映画『ゴースト・ブライド』では、ナスチャがゴーストに体を乗っ取られた後に「この体は汚れている」と言われるので、その理由について紹介します。
映画『ゴースト・ブライド』のキャスト
ロシアのホラー映画『ゴースト・ブライド』は、2016年に制作されました。
監督&脚本
- 監督:スビヤトスラフ・ポドガイエフスキー
- 製作:ウラジスラフ・セベールツェフ&ドミトリー・リトビノフ&ザウル・ボロタエフ
登場人物&俳優
- ナスチャ:婚約者の家で、恐ろしい現象に悩まされる女性
- ヴァンヤ:ナスチャの恋人
- リザ:ヴァンヤの姉
- オルガ:蘇生の儀式を受けた事がある花嫁
映画『ゴースト・ブライド』のストーリー
昔、死者のまぶたに目を描いて儀式を行い、銀盤を使った写真で撮影したら、死から免れることが出来ると一部で信じられていました。
オルガの花婿は、愛する女性が亡くなった時に、この話を信じて、貧しい娘を儀式に使うために、生け贄(いけにえ)に捧げようとして「こんな事、神が許す訳ないわ!」と抵抗されてしまいます。
しかし、それでも、強引に生け贄として捧げてしまったのです。痛ましい事件から、長い歳月が経った頃、ナスチャは婚約者の家を訪れる事になります。
婚約者のヴァンヤは、家族に「明日には、もう、この家を出るよ」と言って、家族と距離を感じような雰囲気がありました。
ナスチャには、それがよく理解できないでいましたが、翌日になると、ヴァンヤの姿がなくて「彼はどこに行ったの?」と戸惑うばかりです。
しかし、家族は、ヴァンヤが何も言わず出かけた事について「あたなに、断る必要があって?」と意に介しませんでした。
家族は、亡くなった身内の女性が着ていたドレスを与えようとして、それを拒もうとすると「あなたも、この家で決められた事には、従ってもらうわ」と凄まれてしまいます。
やがて、家族がヴァンヤを拘束している事が分かり、助ける事も出来ないので、逃げようとすると、紐で縛られて、儀式に捧げられようとします。
しかし、寸前の所で、ナスチャによって救出されて「すまなかった。君はここに来るべきではなかった」と車で逃げようとするも、正面衝突事故を起こしてしまうのです。
再び、ナスチャは忌まわしい家族によって連れ戻されますが、どうなってしまうのでしょうか?
『ナスチャの体が汚れていると言われた訳』
儀式に使われる女性は、男性と体を交えていない事が条件とされていました。そのため、婚約者の家族たちは、ナスチャに「あなたは、男性との経験はあるの?」と聞いていたのです。
ナスチャは、経験がないと言った後に、儀式に使われてしまい、ゴーストから「この体は汚れている」と絶境されましたが、これはナスチャが本当は男と経験していたからではないでしょうか?
しかし、婚約者の家族に「経験している」とは言いづらかったので、嘘をついて「経験していない」と言ってしまい、それで儀式に使われてしまった訳ですね。
『ゴースト・ブライド』と他の映画を比較
ゴースト・ブライドでは、恐ろしい儀式によって、自分と全く同じ人間が現れて、それはまるでドッペルゲンガーかと思ってしまう映画でした。
このような映画は、他にもあって、それが『聖地X』です。
聖地Xでは、山田輝夫(演:岡田将生)たちが『特定の場所で、ある思いを抱いたら、もう一人の人間が生み出されるのではないか?』と推理します。
分離された人間が生きていくと、情報量が増えていくので、それを放置していれば生命に危機が訪れてしまいます。
それに比べて、今作のほうが、儀式について曖昧な所があるので、ストーリーの完成度で言えば、聖地Xのほうが納得して見られる感じはありますね。
映画『ゴースト・ブライド』のまとめ
ゴースト・ブライドを見た感想について、詳しく解説します。
映画『ゴースト・ブライド』のオススメ層
儀式が行われる映画なので、都市伝説が好きな方であれば、ある程度は満足できる映画と言えるでしょう。
ただし、婚約者のヴァンヤには、理解しがたいものがあるので、恋人同士で見る場合には、あまりオススメできない映画ですね。
- 都市伝説が好きな方:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
- 恋人同士:⭐️⭐️⭐️
- キッズ:⭐️⭐️
- 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
- 中年層:⭐️⭐️⭐️
- シニア層:⭐️⭐️⭐️
映画『ゴースト・ブライド』の残念な所
ヴァンヤが、恋人と一緒に家へ行った割には、すぐに帰ろうとするので『それだったら、最初から、こんな危ない家族がいる場所に、大事な恋人を連れて来なければいいのに』と思ってしまいましたね。
散々、危険な想いを味わせてしまってから「ここへ君を連れてくるべきではなかった」と言ってしまうので、全く理解不能な男であり、あまり納得できないストーリーでした。
映画『ゴースト・ブライド』の見所
リザは子供もいて、それなりに幸せな生活を送っているように見えましたが、なぜ生け贄が、ナスチャでなければいけなかったのだろうか?と少し謎が残る映画でした。
しかし、謎が残るから、興味が惹かれる所もあるので、儀式によって多くの者たちが翻弄されて、スリルがある所が今作の大きな見所と言えます。