映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』では、ブラッドレイが民を虐殺しますが、それは反乱を抑えるためではないので、その理由について紹介します。
- 映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』のキャスト
- 映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』のストーリー
- 『ブラッドレイが民を虐殺したのは反乱を防ぐためではない』
- 『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』と他の映画を比較
- 映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』のまとめ
映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』のキャスト
日本のファンタジー映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』は、2022年5月20日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- エドワード・エルリック(演:山田涼介)弟と禁断の錬成をした人物
- アルフォンス・エルリック(演:水石亜飛夢)エドワードの弟
- トリシャ・エルリック(演:仲間由紀恵)エルクリック兄弟の母親
- ヴァン・ホーエンハイム(演:内野聖陽)エルクリック兄弟の父親
- ウィンリィ・ロックベル(演:本田翼)両親を早く亡くした女性
- ロイ・マスタング(演:ディーン・フジオカ)アメストリス国軍の大佐
- マース・ヒューズ(演:佐藤隆太)ロイの親友
- リザ・ホークアイ(演:蓮佛美沙子)銃の名手
- アレックス・ルイ・アームストロング(演:山本耕史)豪腕の錬金術師
- オリヴィエ・ミラ・アームストロング(演:栗山千明)美しき美人戦士
- エンヴィー(演:本郷奏多)嫉妬の異名を持つホムンクルス
- グラトニー(演:内山信二)何でも飲み込むホムンクルス
- リン・ヤオ-グリード(演:渡邊圭祐)シン国の皇子
- メイ・チャン(演:ロン・モンロウ)シン国の皇女
- ランファン(演:黒島結菜)シン国の皇子に仕える美人戦士
- フー(演:筧利夫)ランファンを叱責する老人
- セリム・ブラッドレイ(演:寺田心)大佐の息子
- ユーリ・ロックベル(演:藤木直人)ウィンリィの父親
- サラ・ロックベル(演:奥貫薫)ウィンリィの母親
- イズミ・カーティス(演:遼河はるひ)アルフォンスの師匠
- ゾルフ・J・キンブリー(演:山田裕貴)戦いを好む錬金術師
- キング・ブラッドレイ(演:舘ひろし)アメストリスの大統領
- スカー(演:新田真剣佑)錬金術師に復讐しようとする男
映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』のストーリー
エドワードは、弟のアルフォンスと一緒に列車に乗っていたら、反乱者たちがやってきて「大人しくしていれば、手出しはしない。我々の目的は国軍のクソ野郎だ」といきりたつので、激しい攻防戦が繰り広げられます。
反乱者は取り押さえられましたが「計画が失敗した場合には、このまま電車を最終駅に激突させて、クソ野郎を始末させるつもりだった」と高笑いします。
エドワートは『そうはさせるか』と錬金術を使って、線路を空に向かって曲げて行き、なんとか列車が激突しないように防ぎました。やがて、列車から降りてきたのは、キング・ブラッドレイ大統領だったので、エドワードは『マジ?』と驚いてしまいます。
ロイ・マスタングはエドワードたちに「アメストリス国では、最近になって多くの錬金術師たちが、顔に傷を負った者によって殺害されている。我々は、この者をスカーと呼んでいる。お前たちも気をつけろよ」
しかし、スカーはエドワードたちを付け狙い、ついに戦い合う事になりますが、スカーがウィンリィの両親を殺害した人間である事が判明。
アメストリス軍は、かつて反乱の種を刈り取るために、イシュヴァールの民を虐殺した事があったのです。スカーはイシュヴァールの生き残りで、傷ついた自分を治療してくれたのが、ウィンリィの両親だったのです。
しかし、ウィンリィの医者たちは憎むべきアメストリス人だったので、憎しみのあまり、治療してもらった後に殺害してしまいました。
エドワードたちは「お前(スカー)をウィンリィの両親の墓前で土下座させてやる」と戦いを挑みますが、そこに現れたグラトニーに飲み込まれてしまったのです!
『ブラッドレイが民を虐殺したのは反乱を防ぐためではない』
ブラッドレイ大統領は、反乱を防ぐために、錬金術師たちを兵器として扱い、次々に戦場へ投入していきました。
イシュヴァールでは、多くの民が虐殺されてしまって、ロイ・マスタングはマース・ヒューズに「反乱を鎮圧するためだけで、ここまでするのはリスクがでかすぎやしないか?」と不信感を抱いてしまいます。
その裏で、ブラッドレイ大統領はヴァン・ホーエンハイムそっくりの者に忠誠を誓うような事を言っていて、よからぬ事を企んでいました。
しかも、ブラッドレイ大統領は、ホムンクルス(人造人間)である事まで判明してしまいます。
ここまでくると、ブラッドレイ大統領が、イシュヴァールで虐殺したのは、この国をわざと弱らせて、人間たちを苦しめるためではないでしょうか?
同じホムンクルスのエンヴィーは、エドワードを人柱と言っていたので、ホムンクルスたちが、よからぬ事を企んでいるのは間違いないでしょう。
『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』と他の映画を比較
今作では、ホムンクルスが暗躍しますが、実は他の映画でもホムンクルスを取り上げたものがあり、そのタイトルは『ホムンクルス』です。
そのまんまじゃないかと突っ込まれそうですが、このホムンクルスでは、名越進(演:綾野剛)が、伊藤学(演:成田凌)の危険な手術を受けてしまい、今まで見てきたものとは全く違う光景ばかりを見てしまい、頭が狂いそうになります。
しかも、車の中で、女子学生のユカリ(演:石井杏奈)に強く迫るようになってしまい、何かと刺激の強い作品となり話題を呼びました。
映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』のまとめ
鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカーを見た感想について、詳しく解説します。
映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』のオススメ層
鋼の錬金術師は、人気アニメを実写化した映画なので、やはりキッズにオススメしたい映画ですね。さらに、戦闘シーンはCGをフル活用しているので、日本のファンタジー映画の中では迫力があるほうの作品と言えます。
そういった事を考えたら、ファンタジー映画を見たい方にも、オススメの作品です。
- キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』の残念な所
CGを活用するのは言いと思いますが、床が崩れたり、レンガが吹き飛ばされていくシーンは、いかにもCGという感じがして、安っぽいアクション映画になってしまいました。
多少は、お金をかけて、本当にビルを崩したり、道をダイナマイトが爆発させたりして欲しかったですね。期待していただけに『これは少し期待ハズレだったかなぁ』と思えてしまうのは残念でした。
映画『鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー』の見所
錬金術師とホムンクルスとの関係が複雑にからみあい、昔に起きた虐殺が今になって問題になっていき、戦闘シーンよりもストーリーで楽しませてくれる作品でした。
本田翼さんや山田涼介さんたちのような若い俳優から、舘ひろしさんのようなベテラン俳優までそろえていて、そのバランスの良さも良かったですね。