映画『風の谷のナウシカ』では、ジルがトルメキア兵によって殺害されてしまいますが、実は殺されない可能性があったので詳しく解説しましょう。
- 映画『風の谷のナウシカ』のキャスト
- 映画『風の谷のナウシカ』のストーリー
- 『ジルは殺されない可能性があった』
- ジブリ映画の全作品の豆知識・ストーリー
- 『風の谷のナウシカ』と他の映画を比較
- 映画『風の谷のナウシカ』の感想
映画『風の谷のナウシカ』のキャスト
日本のジブリの映画『風の谷のナウシカ』は、1984年3月11日に上映されました。
監督&脚本&原作
登場人物&声優
- ナウシカ(声:島本須美)
- ラステル(声:冨永みーな)
- アスベル(声:松田洋治)
- クシャナ(声:榊原良子)
- ユパ(声:納谷悟朗)
- 大ババ(声:京田尚子)
- クロトワ(声:家弓家正)
- ジル(声:辻村真人)
- ミト(声:永井一郎)
映画『風の谷のナウシカ』のストーリー
人類は『巨神兵』と呼ばれる恐ろしい者によって、巨大産業革命が崩壊する事になってしまいます。世界では腐った海『腐海』が広がっていき、多くの国が滅んでいきました。
そのような時でも、風の谷と呼ばれる所は、海から吹いてくる風によって、腐海による毒が届かないので、谷の者たちは幸せな毎日を送っていたのです。ところが、大型船が墜落してきて、風の谷の者たちは総出で救出しようとしました。
翌日になり、トルメキアが侵攻してきて、ジルを殺害してしまって、娘のナウシカは怒りに燃えて「ああああ」と兵士たちを殺害していきますが、ユパから「ナウシカ、落ち着け。今は多くの者たちが人質に取られているのだぞ」とさとされます。
風の谷の者たちから、姫と言われていたナウシカは、父を殺害したトルメキアの命令で、共に旅立っていきます。
ところが、途中でペジテのアスベルが襲撃してきて、次々に大型船が墜落していくので、ナウシカが「辞めてー!」と叫んだら、アスベルは攻撃を辞めますが、トルメキアの反撃によって撃墜されてしまいました。
ナウシカは、アスベルを助けようとしたら、共に腐海の底なし沼にハマってしまい地下に落ちてしまいます。ところが、そこは毒が全くなく、腐りきっていた大地を洗浄された世界が広がっていました。
予想外の世界が広がって、ナウシカは感動しますが、ペジテの人たちと合流したら、虫の大群を使って、風の谷にいるトルメキア軍を全滅させようとする事を知らされます。
ナウシカは「何てひどい事を」とショックを受けますが、風の谷を助けようとしますが、すでに王蟲(オウム)の大群は風の谷に迫っていて、トルメキア軍は巨神兵を復活させて待ち構えていたのです!はたして、風の谷を救う事ができるのでしょうか?
『ジルは殺されない可能性があった』
ジルは、風の谷の者たちか慕われていて、かつては風使いとしても名を馳せたほどの人物です。
それほどの者なので、トルメキア兵が真っ先に殺害しなければいけないように感じてしまうかもしれません。
しかし、そのような事をしたら、風の谷の民たちから反発されてしまうので、あまり得策ではありません。そういった事を考えたら、トルメキア兵は、最初はジルを拘束して、自分たちの命令に従うように傀儡(かいらい)のように扱いたかったはずです。
実際に、クシャナは「我々は戦いに来た訳ではない、剣を収められよ」とユパに説得していたので、その可能性は極めて高いです。
しかし、ジルは剣を構えていたので、射殺された可能性がありますね。恐らく、事前にトルメキア軍は「ジルは利用価値があるので拘束して従わせたほうがいい。しかし、従う気がないなら、始末せよ」という命令が下っていたのではないでしょうか?
そういった事を考えたら、ジルは剣を持たずに、最初から話し合う構えを見せていたら、殺害されなかった可能性は高いですね。
ジブリ映画の全作品の豆知識・ストーリー
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『風の谷のナウシカ』と他の映画を比較
ジブリを代表する作品と言えば、やはり『風の谷のナウシカ』と『となりのトトロ』でしょう。
もはや半世紀近く前に上映された作品でも、地上波で再放送されたら、今でも驚異的な視聴率を叩き出します。
なぜ、それほど、となりのトトロが支持されているのかと言えば、サツキやメイたちが田舎でトトロと遭遇して、不思議な体験をする物語が、自分の子供の時代を思い出させるからでしょう。
しかも、日本の田舎の風景が広がっているのに、トトロやネコバスなど不思議な生き物が登場するので、もしかしたら、こんな不思議な生き物が田舎にはあるのかもしれないと思わせる演出がされるので、今でも高い人気を誇っているハズです。
映画『風の谷のナウシカ』の感想
風の谷のナウシカを見た感想について、詳しく解説していきます。
映画『風の谷のナウシカ』のオススメ層
ジブリの映画は、全般的に家族そろって見やすい作品が多いのですが、風の谷のナウシカは、子供には少し難しいテーマもあるので、微妙かもしれません。
私が、初めて『風の谷のナウシカ』をTVで見たのは中学生の頃でしたが『産業革命って、なんか授業で少し出てきたような気がする』と思った程度なので、小学生には少し難しいかもしれませんね。
- ファミリー層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️
映画『風の谷のナウシカ』の残念な所
私がジブリで好きな映画の順位は、耳をすませば・魔女の宅急便・風の谷のナウシカ・となりのトトロ・千と千尋の神隠しなので、この映画はかなりお気に入りの映画です。
そのため、残念な所はほとんどないのですが、それでも強いて言えば、終わりの所でトルメキアと風の谷の関係を観たかったなという所でしたね。まぁ、そこまで観たら終わり方が難しくなるので仕方がない所かもしれません。
映画『風の谷のナウシカ』の見所
この映画の見所は大きく分けて2つあって、それは壮大な物語を感じさせる音楽と、迫力のある映像です。静かに流れるような音楽は、荒廃してしまった世界をよく表していますし、重低音のあるテンポの速い音楽は危機感が伝わってきて、好きな所ですね。
私が特に好きなのは、アスベルがナウシカをペジテの船から無理やりでも出した所ですね。
ナウシカはアスベルたちを放っておけないと主張しますが、トルメキア兵が迫っていたので、アスベルが「頼む、行ってくれ、僕たちのために行ってくれ、行けーナウシカ!」と、ナウシカを外に出したのは感動的でした。
あのシーンはナウシカがペジテの者たちを振り切って、跳び立たなくてはいけない悲壮感と激しい音楽が上手く融合して、臨場感が伝わってきて最高のシーンです。