オデットがバレリーナを目指す少女を軽蔑した原因とは? 映画『フェリシーと夢のトウシューズ』

映画『フェリシーと夢のトウシューズ』では、オデットがバレリーナを目指す少女を軽蔑してしまうので、その原因について詳しく紹介しましょう。

映画『フェリシーと夢のトウシューズ』のキャスト

引用:https://www.amazon.co.jp/

2016年にフランスとカナダの合作によるアニメ映画『フェリシーと夢のトウシューズ』は、日本では、2017年8月12日に上映されました。

監督&脚本

  • 監督:エリック・ワリン
  • 脚本:キャロル・ノーブル/ローラン・ゼトゥンヌ

登場人物&声優

映画『フェリシーと夢のトウシューズ』のストーリー

施設で生活をしていたフェリシーは、何とか外へ抜け出してバレリーナになろうとしていました。そこへ男友達のヴィクターがやってきて、一緒に施設を抜け出す事を提案して、二人で何とかパリまで逃げ込みました。

所が、思わぬ事から二人は一時的に別れてしまって、フェリシーは一人で寝床を探さなくはいけませんでした。そこで偶然、出会ったオデットに面倒を見てもらえる事になったのです。

オデットは足が不自由なのに、大きな屋敷を掃除する仕事をしていたので、フェリシーはその仕事を手伝う事にします。しかし屋敷の女主人ル・オー夫人や、その娘のカミーユは性格の冷たい女性で、意地悪をしてくるのです。

そんな時に屋敷の元へハガキが届きます。そのハガキはオペラ座からのお知らせでした。それを受け取ったフェリシーは女主人に届けなくてはいけなかったのに、自分はカミーユと偽名を使って、メラントゥからバレエのレッスンを受ける事ができました。

しかしメラントゥは厳しい先生で、バレエが下手な生徒から脱落させていきます。そして最後に残った者が、くるみ人形でヴィクターという優れた男性と踊る事になりました。

フェリシーは偽名を使ってまで、バレエを教わっている事が、オデットに気づかれてしまって、謝ります。そんなフェリシーの裏切り行為に対して、オデットは軽蔑のまなざしで見るのです。

周囲は敵だらけの状態になってしまいましたが、はたしてフェリシーはバレリーナになれるのでしょうか?

『オデットがバレリーナを目指す少女を軽蔑した原因』

オデットは、行き場がなかったフェリシーの面倒を見てあげるほど性格の優しい人物でした。

ところが、フェリシーはバレリーナを目指すために、オデットが働いていた屋敷に届いたハガキを悪用して、勝手に偽名を名乗りレッスンを受けてしまいます。

本来なら、そのハガキはオデットの主人に見せなくてはいけなかったのに、それをしようともしなかったので、オデットはフェリシーを軽蔑してしまったという訳ですね。

『フェリシーと夢のトウシューズ』と他の映画を比較

映画『エール!』でも、周りの反対を押し切って、少女ポーラが夢を達成するために、合唱団へ入ろうとします。

しかし、ポーラはフェリシーほどワガママではないので、今作よりも見やすい映画になっていますね。ただし、ポーラの母親がとんでもない事をしてしまうので、そこは少し引いてしまうかもしれません。

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映画『フェリシーと夢のトウシューズ』の感想

フェリシーと夢のトウシューズでは、バレリーナを夢見る少女が、いくつもの苦難を乗り越えて、夢に一歩ずつ近づいていくストーリーになっています。そのような映画を見た私の感想を紹介するので、参考にしてみて下さい。

映画『フェリシーと夢のトウシューズ』のオススメ層

フェリシーはワガママな少女ですが、それでもバレリーナを目指す所は立派なので、バレリーナを目指している方には、オススメの映画ですね。

ただし、この映画を見ても、フェリシーみたいなワガママな人間には、ならないで下さい(苦笑)。

  • バレリーナを目指す方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️

映画『フェリシーと夢のトウシューズ』の残念な所

フェリシーが、あまりにもワガママすぎて「普通、そんな事を言うのか?」と疑いたくなってしまうシーンがいくつもあります。

そのような態度は恩人であるオデットにも向けられるので、それはちょっと現実的にありえないのではないかと思ってしまうのが、少し残念な所でしたね。

映画『フェリシーと夢のトウシューズ』の見所

この映画では、美しいパリの建物が、少し暖かみのあるCGとして描かれているのが、見ていてウットリとする所でした。

そして気持ちだけが空回りするフェリシーが、バレエに関係のないようなレッスンをする事によって、少しずつバレエが上達する所は、見ていて面白みがあって、この映画の最大の見所でしたね。