八谷絹(有村架純)が恋人に嫌味をぶつけた悲痛な想い!映画『花束みたいな恋をした』

映画『花束みたいな恋をした』では、八谷絹(有村架純)が恋人に嫌味をぶつけてしまいますが、それには悲痛な想いが込められていたので、解説します。

映画『花束みたいな恋をした』のキャスト

日本の恋愛系のロマンス映画『花束みたいな恋をした』は、2021年1月29日に公開されました。

監督&脚本

登場人物&俳優

  • 山音麦(演:菅田将暉)歳を取るにつれて夢を失っていく男性
  • 八谷絹(演:有村架純)恋人とすれ違っていく女性
  • 八谷早智子(演:戸田恵子)八谷絹の母親
  • 八谷芳明(演:岩松了)八谷絹の父親
  • 山音広太郎(演:小林薫)山音麦の父親
  • 羽田凜(演:清原果耶)店内に入ってきた少女
  • 加持航平(演:オダギリジョー)イベント会社の経営者

映画『花束みたいな恋をした』のストーリー

山音麦は、ファミレスで恋人同士が1つのイヤホンを分けあって使っている姿を見て「あんな使い方じゃ、音楽を楽しく聞けない」と思って注意しようと席を立つと、八谷絹も同じ事を考えて席を立ってしまい、二人は思わず見合ってしまいます。

二人は、その時は何も喋らなかったのですが、その後に終電を逃してしまって、偶然にも駅で再会してしまいました。

そのまま、一緒に食事をする事になり、意気投合して談笑します。

山音麦は八谷絹に何度も会うようになり、再びファミレスで食事をする事になって「僕と付き合ってくれませんか?」と告白したら「はい」とOKしてもらい、思わず頬が緩んでしまいました。

八谷絹は就活を頑張ろうとしますが、圧迫面接を受けてしまい精神的に参ってしまっていたら、山音麦から「何、その面接官?嫌な事なんかしなくていいよ。もし良ければ、一緒に住もうよ」と誘われて、多摩川が見えるアパートで一緒に住み始めます。

山音麦は、絵を描く仕事につきたいと思っていたのに、生活をする上では就活するしかないと思って、二人は内定をもらった会社でそれぞれ働き始める事になりました。

しかし、山音麦は彼女を最優先にしようと考えていたのに、いつの間にか仕事のほうを優先するようになってしまい、彼女との間に溝が出来始めてしまいます。

二人はせめて、別れ際の時は最高の瞬間で別れたいと想い、幸せだった時に行っていたファミレスに入りますが、そこで山音麦は思わず「別れる必要がない、結婚しよう」と訴えますが、八谷絹は首を縦に振ってくれません。

そんな時に、羽田凜が知り合いの男性と一緒に入ってきて、よそよしい感じで話し合っていきますが、それはまるで自分たちの昔の姿のようでした。はたして、山音麦たちはこのまま別れてしまうのでしょうか?

『八谷絹(有村架純)が恋人に嫌味をぶつけた悲痛な想い』

八谷絹(有村架純)は、山音麦と同棲を始めて、最初の頃は幸せな毎日を過ごしていました。しかし、山音麦は就職をしてから、少しずつ性格が変わっていき、やがて嫌味をぶつけてしまいますが、それには悲痛な想いが込められていました。

それは、かつて八谷絹が圧迫面接を受けて辛い想いをしていた時に「その面接官ってどうなの?偉い人なのかもしれないけどさ」と言われた事がありました。

月日が経ち、彼氏が仕事で辛い想いをした時に、同じように「その人ってどうなの?偉い人なのかもしれないけどさ」と同じ事を嫌味のように言ってしまいます。

なんで、彼氏が大変な時に嫌味を言うのかと思う方はいるかもしれませんが『これは、君が過去に同じ事を言ってた言葉だよ?以前の麦くんに戻って』という悲痛な想いが込められていたのでしょう。

しかし、その想いが彼に届かず、二人の間はますます溝が深まっていく事になりました。

『花束みたいな恋をした』と他の映画を比較

今作では、あまりにも悲しい恋愛物語でしたが、それに比べて『余命10年』のほうが、悲しい話ではあっても恋人同士の絆を強く感じられる映画になっています。

好きな人の命が残りわずかになっていきますが、まだ恋人同士が理解しあいながら一緒に歩もうとするシーンが多いので、恋愛映画が好きな方にはオススメの映画ですね。

映画『花束みたいな恋をした』のまとめ

引用:https://hana-koi.jp/

花束みたいな恋をしたを見た感想について、詳しく解説します。

映画『花束みたいな恋をした』のオススメ層

若い恋人たちが同棲を始めて、就活に成功するまでは良かったのですが、それから破綻していきそうになるので、これから恋人と一緒に同棲を始めようと考えている方たちにはオススメの映画ですね。

これを見ていたら、すれ違いそうになった時に、どちらか歩み寄っていれば、変わっていたのかな?と感じさせる映画でした。

  • 恋人同士:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️

映画『花束みたいな恋をした』の残念な所

タイトルでは『花束みたいな恋をした』とあるのに、それほど素敵な恋には見えませんでした。どちらかと言うと、かなり悲しい恋であり、見ていたら、少しタイトル負けしている映画だなぁと思ってしまいました。

最初は、考えが合う二人が意気投合していくのに、途中で考えが合わなくなっていきましたが、やはり環境が違ってきたら、恋人はこんなにもすれ違ってしまうものだなぁと思わされる映画です。

山音麦は彼女から「仕事大変だと思うおけど」と聞かれた時に「大変じゃないよ、仕事だから」と言い続けてしまいますが、あまりにも無理をしているので、かなり痛い感じでしたね。

映画『花束みたいな恋をした』の見所

山音麦は、考えが変わっていきますが、それでも彼なりに恋人のためを思って行動しているのに、彼女はそれが重荷になっていきました。

この辺りは悲しい所ですが、忙しい男なりに頑張っていこうとする姿が見えて、なかなか、偉いなぁと思ってしまいましたね。

菅田将暉さんと有村架純のビック共演という事で話題を集めた映画なので、ファンの方であれば、一度は見ておく事をオススメします。