映画『ゴジラ-1.0』では、最終兵器として、戦闘機『震電(シンデン)』が使われる事になりました。
旧日本軍の戦闘機では、零戦(ゼロセン)が有名でしたが、震電とは、どれほどの性能や特徴があるのか?詳しく紹介しましょう。
映画『ゴジラ-1.0』のキャスト
日本の怪獣映画『ゴジラ-1.0』は、2023年11月3日に公開されました。
監督&脚本
登場人物&俳優
- 敷島浩一(演:神木隆之介)特攻できず、自分を責め続ける男性
- 大石典子(演:浜辺美波)血のつががらない赤子を育てる女性
- 水島四郎(演:山田裕貴)戦争を体験していない男性
- 橘宗作(演:青木崇高)戦闘機の整備士
- 野田健治(演:吉岡秀隆)旧日本海軍の技術者
- 太田澄子(演:安藤サクラ)敷島浩一を責める隣人
- 秋津淸治(演:佐々木蔵之介)新生丸の艦長
- 飯田基祐(演:板垣昭夫)東洋バルーン係長
- 田中美央(演:堀田辰雄)駆逐艦『雪風』の元艦長
映画『ゴジラ-1.0』のストーリー
敷島浩一は、特攻に行けず、日本の島に戻ってきたら、そこにゴジラが現れてしまい、整備士の橘宗作から「零戦の機銃で、ゴジラを撃って下さい」と頼まれます。
しかし、ゴジラが恐ろしすぎて、体が震えて機銃を撃てずに、多くの守備兵がゴジラによって踏み潰されたり、かみ殺されたりしました。
橘宗作は「皆んな死んだぞ、お前が撃たなかったからだ!」と激怒してしまい、敷島浩一は何も言えず、落胆して東京へ戻っていきました。
そこで、大石典子と知り合って、同じ家で住む事になりますが、ゴジラが今度は東京に上陸してしまい、大きな爆風によって彼女は消息不明になってしまいます。
『俺の戦争を終わらせなくてはならない』と思って、野田健治の考えた作戦に参加する事になります。
それは、ゴジラに、多くのフロンガスをまきつけて、多くの泡と共に、海底1500mまで沈めて、浮き袋により、今度は急上昇させて、水圧で仕留めるものでした。
しかし、敷島浩一は、それだけではゴジラを仕留められないかもしれないと思って、戦闘機を使う事を提案したら、終戦直前に作られた『震電』が見つかります。
敷島浩一は、周りの者たちに内緒で、橘宗作に震電に多くの爆弾を積み込むように頼んでいました。
外側からの攻撃では、ゴジラに致命傷を与えられないと思って、ゴジラの口に特攻しようと考えていましたが、そんな簡単に上手くいくのでしょうか?
『震電(しんでん)の特徴や性能を詳しく紹介』
引用:https://www.sankei.com/article/20220805-YZPW5B3VCRIOXDXW6VBTNPGYFQ/(震電の画像)
敷島浩一は、野田健治の作戦だけでは、ゴジラを倒せないかもしれないと思って、戦闘機の出動を考えました。
そこで、戦闘機に詳しいツテに当たって言ったら、幻の戦闘機『震電(しんでん)』が見つかります。
震電は、実在した戦闘機で、終戦直前に開発された物であり、プロペラを機体後部に取り付けるという斬新なものでした。
日本本土の各都市が、米軍によって大量虐殺されてしまったのが、米軍のB29が高度1万メートル・速度570キロで飛行できるからです。
これは、従来の日本軍の戦闘機では歯が立たないものでしたが、この震電は高度1万2000メートル・速度750キロを目標に作られていったのです。
歴史に『でもしか』は禁句ですが、もしも早めのうちに、震電が大量生産できていたら、あそこまで無残にB29によって日本は蹂躙されていなかったでしょう。
映画『ゴジラ-1.0』のまとめ
ゴジラ-1.0では、震電が登場しますが、初めて聞く言葉だったのに、驚いて調べてみたら、実在する戦闘機でした。
旧日本は、根性論だけで米国と戦おうとして負けたというのが、通説でしたが、全ての軍人がバカだったという訳ではなかったのでしょう。
そういった事を考えると、現代の日本人は、あの大戦をもっと冷静に分析すべきでしょう。
途中で軍部が暴走したとは言え、最初は米軍が黒船で領海侵犯して不平等条約を押し付けたのが始まりでしたからね。