柔然が北魏を圧倒できた要因について解説!映画『ムーラン -戦場の花-』

映画『ムーラン -戦場の花-』では、柔然軍が北魏を圧倒してしまうので、その要因について解説しましょう。

映画『ムーラン -戦場の花-』のキャスト

『ムーラン -戦場の花-』は、アメリカ合衆国で作られた作品ですが、中国の歴史映画で、日本では2020年9月4日に上映されました。

監督&脚本

  • 監督:ニキ・カーロ
  • 脚本:エリザベス・マーティン&ローレン・ハイネック&リック・ジャッファ&アマンダ・シルヴァー

登場人物

  • ムーラン:父親の代わりに出陣する女性
  • 賀将軍:王子の救出を命じる将軍
  • 王子:人質になっても魏の誇りを忘れない王子

映画『ムーラン -戦場の花-』のストーリー

中国は、三国時代三国志の時代)に晋が一応の統一を果たしますが、その後も国は乱れに乱れて、いくつもの王朝が代わり内戦が続いていき、鮮卑民族が漢民族の文化を受け入れて『北魏』を建国していました。

しかし、北魏遊牧民族の侵略を受けていて『このままでは国が持たない』と判断して、広く徴兵を命じますが、ムーランの父親は病弱であり、もう戦に出陣できる体ではありませんでした。

ムーランは女性でありながら、男装に扮して、父親の代わりに参陣しますが、同郷の仲間から「お前は何を考えているんだ?女だと分かったら、命はないんだぞ?」と心配されますが、それでも父親を見殺しにはできなかったのです。

ムーランたちは、戦場で活躍をして、遊牧民で人質に取られていた王子の奪還にも成功して、戦い続けていきます。

ムーランは功績を認めらて、左騎隊長に昇格をして、民から英雄として崇められるようになりました。

しかし、酒宴で、酔いすぎてしまって、ムーランは「私は元々、女よ」と口をすべらしてしまい、危うく処刑される所ですが、同郷の友が機転を利かして、なんとか危機を脱します。

敵は、魏が手強くなったと感じて、呪術を使い100万匹ものネズミを解き放ち、その大群は魏の陣営を容赦無く襲いかかっていきました。ムーランは、ようやく眠りから覚めてみたら、変わり果てた陣営を見て衝撃を受けてしまいます。

兵士や民は多くの被害を出して、兵糧は半分にまで減ってしまいますが、魏は守りきる事ができるのでしょうか?

柔然北魏を圧倒できた要因』

北魏華北(中国の北部であり、三国時代の魏の部分)を手中に収めていて、中国の北半分を支配していた王朝でした。

そのため、遊牧民に圧倒されるのは、理解できない方は多いかもしれませんが、柔然は中国の他の王朝と外交の取引をしながら、柔然を追い込んでいったのです。

しかも、柔然はモンゴルを占領しており、その領土は広大で侮れない遊牧民でした漢王朝と戦っていた遊牧民族の国家『匈奴』は、やがて分裂して、鮮卑柔然突厥に分裂しましたが、その間に柔然は何度も戦を経験したのも強くなった要因でしょう。

それでも、北魏は反撃に転じて、やがて柔然は弱体化していき、突厥に滅ぼされてしまいました。

『ムーラン』シリーズの豆知識

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『ムーラン -戦場の花-』と他の映画を比較

実は、ムーランはディズニー映画であり、中国の動乱の時代を脚色しながらも、見事に描き切りました。

ディズニー映画は、その他にも『美女と野獣』もあり、美しいベル(演:エマ・ワトソン)が、野獣と口論してしまう作品です。

しかし、当初は野獣の事を毛嫌いしていて、なかなか二人は通じ合わない仲でした。王子は、魔女に冷たくあしらってしまったので、野獣に変えられてしまったのです。

決められた時間内に、人間の女性と愛し合う事ができなければ、永遠に野獣となってしまいますが、ベルは野獣を好きにはなれず、残り時間がなくなりそうになってしまいますが、その二人のかけひきは、ハラハラとするものがあり、一見の価値があります。

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映画『ムーラン -戦場の花-』のまとめ

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引用:https://www.amazon.co.jp/

ムーラン -戦場の花-を見た感想について、詳しく解説します。

映画『ムーラン -戦場の花-』のオススメ層

一応は歴史映画なので、中国の歴史が好きな方にはオススメの作品ですし、男装したムーランが活躍もするので、男性だけではなく女性にもオススメの映画ですね。

少し脚色している所があるので、全てが史実という訳ではないので、本格的な歴史映画が好きな方は、その辺りを覚悟した上で見たほうが良いでしょう。

  • 男性:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 女性:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • キッズ:⭐️⭐️⭐️
  • 若年層:⭐️⭐️⭐️⭐️
  • 中年層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
  • シニア層:⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️

映画『ムーラン -戦場の花-』の残念な所

魏が遊牧民と必死に戦っているので、出来れば、魏の皇帝が多く登場して欲しかったなぁと思ってしまいました。

魏の朝廷が、どのように対策を取ろうとしていたのか?それが分かれば、時代背景も理解しやすかったので、その辺りは残念な所でした。

映画『ムーラン -戦場の花-』の見所

ムーランたちが、遊牧民と戦う合戦シーンは、迫力があり、なかなかリアルで良かったですね。

男装して戦う所ばかりにスポットライトを当てているのかと思いきや、魏の兵士が国家や民のために戦おうとするので、なかなか良かったです。

ラストシーンでは、遊牧民が、兵糧不足に苦しむ魏兵を挑発するシーンは『嫌らしい奴らだなぁ』とは思ってしまいましたが、古来より、こういった事が何回も起きていたんだろうなぁと考えさせられました。