カコールたちソ連兵が戦うアフガンは帝国の墓場?映画『アフガン』

映画『アフガン』では、カコールたちソ連兵がアフガンで戦う事になりますが、この国は帝国の墓場と言われているので、その理由について紹介しましょう。

映画『アフガン』のキャスト

ロシア・ウクライナフィンランドの合作による歴史映画『アフガン』は、ロシアでは2005年9月29日に公開されました(日本では未公開)。

監督&脚本

  • 監督:フョードル・ボンダルチュク
  • 脚本:ユーリー・コロトコフ

登場人物

  • デガラ:隊員たちをしごいてしまう教官
  • カコール:現地を巡回させる軍曹

映画『アフガン』のストーリー

冷戦の時代にソ連アフガニスタンへ軍事侵攻する事にします。そのために、ソ連では多くの若者たちがアフガニスタンへ赴く事になりました。しかしソ連では、この派兵には大義がある事を教え込みます。

アフガニスタンへ赴く若者たちの中には、血の気の多い若者も多くて、激しい口論をする事も何回を起きていきます。そのような若者たちを指導する教官が『デガラ』でした。デガラは、地獄のような訓練を隊員たちに行わせます。

隊員たちは、そこで重い物を背負わせて急な坂道を登らせるのです。しかし登りきった所で、そこに待っていた者たちに、次々へ突き落とされていくのです。

そして、アフガンへ赴く日が近づく中で、デガラはアフガンへ行く事ができなくて落胆してしまうのです。そしてデガラは今まで鍛え上げた隊員たちを見送る事にします。所がアフガンに赴いた時に、隊員たちはカコール軍曹の元で働く事になります。

しかし、その任務は現地を巡回して、輸送部隊の安全を確保する事でした。今までの厳しい訓練を思ったら、拍子抜けするような任務内容だったのです。

所が、命の危険をかえりみないイスラム武装勢力が、数えきれないほどの大軍で襲いかかってきたのです。近代戦では遠方から撃ち合う事が常識ですが、相手は撃ちながら突撃してきたのです。

接近戦になってソ連兵は次々に倒れていきます。さらにイラスム教徒たちの攻撃は、その後も執拗に続けられて、ソ連兵の犠牲は増える一方でした。

ソ連兵は援軍が来るのを待つばかりでしたが、遂にカコール軍曹や将校たちまで倒れていったのです。まさに絶体絶命のピンチの中で、ソ連兵はどうなってしまうのでしょうか?

『アフガンが帝国の墓場と言われた理由』

カコールたちが戦っていたアフガンという国が、帝国の墓場と言われていたのは、古代ギリシャモンゴル帝国ムガール帝国大英帝国ソ連などが次々に、最貧国と言われていたアフガンで敗北したからです。

驚くべき事に、あのアメリカ合衆国も我先にとアフガンから敗走した事もあり、多くの人たちが「やはり、アフガンは帝国の墓場なのだ」と驚愕してしまいました。

もちろん、中国やロシアが不穏な動きを見せているので、いつまでもアフガンに構っていられないという冷静な判断があったのでしょう。

しかし、帝国が一時的に占領できたとしても、必ず反撃に負けてしまって撤退しているので、どの国もアフガンにだけは手を出さないほうが良いハズです。

西側諸国にしてみれば、タリバンの行為は認められないと思うかもしれませんが、それを決めるのはタリバンの民であり、大部分の民はタリバンを支持しているので、政治体制が違っていても、あまり干渉しないほうが良いと思います。

『アフガン』と他の映画を比較

映画『アフガン』は激しい戦いが行われていきますが、それに比べて『ある戦争』では、アフガンで部下の命を救うために空爆を依頼したら誤爆してしまう作品です。

部下が重症に陥っていたので、敵が本当にいるのか確認している余裕がなかったのですが、これが原因で、空爆を依頼したクラウス・M・ペデルセン(演:ピルウ・アスベック)は戦争犯罪人として起訴されてしまいます。

これを見たら、大義がある戦争であったとしても、戦争がいかに難しいものか?よく分かるでしょう。

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映画『アフガン』の感想

アフガンを見た感想について、詳しく解説していきます。

映画『アフガン』のオススメ層

アフガンは凄く複雑な国であり、今でもタリバンや、ISISの残党がいて、今も混乱しています。そのような国が、ソ連とは、どのように戦っていったのか?知りたい方にはオススメの映画ですね。

  • アフガンに興味がある方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️

映画『アフガン』の残念な所

ロシアが制作した映画なので、アフガンに侵攻するのが大義があると宣伝していたのは残念ですね。

実際には、ソ連は領土欲しさにアフガンに軍事侵攻していて、結果的に敗北して撤退したのが事実です。この映画を見たら、そういった内容にごまかされないようにしなくてはいけないので、注意しましょう。

映画『アフガン』の見所

ソ連アフガニスンタンへの進行に対して、アメリカ合衆国は中東のイラスム武装勢力に軍事援助します(ソ連がアフガン進行前に、すでに援助していた説もあり)。

所が、この映画では厳しい訓練と戦場ばかりにスポットが当てられて、アメリカ合衆国が支援している事が全く出てきません。そのため、少し物足りなく感じる方は多いでしょう。

さらに軍事訓練に割いている時間が長すぎる割に、肝心の戦争シーンの時間が少ないのも物足りなく感じてしまう所でした。

ただしロシア軍が全面協力している事もあって、実際の戦車やヘリが使われているので、迫力のある映画に仕上がっています。そのため、迫力のある戦争映画を見たい方は、満足できる作品と言えるでしょう。