世良が高木シンジ(窪塚洋介)を怪しいと睨んだ理由を紹介!映画『Sin Clock(シンクロック)』

映画『Sin Clock』では、世良が高木シンジ(窪塚洋介)を怪しいと睨み、タクシーを調べて細工しましたが、なぜ怪しいと思ったのか詳しく紹介します。

映画『Sin Clock』のキャスト

日本のヒューマン映画『Sin Clock』は、2023年2月10日に公開されました。

監督&脚本

  • 監督:牧賢治
  • 脚本:牧賢治

登場人物&俳優

  • 高木シンジ(演:窪塚洋介)会社をクビになり、タクシーの運転手になる男
  • 番場ダイゴ(演:坂口涼太郎)一瞬見たものを覚えられるタクシー運転手
  • 坂口キョウ(演:葵揚)自衛隊で問題を起こし、タクシーの運転手になる男
  • ユカ(演:橋本マナミ)政治家に囲われているホステス
  • サチコ(演:田丸麻紀)高木シンジの元妻
  • ヤス(演:Jin Dogg)裏社会に生きる男で、残酷な性格
  • 成田(演:長田庄平)権力を振りかざす警察官
  • 謎のヒットマン(演:般若)危険なヒットマン
  • チバ(演:藤井誠士)坂口キョウたちに圧力をかける男
  • 世良(演:風太郎)タクシーの現場から離れて整備の仕事を始める男
  • 大谷(演:螢雪次朗)倫理観に欠ける政治家

映画『Sin Clock』のストーリー

高木シンジは前の会社で、理不尽な要求をされてしまった上に、解雇されてしまって、ある程度まで自由が効くタクシーの運転手の仕事を始めました。

同期の番場ダイゴと一緒にお酒を飲んだり、談笑したりしていましたが、ある日、タクシー運転手の寮の部屋で、坂口キョウが賭博をしていたのを思わず見てしまいます。

その後に、坂口キョウは、高木シンジの部屋までやってきて「お前、さっき見ただろう?」「いや、何も」「お前、シンクロックって知ってるか?何度も偶然が重なり合う事だ」

そう言われても、困惑するばかりでしたが、高木シンジ・番場ダイゴ・坂口キョウの3人には、いくつもの共通点があり、前の会社を辞めて転職した時期が同じ事や、誕生日まで同じでした。

坂口キョウは、大谷議員が持っている絵画作品を盗み出して、裏社会の人間に売り飛ばして、大金を手に入れる事を思いつきます。

3人は、思い切って、その作戦に同意して、大谷議員の事を調べたり、愛人と接触したりしていました。

世良は、タクシーの現場から離れて、整備の仕事をするようになりましたが、高木シンジに「お前、最近、売上が落ちているぞ、あまりサボるなよ」と注意されてしまいます。

それでも、高木シンジたちは作戦を決行して、絵画作品を移動させて、3時ジャストに、空港の駐車場で、ハザードランプを3回点滅させたのを合図として、違うタクシーのトランクに金を入れる手はずでした。

作戦を実行したら、絵画作品を見事に移動させて、大金と交換して、空港でお金を別のタクシーのトランクに入れますが、後になって、そのタクシーが仲間たちではない事が判明します。

はたして、誰が大金を持ち逃げしてしまったのでしょうか?

『世良が高木シンジ(窪塚洋介)を怪しいと睨んだ理由』

引用:https://sinclock.asmik-ace.co.jp/#(世良の画像)

(ほぼネタバレに近いので、注意して下さい)

世良は、高木シンジ(窪塚洋介)がタクシーの運転手を務められるように、最初は厳しく指導していました。

その後に、なぜか整備の仕事をしながら、高木シンジが離れた時を見計らって、タクシーを調べて、細工をしてしまったのです。

なぜ、高木シンジを怪しいと思えたのか?それは、高木シンジたちと一緒に、お酒を飲んでいた時に、大谷議員を乗せた事があるという話を聞けたからでしょう。

世良は、借金をして、一時はホームレスにまでなったので、お金に困っていたから、大谷議員が価値のある絵画作品を持っていた事も知っていたのでしょう。

高木シンジが、大谷議員を車に乗せた後に、売り上げが落ちているから『きっと、あいつは、大谷議員の何かの情報をつかんで、金を稼ごうとしているのではないか?』と感づいたのでしょう。

整備士の仕事をしていたので、どこの場所に走っていたのか、分かっていたハズなので、その走行ルートから、だんだんと怪しいと睨んだ可能性は高いです。

『Sin Clock』と他の映画を比較

今作では、いくつもの共通点が重なる3人組が、絵画作品を盗み出して、大金を手に入れようとしますが、それに似ている映画が『イレブン・ミニッツ』です。

イレブン・ミニッツは、多くの人物たちが全く違う人生を歩んでいたのに、いくつもの偶然が重なり合って、ラストシーンで、衝撃的な結末を迎える作品です。

途中までは、退屈と感じてしまうかもしれませんが、ラストで一気にストーリーが加速していく所を見たら、爽快な気分になる事でしょう。

www.akira-movies-drama.com

映画『Sin Clock』のまとめ

引用:https://sinclock.asmik-ace.co.jp/#

Sin Clockを見た感想について、詳しく解説します。

映画『Sin Clock』のオススメ層

Sin Clockは、男臭くて、暗い過去を持つ男たちが、大金を手に入れようとする映画なので、女性よりも男性向けに作られた映画という感じがしますね。

ただし、危険でヤンチャな男が好きな女性であれば、思わず惹かれてしまう人物も出てくるので、好みによっては女性が見ても満足ができる作品と言えます。

タクシー運転手の人生が描かれているので、タクシーの運転手をしている方が見たら『これは、誇張しすぎだろう?』と思う所はあるかもしれませんが、納得できる所もあるかもしれないので、一度見てみるのも悪くはないでしょう。

  • タクシーの運転手:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 男性:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 女性:⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️

映画『Sin Clock』の残念な所

葵揚さんは、朝ドラ『舞いあがれ』で、癒し系のお兄ちゃんキャラを演じていたので、それとは真逆の性格の男を見事に演じていました。

舞いあがれファンにとっては、良い意味で期待を裏切る演技を見せてくれたので、そこは、見る人によっては、残念に感じてしまうかもしれませんね。

映画『Sin Clock』の見所

3人が、3時ジャストに、空港の駐車場で、ハザードランプを3回点滅させたら、違うタクシーのトランクにお金を移して、外国に高飛びするハズでした。

それなのに、誰かがお金を持ち逃げしてしまいますが、なぜ、それが可能になったのか?その細工まで丁寧に描かれていて、最後まで好感を持てる映画でしたね。