コンホウがもちかけた甘い蜜は毒の味?|映画『ムーラン 美しき英雄』

映画『ムーラン 美しき英雄』では、コンホウがムーランに甘い蜜を提供しようとしますが、それは毒の味だったので詳しく紹介しましょう。

映画『ムーラン 美しき英雄』のキャスト

アメリカ合衆国のディズニーのファンタジー映画『ムーラン 美しき英雄』は、日本では2020年に公開されました。

監督&脚本

  • 監督:ニキ・カーロ
  • 脚本:エリザベス・マーティン&ローレン・ハイネック&リック・ジャッファ&アマンダ・シルヴァー

登場人物&俳優

  • ムーラン:父親に代わって、北魏を守る女武将
  • ハーン:柔然のハーン
  • ハーンの姫:父親の身を案じる女性
  • コンホウ:ハーンの命令に素直に従わない部下

映画『ムーラン 美しき英雄』のストーリー

柔然軍によって、ついにムーランたちは捕まってしまい、粗末な食事を渡されて、その日を凌ぐ毎日を過ごしていました。

ハーンの姫は、ムーランに斬りかかり「どうせ武功が欲しくて参陣したのだろう?」「違います、民が血を流すのが戦です」と言われて、私利私欲で参陣した訳ではないと反論されてしまいます。

その頃、北魏は大軍が攻め寄せてくる可能性が出てきて、ハーンは「北魏と和議を結ぶ」と考えを改めますが、部下のコンホウから「北魏と戦ってきたのに、今まで血を流してきた者たちに顔向けできません」

しかし、ハーンの気持ちは変わる事がなく、ついに北魏柔然が和議を結ぶ事になったのです。

コンホウは、それに納得ができず、ムーランの所へ行き「ハーンは北魏と戦う事を望んでいるが、私や柔然の民は戦に嫌気がさしている。そこで、お前がハーンを殺してくれたら、人質は解放してやる」ともちかけます。

ムーランは「自分の手を汚さない見事な策だ」と嫌味を言ったら、こコンホウはムーランの仲間を殺害してしまうのです。そこにハーンの姫が現れて、コンホウを下がらせます。

姫は、ムーランに「父が北魏と和議を結ぶ事を決めたので、そなたに仲裁を頼みたい」と託しました。しかし、コンホウはハーンを暗殺してしまい「ムーランがハーンを殺害した」と嘘を言いふらして、北魏と戦いを続行してしまうのです。

はたして、北魏柔然の戦いは、いつ終わりを迎えるのでしょうか?

『コンホウがもちかけた甘い蜜は毒の味』

北魏を守りたいムーランにとっては、柔然との戦を終わらせるのは彼女の悲願とも言えるものでした。

そんな時に、コンホウが「ハーンはいつまでも北魏と戦う事を望んでいるので、お前がハーンを殺害したら、人質を解放して停戦する」という提案は、甘い蜜とも言えるものでした。

しかし、実は柔然のハーンは北魏との戦いを辞めようとしていたので、そんなハーンがいなくなれば、野望の塊となっていたコンホウが北魏と戦う事は確実とも言えました。

そのため、コンホウが提供したのは甘い蜜ように見えて、実は毒の味とも言える恐ろしい罠だったのです。

『ムーラン』シリーズの豆知識

www.akira-movies-drama.com上の内部リンクをタップ(クリック )したら、ムーランシリーズの全作品の豆知識・キャスト・ストーリーなどを見られるので、良かったら参考にしてみて下さい。

『ムーラン 美しき英雄』と他の映画を比較

ムーラン 美しき英雄では、汚い謀略が行われていましたが、映画『清須会議』はそれ以上にドロドロとした謀略戦が行われていました。

清須会議では、織田信長亡き後、誰が織田家家督を継ぐのか?有力な重臣たちが駆け引きを行っていきます。

しかし『ムーラン 美しき英雄』ほどの戦のシーンを見る事はできないので、激しい合戦シーンを見たいのであれば、ムーラン 美しき英雄のほうがオススメですね。

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映画『ムーラン 美しき英雄』のまとめ

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引用:https://www.amazon.co.jp/

ムーラン 美しき英雄を見た感想について、詳しく解説します。

映画『ムーラン 美しき英雄』のオススメ層

ムーランシリーズは、スケールの大きい合戦シーンが行われてきましたが、人と人の駆け引きも見られるので、意外と歴史映画が好きな方でも満足できる所があります。

  • 歴史好きの方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『ムーラン 美しき英雄』の残念な所

コンホウが、なかなか悪どい事をしますが、他の家臣たちは何をしていたのだろうかと思ってしまいました。

本能寺の変のように、重臣たちが各方面に散っていたのか?その詳しい状況が分からないので、何とも言えないのですが、あまりにもハーンがあっけなく暗殺されたので、そこが少しに落ちない所でした。

映画『ムーラン 美しき英雄』の見所

ムーランが、柔然のハーンの姫と美しい友情が育まれていき、それが北魏柔然の停戦が結ばれようとするので、そこはなかなかの美談で良かったですね。

コンホウは、かなり悪どい男ですが、ああいう悪役がいるからこそ、盛り上がる所があるので、それはそれで良かったのではないかなと思います。

ムーランシリーズは酷評する声がネットであがっていますが、まぁ、まずまず面白かったと思いますが、やはり日本では『三国志』や『項羽と劉邦』の時代のほうが人気が高いので、そこは仕方ない所かなとも思いますね。