と合わない映画でした。

映画『真・三国志 蜀への道』の見所

不満の多い映画ではありましたが、劉備が民をいつくしむシーンや、曹操軍が残忍な所が出てくるので、蜀のファンにしてみれば、見所の多い映画ではないでしょうか?

さらに、槍さばきで戦い合う所では、火花を効果的に使っていて、今までよりも臨場感のある一騎打ちを演じていたのは、特筆すべきポイントですね。