大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第22話』では、曽我兄弟が仇討ちを行おうとしますが、これは日本の三代仇討ちの一つと数えられているので詳しく紹介します。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第22話』のキャスト
鎌倉殿の13人の登場人物や俳優さんたちは、以下の通りです。
北条家
- 北条義時(演:小栗旬)源頼朝を匿う事に頭を悩ませてしまう
- 北条時政(演:坂東彌十郎)北条義時の父で、平家を警戒する人物
- 北条政子(演:小池栄子)北条義時の姉で、源頼朝に片思いしてしまう
- 北条宗時(演:片岡愛之助)北条義時の兄で、源頼朝を匿った張本人
- 北条実衣(演:宮澤エマ)北条義時の妹で、姉の恋心に感づく
- 北条時連(演:瀬戸康史)北条義時の異母弟
- りく(演:宮沢りえ)北条時政の妻
- 牧宗親(演:山崎一)りくの兄
源氏勢力
- 源頼朝(演:大泉洋)源氏の後継だが、今は流罪を受けてしまう日々
- 大姫(演:南沙良)源頼朝と北条政子の娘
- 万寿(演:丸山蒼來)源頼朝と北条政子の息子
- 源義経(演:菅田将暉)頼朝の弟で、奥州でかくまわれる身
- 静(演:石橋静河)源義経から愛された女性
- 源範頼(演:迫田孝也)源義経の兄で温厚な性格
- 梶原景時(演:中村獅童)源頼朝を助けてしまう武士
- 和田義盛(演:横田栄司)猪突猛進の所がある武士
- 木曽義仲(演:青木崇高)木曽で機をうかがう武士
- 木曽義高(演:市川染五郎)木曽義仲の息子
- 武田信義(演:八嶋智人)源頼朝に睨まれる源氏の武将
- 大江広元(演:栗原英雄)源頼朝の側近
- 阿野全成(演:新納慎也)源頼朝の異母弟で、北条実衣の夫
- 巴御前(演:秋元才加)木曽義仲の愛妾
- 源行家(演:杉本哲太)源頼朝の叔父
- 源頼政(演:品川徹)今まで平家側についていた源氏の武士
- 義円(演:成河)源頼朝の弟で僧侶になっていた人物
- 亀(演:江口のりこ)源頼朝の愛妾
- 八田知家(演:市原隼人)常陸の豪族で、北条義時に子供を預ける武士
- 畠山重忠(演:中川大志)武蔵の豪族
- ちえ(演:福田愛依)畠山重忠の妻
- 比企能員(演:佐藤二朗)北条家の勢力を恐る人物
- 比奈(演:堀田真由)源頼朝の側女として近く事になる女性
伊東家
その他
平氏勢力
藤原家
朝廷
大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第22話』のストーリー
北条義時は、愛する妻を失ってしまい、胸にポッカリと穴が空いたような感じになってしまいましが、そこに源頼朝がやってきて「どうだ、一緒に京の都へ行かぬか?少しは気が晴れるぞ」「いや…それは」と断ろうとすると「これは命令じゃ」
主君からの強い要望で、仕方なく京の都へ同行する事になりますが、源頼朝は大軍を引き連れて、上洛します。
源頼朝は後白河法皇に謁見しますが「随分と大軍を連れてきたな。もしも、我らを滅ぼそうとしたら、日の本は収まらぬぞ?」とすごまれるので「これから戦のない世を作るには朝廷が必要です」「誰よりも業が深いくせに」
二人の間には、相入れぬものがありましたが、もはや源氏の世は揺るぎないものになっていました。しかし、後白河法皇は病に倒れて「ワシは…守り抜いたぞ」と言い残し、後鳥羽天皇は「はい、守り抜きます」と自分も朝廷を守る事を固く約束します。
源頼朝は、この時を待っていたかのように、朝廷に圧力をかけて、征夷大将軍に任じてもらい、ついに武家の頂点に立ちました。しかも、北条政子は、のちに源実朝となる赫子を産み、まさに源頼朝にとって絶頂期とも言える瞬間でした。
比企能員は、北条家が勢力を拡大していく事を恐れて、一族の女性の比奈を源頼朝の側女にしようと画策します。
源頼朝は比奈の可愛らしさに惚れ込みますが、北条政子を恐れてしまって、比奈を北条義時の後妻にしようとしますが、北条義時は後妻をもらう気はありませんでした。
その頃、曽我兄弟は父上の仇を討とうとしていましたが、そのまま源頼朝も討とうと動き出していました。はたして源氏の天下はどうなっていくのでしょうか?
『曽我事件とは三大仇討ちの一つ』
曽我兄弟が、曽我事件を起こそうとしますが、これは『曾我兄弟の仇討ち』と呼ばれて『赤穂浪士の討ち入り』と『伊賀越えの仇討ち』に並んで、日本の三代仇討ちの一つに数えられています。
赤穂浪士の討ち入りは、もはや説明不要とは思いますが、赤穂浪士47士が、主君の浅野内匠頭の恨みを晴らそうとして、長年の浪人暮らしを耐えて、色々と主君に嫌がらせをしていた吉良上野介を討った話です。
そして、1634年に渡辺数馬と荒木又右衛門が、数馬の弟の仇とも言える河合又五郎を伊賀国で討った事件です。
曽我事件では、曽我の兄弟が、工藤祐経を討つ事に成功しますが、そのまま源頼朝も討とうとした可能性がありました。しかし、悪運の強い源頼朝は、この事件でも生き延びる訳なので、よほど天から必要とされた男なのかもしれません。
大河ドラマ『鎌倉殿の13人 第22話』の見所とまとめ
第22話では、ついに源頼朝が征夷大将軍に任命されますが、ここでも北条政子の怖さが際立つ内容でしたね。
次回は、曽我の兄弟が仇討ちをしようとしますが、北条家が、この危機をどのようにして乗り越えるのか?興味深い所です。
恐らく、この事件も北条義時を強くしたキッカケになったと言えるでしょう。