椿文治が科学を悪用する理由は金儲けだけではない?ドラマ『パンドラの果実 Season2 第6話』

ドラマ『パンドラの果実 Season2 第6話』では、椿文治が科学を悪用する理由は金儲けだけではなかったので、詳しく解説します。

ドラマ『パンドラの果実 Season2 第6話』のキャスト

ミステリードラマ『パンドラの果実 Season2』のキャストは、以下の通りです。

登場人物

ドラマ『パンドラの果実 Season2 第6話』のストーリー

ナオキが拉致されてしまい、最上友紀子は襲われた時に怪我を負って気絶してしまって、小比類巻祐一たちは『一刻も早くナオキを助けなくてはいけない』と焦ってしまいます。

しかし、今まで、ライデングループは臓器移植のために、ナオキを利用しようと思われていましたが、内通者の情報によれば、目的は臓器ではない可能性が判明していました。

小比類巻祐一は捜査を続けていたら、今回の事件に脳神経外科医のサメジマが加わっていた事が分かり『どいう事だ?』と思い、カール・カーンのもとを訪ねる事にします。

カール・カールは事情を聞いて「ライデングループの狙いが分かりましたよ。彼らの狙いは、臓器移植ではなく、記憶を少年の体に移し替える事です。そうすれば、若い体に乗っ取る事もできて、生きながらえる事も可能です」

小比類巻祐一は、科学犯罪対策室に戻り、今後どうやってナオキを救出するべきか作戦を立てていきます。

その頃、沢田克也はナオキに「彼が、君のオリジナルだよ。ついに使命を果たす時が来たんだ」とささやき、隣には大不老の老人が今にみ死にかけていたのです。

小比類巻祐一たちは、ライデングループのアジトに乗り込みますが、相手側には強靭な体力を誇っていた女がいて、簡単にはナオキを救出できない状況でした。

はたして、このまま時間をかけていて、ナオキを助ける事ができるのでしょうか?

『椿文治が科学を悪用する理由は金網だけだけではない』

ライデングループの日本支部椿文治は、少年たちを育て上げていて、富豪の老人の記憶を少年に植え付ける事により、若い体を提供しようとしていました。

一見すると、金儲けのためだけに、少年たちの命を道具のように扱っているように思われます。

しかし、椿文治は小比類巻祐一に「科学の使い方に正しいも間違いもない、全てはニーズの問題なんだ。アポロ計画が成功したのは、冷戦の時代で、先に月へ行く必要があった」

「携帯電話、GPSなどの技術も、相手国に優位に立つ必要があった。ニーズがあれば開発するが、難病などでは手を出さない。死にたくない、それは人間の欲望だ、その欲望がある限り、クローン人間の開発は止められない」

かなり残酷な言葉が、小比類巻祐一の胸を突き刺していきますが、椿文治は金儲けのためだけではなく、科学の発展を目指していたのでしょう。

しかし、ニーズがなければ政府は資金援助したくなかったので、そういった分野は非合法なやりかたで研究しようと思っていて、今回のような暴挙に出ていったと考えられます。

ドラマ『パンドラの果実 Season2 第6話』のまとめ

引用:https://www.ntv.co.jp/pandora/

第6話では、気がついた時に椿文治の姿がなくなっていたので、恐らく小比類巻祐一の幻覚だったのでしょう。

しかし、本物の椿文治がいても同じ事を言ったはずです。二人は、考え方に大きな違いがあっても、科学の発展という目標は同じ所でした。

確かに、科学が急速に発展したのは、政府が戦争に勝つために、天文学的な金額を投入したのは間違いようのない事実です。

これからも、科学は発展し続けると思いますが、その先に人類が幸せになれるとは限らないので、このドラマが投げかけているテーマはかなり重い課題と言えますね。